ハチ切れ令嬢は、笑みを浮かべながら復讐する。

晴海りく

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やっぱりこの店②

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メイクルームへ行くアイナ。
前に来たメイクルームの壁の色が変わっている。
白からピンクの壁になっていて、椅子も茶色から紫色になっていた。

そして、大きな鏡と鏡に小さなライトが左右に何個もくっついている。
アイナはクスリと笑いながら
「相変わらず、この鏡は…大きくて…私を綺麗に見せてくれるわね♪」
サブリナは、アイナの言葉に納得いかなかったのか
「お嬢様は、いつでもお綺麗ですよ!!」
カタリナもサブリナに同意をして
「アイナ嬢!!オシャレは、女性の必須アイテム!そして、オシャレは、力にかえてくれます!!」


アイナは、驚く。


カタリナは、アイナの肩を両手でポンっと叩きながら
「…あなたは、このレモン色のワンピースを着て…どういう人に見られたいですか?」
悩みながら
「…レイモンドに…」
とアイナが答えようとするとカタリナは、左右に首を振りながら
「アイナ嬢、レイモンドのことは…いったん忘れましょう。
私は、あなたの…思っていることが聞きたいのです…」

アイナは、思った。

“このワンピースって、綺麗な色だから…”

「可愛くみられたい!
そうだ!?ネックレスやイヤリングは、シルバーでシンプルにしたいです。ヘアーアクセサリーは、カタリナがしている白レースリボンがいいと思うの!
あとは、お化粧品は…白ピンク色の口紅とチークも可愛いわね♪

ハッ!?とても話すぎたわね!」
と恥ずかしそうにしていると、カタリナは、頷きながら
「すばらしい!!
シンプルネックレスなのですが…ダイヤや丸・ハート・星・月などがありますが…」
アイナは、考えていた。
“シンプルに、丸の方がいいのよ…でも、私は…レイモンドに告白したあの夜空は…星がたくさん輝いていて綺麗だった…”
「カタリナ、星にするわ」
カタリナは、笑顔で
「では、そのように…」

アイナが、だんだん変わっていく様をずっとみていてニコニコの顔になっていくサブリナは、満足そうにしていた。

“レイモンド様!!
お嬢様が!!お嬢様が、大変お綺麗で…しかも可愛い!!
フフッ私が先に、お嬢様の可愛いをいただきましたよ~♪”

と思っていた。


アイナの髪にヘアーアクセサリーを着けたり、唇に白ピンク色の口紅を塗っていく。
薄く頬に白ピンク色のチークをつけた。
アイナは、鏡にうつる自分を見て笑顔になる。
「嬉しい♪こんなに、変わるなんて…」

カタリナも満足そうに手を叩く。
「う~~ん♪最高です~♪
ほらっアイナ嬢!笑顔も、お洋服も…すべてが素敵じゃないですか!自信を持って!!
あの、グレイ様に喧嘩を売ったあの時を思い出して!とても凛々しくかっこよかった!」
アイナは、恥ずかしそうに
「もう…忘れてもらって…いいのよ…」

会計をして店を出る時にカタリナが
「ありがとうございました。」
アイナは、元の服に着替え
「カタリナ?自信と共に、服や色んな物を選んでもらってありがとう!」
カタリナは、笑いながら
「アイナ嬢?あなたは、誰よりも素敵です!
またのお越しを…御待ちしております。」

外へ出て、アイナとサブリナは歩いて馬車の方へ行く。

歩いているとアイナは、ふと後ろを振り向く。
「ん?気のせい?」

“誰かの視線?”










ルメールの屋敷へ着いた。


アイナとサブリナは、荷物をアイナの部屋に置いて片付けをしてから台所へ行く。
食事をする部屋でレイモンドとバイロンは、仕事の話をしていたので声をかけず夕食の準備を始めた。
アイナは、サブリナに
「今日の料理は?何をする?」
と聞くと
「今日は、じゃがいもの存在も忘れないで!ビーフシチューと…う~ん?実はパンを作っていまして…だいぶ発酵はしているはずなのですが…塩パンにしましょう。あとは、ミカンとグレープフルーツのサラダとビターチョコのショートケーキにしましょう。
フフッ、お嬢様!ビターチョコは、生クリームも入っていないケーキなので…今回は苦味があるデザートです!」
「どんな味なのかしら~?痩せてから、味覚が少し変わったような気がするのよ!だから、楽しみだわ!」
そう二人で話していると、

「戻ったのなら、声をかけろ」

とひょっこりと顔を出したバイロンとレイモンド。
アイナは、笑いながら
「仕事の話をしていたみたいだから、邪魔したら悪いかなって!ただいま!」
サブリナは、礼をしながら
「ただいま、帰りました。
夕食は、もうすぐですよ?」

バイロンとレイモンドは、テーブルに料理を置いていく。
アイナは、バイロンに
「お兄様?ワインは…ビーフシチューに合う赤ワインがいいですかね?」
「そうしよう!」
レイモンドは、テーブルの料理を見ながら
「今日も美味しそうだな…」
アイナは、レイモンドに
「さぁ、座りましょう!」
そういって、夕食を堪能しているとアイナは、ふと疑問に思った。
塩パンをちぎりながら
「そういえば、お父様とお母様は、別邸で?」
バイロンは頷きながら
「あぁ、あっちの方が貴族達に会わなくてすむって!」


「「「「アハハハハ!!!!!」」」」


アイナは、笑いながら
「お母様は、相変わらず貴族達がお嫌いなのですね!」
サブリナは、頷きながら
「台詞まで出てきますね!」


食事を終えてから、それぞれの時間を過ごしていた。













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