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第二十七章 蓮と美希のすれ違う気持ち
①
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蓮は美希に促されて、部屋に向かった。
「蓮也は?」
「東條さんと出かけてます、今日は東條さんのマンションへ泊まりです」
「そうか、美蓮は?」
「寝てます」
蓮は項垂れていた。
「何があったんですか」
蓮は美希に対して頭を下げた。
「ごめん、真弓さんにどうしても確かめたいことがあって、キャバクラに行った」
「そうですか、解決しましたか」
「解決した」
「そうですか、よかったですね」
「良くない」
「えっ?」
美希は、蓮の尋常じゃない態度に大体の予測がついた。
「美希、俺はお前との約束を破った上に、裏切った」
美希は目をパチクリした。
「裏切ったってどう言う意味ですか」
「酒を一杯だけ飲んで、酔いが回って、それで……」
「それでどうしたんですか」
「真弓さんと身体を重ねてしまった」
「嘘!」
「嘘じゃない、酔いが回って、意識がなくなって、気がついたら、真弓さんが……」
「もう、やめて、聞きたくない」
美希は自分の耳を塞いでしゃがみ込んだ。
蓮は美希の肩を抱こうと美希に近づいた。
「いや、蓮さん、ひどい」
「ごめん」
美希は美蓮を抱き抱えて、部屋を出ようとした。
「美希、どこに行くんだ」
「蓮也は?」
「東條さんと出かけてます、今日は東條さんのマンションへ泊まりです」
「そうか、美蓮は?」
「寝てます」
蓮は項垂れていた。
「何があったんですか」
蓮は美希に対して頭を下げた。
「ごめん、真弓さんにどうしても確かめたいことがあって、キャバクラに行った」
「そうですか、解決しましたか」
「解決した」
「そうですか、よかったですね」
「良くない」
「えっ?」
美希は、蓮の尋常じゃない態度に大体の予測がついた。
「美希、俺はお前との約束を破った上に、裏切った」
美希は目をパチクリした。
「裏切ったってどう言う意味ですか」
「酒を一杯だけ飲んで、酔いが回って、それで……」
「それでどうしたんですか」
「真弓さんと身体を重ねてしまった」
「嘘!」
「嘘じゃない、酔いが回って、意識がなくなって、気がついたら、真弓さんが……」
「もう、やめて、聞きたくない」
美希は自分の耳を塞いでしゃがみ込んだ。
蓮は美希の肩を抱こうと美希に近づいた。
「いや、蓮さん、ひどい」
「ごめん」
美希は美蓮を抱き抱えて、部屋を出ようとした。
「美希、どこに行くんだ」
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