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あいつが家にやって来た!
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翌朝、昼過ぎまで寝ていた俺は、チャイムの連打で起こされ、玄関を開けたら…
「なにっ?ふぁっ…」
「きたよー」
「…。」あいつが、いきなり俺の目の前に現れた。
「お邪魔するー」といきなり入ろうとする首根っこをつかんで、玄関に投げ…ることはしなかったが、
「だから、なに?眠いんだけど!」上から睨む。
(あと少しだったのに…あと少し…)
「病気?それ…」千里が、俺の下を指差す。
「ち、違うし…」どうやら、勃起していたらしくテントを張ってた。それを近くにあった電話帳で隠し、つかつかと入り込む千里の後について…
「まて、こら。お前その荷物なんだ?」千里が大きなリュックを持っていた。
「これー?お着替えとお菓子ー」
???
「どっか行くのか?」冷蔵庫からコーラを出して、飲みながら聞く。
「お泊まり…」
「ふーん。どこに?」
「…。」千里が不思議そうな顔をした。
「旅行か?」
「ううん。ここだよ」
ブホッ…ゲホッ…ゲッ…
(テレビがコーラまみれになるとこだった)
「はっ?なんも聞いてねーぞ」
「ママ言ってたよ。おばちゃん、お兄ちゃんに言っといたって。聞いてない?」
「…。」
(思い当たると言えば、あの時か?)
「だから、ママもおばちゃん達と行ったんだよ」
(そういや、なんか昔聞いたことが…)
「…。」
「よっちゃん?」
「…。」
「ねぇ、よっちゃん!」
「な、なに?」
(ぼーっとしてたわ)
「おせーて!宿題。せん、算数わかんない」
「は?なんで?」千里が、いそいそと『夏休みの友』を出して、俺に突き付けた。
「やだ。」
「おかしいなぁ。おばちゃん、よっちゃんに教えて貰ってねって…」
(なんとなく、話の筋がわかってきた。だから、サービスだったのか…。ってことは?)
「なぁ、千里。少し聞くが…」
「なぁに?」今度は、小さな鉛筆削りで鉛筆を削り始めた。
「うん、出来た!ほらー」先が尖った鉛筆を見せてくる。
「お前、親から…」
「ママー?あっ!!ある!」
っ?!
リュックをまたゴソゴソしだし…
「…。」全部出しやがった。
(千里ちゃーん。あなたのおパンツ…アニメ柄。こんなのな入るのか…)
「んと、お菓子とー、お金ー!」
「…。」
「ママが、これよっちゃんに渡してって」渡されたのが、一万。
(アレ買っても、お釣りがくる)
「よっちゃんの言う事、ちゃんと聞きなさいって」
(でもな、人の金だ…。バレたら半殺しかも?)
「ま、まぁ…それは、預かっておこう。あと、飯買いに行こうな。もう昼過ぎたし…」
で、俺はこいつを連れて、近くのスーパーまでいった。
「えーっ、だってコンビニ高いもん」と言われたからだ。近いのに…
「…でも、お前飯作れんのかよ?」
「うん!学校でやったよ!ご飯でね、おにぎり作った!」
(おにぎり、な。俺は、野菜炒めが出来る)と張り合ってもしょうがないが…
「ま、なんとかなるか!」冷蔵庫に母ちゃんが作って冷凍したのとかもあるし…
「えっと…ジャガイモどこ?」となにやら、千里がメモを見ながらキョロキョロしてる。
「ジャガイモなら、家にあるぞ。」
「じゃ、玉ねぎとニンジンと…」
買い物カートを押しながら、聞く…
「うん。よっちゃんと作りたい…」
(…のはいいが、なぜ真っ赤?わからん)
「まー、いいけど。わからんが」
「ママが帰ってくるまで、よっちゃんの言うこと聞いてないと…」
「…。」
「お土産買ってきてくれない!」
「…。」
(色気より食い気か。ま、小学生なら無理ねーか)
カレーの材料や飲み物を買って、ふたり並んで帰るが…
「…。」
(またかいっ!)と突っ込みたくなる位に、こいつは立ち止まっては虫やら花やらを見る。
「おーい、千里ー。行くぞ…」少し先に歩いていくと、後ろから「あー、ダメー」と駆け寄ってくる。
「お前がトロトロしてっからだ。ばーか」
「いいじゃん!せん、まだ子供だもん!」
「ほら、それも貸せ。って、また…」
結局、歩いて20分かかる道が、40分かかった!
家に帰ると俺の腹の虫が騒ぎだし、早速ふたりでなんとかカレーを作った。
「ま、なんとか、だな」多少野菜の固さはあるものの、食えなくもない。
「うん。おばちゃんのサラダも美味しい」
「まーな。」母ちゃん、料理もうまい!
カチャカチャと皿を鳴らしながら食うも、
「こうしてると、せんとよっちゃん、夫婦みたいだね!」
で、大いにムセた。
(こいつは…意味わかって…ん?そういや…)
「お前、俺の言う事聞くんだよな?」
「うん。ママそう言ってたよ。」
「よし…」
(これをうまく使おう!うまくいけば、童貞卒業出来るかも!?)
「よっちゃん?食べないの?」
「…いや、食べ…お前、口の周り汚れてるし」
スプーンで食べてるのに、口の周りベタベタざゃねーか!
「おっ!」じゃねーよ。
横に置いてあったティッシュで、口を拭きまくって、また食べ始めた…
汚れた食器を洗ってから、風呂に入るのだが…
「そうだ。千里、お前も入れ…」絶対、嫌がるだろうと思っていたが、意外にも…
「うん!せんね、今日新しいおパンツ持ってきたんだよ、見る?」
「…。」
(意味がわかってんのか?わかってねーだろーな)
「見る?」ニコニコ笑って、再度聞くも、
「いや、いい。」と断ると、
「見て、見てー!ほら!」
なんのアニメかは知らんが、ビローンと伸ばして見せつけてくる。
「わ、わかったから…」マジマジ見てたら、また勃起しそうだったから、慌ててバスルームに逃げ込んだ。
バンッバンッ…
「よっちゃーん?お風呂、まーだー?」
「まだだ…えっ?」お風呂の扉にうっすらと映る肌色な…をジーッと目を凝らすがハッキリとは見えず…
バタンッ…
「おまっ…」
「わぁーい!よっちゃん、怒ったーーっ」とプリップリなお尻を揺らして、リビングへと千里が戻る…
「何考えてんだ?」と呟くものの、俺のソコは勃起してた。
「でも……あったな…」
「なにっ?ふぁっ…」
「きたよー」
「…。」あいつが、いきなり俺の目の前に現れた。
「お邪魔するー」といきなり入ろうとする首根っこをつかんで、玄関に投げ…ることはしなかったが、
「だから、なに?眠いんだけど!」上から睨む。
(あと少しだったのに…あと少し…)
「病気?それ…」千里が、俺の下を指差す。
「ち、違うし…」どうやら、勃起していたらしくテントを張ってた。それを近くにあった電話帳で隠し、つかつかと入り込む千里の後について…
「まて、こら。お前その荷物なんだ?」千里が大きなリュックを持っていた。
「これー?お着替えとお菓子ー」
???
「どっか行くのか?」冷蔵庫からコーラを出して、飲みながら聞く。
「お泊まり…」
「ふーん。どこに?」
「…。」千里が不思議そうな顔をした。
「旅行か?」
「ううん。ここだよ」
ブホッ…ゲホッ…ゲッ…
(テレビがコーラまみれになるとこだった)
「はっ?なんも聞いてねーぞ」
「ママ言ってたよ。おばちゃん、お兄ちゃんに言っといたって。聞いてない?」
「…。」
(思い当たると言えば、あの時か?)
「だから、ママもおばちゃん達と行ったんだよ」
(そういや、なんか昔聞いたことが…)
「…。」
「よっちゃん?」
「…。」
「ねぇ、よっちゃん!」
「な、なに?」
(ぼーっとしてたわ)
「おせーて!宿題。せん、算数わかんない」
「は?なんで?」千里が、いそいそと『夏休みの友』を出して、俺に突き付けた。
「やだ。」
「おかしいなぁ。おばちゃん、よっちゃんに教えて貰ってねって…」
(なんとなく、話の筋がわかってきた。だから、サービスだったのか…。ってことは?)
「なぁ、千里。少し聞くが…」
「なぁに?」今度は、小さな鉛筆削りで鉛筆を削り始めた。
「うん、出来た!ほらー」先が尖った鉛筆を見せてくる。
「お前、親から…」
「ママー?あっ!!ある!」
っ?!
リュックをまたゴソゴソしだし…
「…。」全部出しやがった。
(千里ちゃーん。あなたのおパンツ…アニメ柄。こんなのな入るのか…)
「んと、お菓子とー、お金ー!」
「…。」
「ママが、これよっちゃんに渡してって」渡されたのが、一万。
(アレ買っても、お釣りがくる)
「よっちゃんの言う事、ちゃんと聞きなさいって」
(でもな、人の金だ…。バレたら半殺しかも?)
「ま、まぁ…それは、預かっておこう。あと、飯買いに行こうな。もう昼過ぎたし…」
で、俺はこいつを連れて、近くのスーパーまでいった。
「えーっ、だってコンビニ高いもん」と言われたからだ。近いのに…
「…でも、お前飯作れんのかよ?」
「うん!学校でやったよ!ご飯でね、おにぎり作った!」
(おにぎり、な。俺は、野菜炒めが出来る)と張り合ってもしょうがないが…
「ま、なんとかなるか!」冷蔵庫に母ちゃんが作って冷凍したのとかもあるし…
「えっと…ジャガイモどこ?」となにやら、千里がメモを見ながらキョロキョロしてる。
「ジャガイモなら、家にあるぞ。」
「じゃ、玉ねぎとニンジンと…」
買い物カートを押しながら、聞く…
「うん。よっちゃんと作りたい…」
(…のはいいが、なぜ真っ赤?わからん)
「まー、いいけど。わからんが」
「ママが帰ってくるまで、よっちゃんの言うこと聞いてないと…」
「…。」
「お土産買ってきてくれない!」
「…。」
(色気より食い気か。ま、小学生なら無理ねーか)
カレーの材料や飲み物を買って、ふたり並んで帰るが…
「…。」
(またかいっ!)と突っ込みたくなる位に、こいつは立ち止まっては虫やら花やらを見る。
「おーい、千里ー。行くぞ…」少し先に歩いていくと、後ろから「あー、ダメー」と駆け寄ってくる。
「お前がトロトロしてっからだ。ばーか」
「いいじゃん!せん、まだ子供だもん!」
「ほら、それも貸せ。って、また…」
結局、歩いて20分かかる道が、40分かかった!
家に帰ると俺の腹の虫が騒ぎだし、早速ふたりでなんとかカレーを作った。
「ま、なんとか、だな」多少野菜の固さはあるものの、食えなくもない。
「うん。おばちゃんのサラダも美味しい」
「まーな。」母ちゃん、料理もうまい!
カチャカチャと皿を鳴らしながら食うも、
「こうしてると、せんとよっちゃん、夫婦みたいだね!」
で、大いにムセた。
(こいつは…意味わかって…ん?そういや…)
「お前、俺の言う事聞くんだよな?」
「うん。ママそう言ってたよ。」
「よし…」
(これをうまく使おう!うまくいけば、童貞卒業出来るかも!?)
「よっちゃん?食べないの?」
「…いや、食べ…お前、口の周り汚れてるし」
スプーンで食べてるのに、口の周りベタベタざゃねーか!
「おっ!」じゃねーよ。
横に置いてあったティッシュで、口を拭きまくって、また食べ始めた…
汚れた食器を洗ってから、風呂に入るのだが…
「そうだ。千里、お前も入れ…」絶対、嫌がるだろうと思っていたが、意外にも…
「うん!せんね、今日新しいおパンツ持ってきたんだよ、見る?」
「…。」
(意味がわかってんのか?わかってねーだろーな)
「見る?」ニコニコ笑って、再度聞くも、
「いや、いい。」と断ると、
「見て、見てー!ほら!」
なんのアニメかは知らんが、ビローンと伸ばして見せつけてくる。
「わ、わかったから…」マジマジ見てたら、また勃起しそうだったから、慌ててバスルームに逃げ込んだ。
バンッバンッ…
「よっちゃーん?お風呂、まーだー?」
「まだだ…えっ?」お風呂の扉にうっすらと映る肌色な…をジーッと目を凝らすがハッキリとは見えず…
バタンッ…
「おまっ…」
「わぁーい!よっちゃん、怒ったーーっ」とプリップリなお尻を揺らして、リビングへと千里が戻る…
「何考えてんだ?」と呟くものの、俺のソコは勃起してた。
「でも……あったな…」
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