発情デバフをかけられた勇者が仲間と解呪にいそしむ話

ミツミチ

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魔導士ルート

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 くちりと音が鳴る。
「っ……」
 静まった部屋に響く唯一の水音。耳を塞いでしまいたくてもかなわない。ベッドヘッドに背をあずける勇者の左手はシーツに、そして右手は自らの下半身へと伸びていた。
「なー、足閉じてる」
 立てた膝の内側を突っつかれて、強ばった太ももを外へ倒す。
 晒される、剥きだしの性器。触れられもしないうちから勃起する陰茎。さらにその奥、自らの指を二本咥えこんだ窄まりが。
「はは。ずっぷりだ」
 今にも爆発しそうな羞恥に駆られながらも、ソノ気にさせる方法を知るよしもない勇者には、目の前の男に従う以外の選択肢はなかった。
「ふ、……っ」
「なにぼーっとしてんだよ。慣らさなきゃはいんねーんだから、さっさと指うごかせって」
「うぅ……」
 そろそろと腕をうごかす。潤滑油に濡れた指を引き抜くと、絡みつく内壁がずるりと擦りあげられた。
「っ、」
 引き抜いた指を戻す。また内壁がぬるりと刺激されて、立てた膝が過敏に跳ねた。
「っ、ふ……ッ……」
 くち、くち、と控えめな音を立てながら緩い抽挿を繰り返す。繰りかえすほどに、異物を飲みこんだ時点で腹の奥に感じていた曖昧な感覚が、言い逃れのできないような痺れへと育っていく。
「んっ、ぅ、う゛……っ」
 くしゃりと左手でシーツを握りしめる。指が擦れたところからぞくぞくと溢れだす甘い疼き。同じうごきを繰り返しているだけなのに、内側に走る刺激は右肩上がりに強くなっていく。はしたなく腰が揺れそうになるのを自覚して、ぐっと下半身に力をこめると肉壁が締まり、上擦った吐息が漏れた。
「ッ、ひ、……っは、は……」
「へー。きもちいいんだ」
「ちが、その……す、スライムのせいで」
「だからつまんねーこと言うなって。そういう時はそうです、おれは自分の尻穴ほじくって感じる変態なんですくらい言えよ」
「おっ……し、ッ……っ」
「わはは」
 雑に笑ってから、魔道士はすっと目を細めた。
「昔さ、すげー昔、あんたと出会う前。仲間内で遊んでるときに、一回だけ男とやったことあるんだけど。なあ知ってる? ケツのなかにもいいとこがあるんだって」
 聞いておいて「勇者が知るわけないよな」と自嘲に似た笑みをおとす。
「指、もっと上に持ちあげて」
「っ、……?」
「そう。そのまま腹側の方こすってみて」
「──ッ、ッ……!?」
 ビクンッと大きく足が跳ねる。衝撃に目を瞬かせる勇者に魔導士は口端をあげた。
「あは、わかりやす。そこもっと弄れよ」
「ま、待ってくれっ、ここ、なんか変だ……っ」
「なあ、おれのこと興奮させたいんだろ? それでちんこ突っ込んでほしいんだろ? 一生低ステ勇者はイヤなんだろ? ならやれよ。うだうだ言わずにやれ。おれの言うとおりに動け」
「っ……」
「ほら、はやく」
 そろりと、さきほどの敏感な場所に触れる。
「んんッ……!」
「もっと。関節曲げて、指先で思いきり押しあげろ」
「……ッぁ、ア゛……っ」
「そのままぐりぐり捏ねくりまわせ。指はなすなよ。見てたらわかるからな」
「ひぅ、っ、ッ、ッぅ゛~~……!」
「そうそう。そのまま、おれがいいって言うまで止めるなよ」
 無邪気な笑みで残酷なことを言い落とす。
 勇者は未知の快楽を受け止めきれないまま、懸命に自らの指を揺り動かした。尻の中の性感帯。今日まで存在すら知らなかったのに、一度知ってしまえば途端に火がついたように強く疼きだす。指先でぎゅうと押しこむと、足元が抜け落ちるような快感が走り抜けて、そのまま揺さぶればきついほどの刺激に襲われるのに、同時にこみあげる恍惚に熱が増していく。
「ふっ、っ、っ゛~~~……!」
 指を飲みこむ肉縁がひくつきはじめる。まるで絶頂前の性器みたく敏感さを増していく内側に、防衛本能が働いた。
「……く、ぅ゛……っ」
「おい。手ぇ緩めんな。見てたらわかるっつっただろ。はやく動かせ」
「っ……ぁ、あ、んんッ……!!」
「そう、そのまま。どんなにきつくても敏感なところ弄んの一瞬も止めんなよ」
「や゛っ……あっ、だ、だめだ、なにかくる、くるっ……ぁ、ア゛ッ、ッ、ッ────!!」
 ぬるりと滑った指がしこりを強く搔いた瞬間、腹に溜まった快感が弾けた。
「ッッ~~~~~♡♡♡」
 ペニスから精液が迸る。指を食い締める肉壁の収縮に合わせるように、びゅっびゅっと勢いよく溢れて、快感にひくつく腹を汚した。


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