65 / 65
第三章
64
しおりを挟む
本来ならダンスパーティーのエスコート約はアレキサンドライト様なんだけれども、アレキサンドライト様とは約束をしていない。
だって、今、私とアレキサンドライト様は不仲のふりをしているから。
それに、アレキサンドライト様にはアンナ嬢のエスコートをお願いしてある。
だから、アレキサンドライト様はここにはこない。
でも、淑女として一人で参加することはできないから、凪にパートナーをお願いしている。
ダンスパーティーのために着飾った私の姿を見て、凪はなんていうだろうか。
アレキサンドライト様だったら綺麗だ美しいと賛辞しか言わないだろうけど。
今日は断罪される悪役令嬢っぽく真っ赤なドレスを来ている。
自分では上品に着こなせているとは思うんだけど・・・。
「お嬢様。ナギ様がいらっしゃいました。」
「ありがとう。お通してちょうだい。」
侍女が凪の来訪を告げる。予定どおり迎えに来てくれたらしい。
「華・・・とっても綺麗だね。」
「ありがとう。凪もとっても綺麗よ。」
「ありがとう。」
凪ってば何を着ても綺麗だから羨ましい。今日は真っ白いタキシードを着ているが上手に着こなしている。
真っ白なタキシードって結構人を選ぶんだけど、凪はなんでこんなにも似合うんだろうか。
「華、そろそろ行こうか。」
「ええ。エスコートよろしくね。凪。」
凪のエスコートでダンスパーティーの会場に向かう。
パーティーの会場には、もうすでに大勢の人が来ていた。
私が凪のエスコートで会場に着くと場が一瞬動揺で揺れた。
婚約者であるアレキサンドライト様と一緒に来なかったからだろう。
しかも隣にいるのは凪だし。
そのアレキサンドライト様とアンナ嬢はまだ着ていないようだ。
凪と会場中を見渡すけれども、アレキサンドライト様もアンナ嬢もいなかった。
しばらく壁際で凪と談笑していると、私が入場したときよりも更にざわめきが大きくなった。
何気なさを装って入り口を見ると、アレキサンドライト様にエスコートされたアンナ嬢がいた。
って、ドレス被ってる!!
色もだけど、デザインも丸かぶりだよ。
このドレス既製品ではなく仕立ててもらったんだけどな。
これは、まわりもざわつくわけだ。
いったい何を考えて同じドレスにしたのだろうか。
思わずじっと見つめてしまうとアレキサンドライト様と目が合った。
アレキサンドライト様は私と目が会うと意味ありげに微笑んだ。
黒いんだけど・・・その笑み。
怖いんだけど・・・。
だって、今、私とアレキサンドライト様は不仲のふりをしているから。
それに、アレキサンドライト様にはアンナ嬢のエスコートをお願いしてある。
だから、アレキサンドライト様はここにはこない。
でも、淑女として一人で参加することはできないから、凪にパートナーをお願いしている。
ダンスパーティーのために着飾った私の姿を見て、凪はなんていうだろうか。
アレキサンドライト様だったら綺麗だ美しいと賛辞しか言わないだろうけど。
今日は断罪される悪役令嬢っぽく真っ赤なドレスを来ている。
自分では上品に着こなせているとは思うんだけど・・・。
「お嬢様。ナギ様がいらっしゃいました。」
「ありがとう。お通してちょうだい。」
侍女が凪の来訪を告げる。予定どおり迎えに来てくれたらしい。
「華・・・とっても綺麗だね。」
「ありがとう。凪もとっても綺麗よ。」
「ありがとう。」
凪ってば何を着ても綺麗だから羨ましい。今日は真っ白いタキシードを着ているが上手に着こなしている。
真っ白なタキシードって結構人を選ぶんだけど、凪はなんでこんなにも似合うんだろうか。
「華、そろそろ行こうか。」
「ええ。エスコートよろしくね。凪。」
凪のエスコートでダンスパーティーの会場に向かう。
パーティーの会場には、もうすでに大勢の人が来ていた。
私が凪のエスコートで会場に着くと場が一瞬動揺で揺れた。
婚約者であるアレキサンドライト様と一緒に来なかったからだろう。
しかも隣にいるのは凪だし。
そのアレキサンドライト様とアンナ嬢はまだ着ていないようだ。
凪と会場中を見渡すけれども、アレキサンドライト様もアンナ嬢もいなかった。
しばらく壁際で凪と談笑していると、私が入場したときよりも更にざわめきが大きくなった。
何気なさを装って入り口を見ると、アレキサンドライト様にエスコートされたアンナ嬢がいた。
って、ドレス被ってる!!
色もだけど、デザインも丸かぶりだよ。
このドレス既製品ではなく仕立ててもらったんだけどな。
これは、まわりもざわつくわけだ。
いったい何を考えて同じドレスにしたのだろうか。
思わずじっと見つめてしまうとアレキサンドライト様と目が合った。
アレキサンドライト様は私と目が会うと意味ありげに微笑んだ。
黒いんだけど・・・その笑み。
怖いんだけど・・・。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(50件)
あなたにおすすめの小説
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。
悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
読みたいけど.......読みたいけど~.......
いきなり失礼します。私、動物系+異世界物の話が大好物の通りすがりの者ですが(笑)、こちらの作品は完結する予定はありますか?
「婚約破棄されて異世界トリップしたけど~」って作品もめっちゃ気になってるのですが、気になってる作品を読んでも、途中で作者様がエタったり断念されると、やはり読者としては、モヤモヤとした日々を過ごすわけで.......なので、失礼だとは思いますが、気になった作品で最新話の日付を見て、暫く更新をストップされている方には、こうやって予めお伺いを立ててる始末でして.......
はい!本当にすみません!ですが、本気で読みたいんですよ~(><)
なので、続きを書く予定はあるのか、それだけでも教えて頂きませんかね?(苦笑)
書き込みありがとうございますm(_ _)m
更新が滞ってしまってすみません。読みたいといってくださりありがとうございます。
こちらの作品ですが、完結させたいと思ってはおります。もう佳境なので。
ですが、最終話がしっくりこなくて止めてしまっております。
そのため近日中に完結するかと言われたら近日中には難しいです。ごめんなさい。
でも時間はかかりますが、完結は予定しております。
婚約破棄されて~の方は完結まではまだまだかかりそうです(^^;
現在やっと折り返し地点に来たところなので。ただ、婚約破棄されて~の方は完結まで毎日更新していく予定でおります。(日曜日はお休みするかもしれません)
きっと猫がお好きなんですよね~猫可愛いです。
猫が作る物語~続きも楽しみにお待ちしてます!
最近ランキングでお見かけして、気になって拝読させてもらっています。
7話で誤字を見つけたのでご報告を。
高感度ではなく、好感度だと思うのですが…
これからも楽しませていただきますね(^○^)
ありがとうございます!!修正いたしました(*´∇`*)
あと、もうちょっとで完結しますので、よろしくお願いいたします♪