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本編
69【完】
しおりを挟む「にゃあう。」
茶トラの猫はプーちゃんの手からピョンッと飛び降りると私の方にかけよってきた。
そうして、私の足に頭を摺り寄せる。
「えっと・・・。」
「名はテルナーグという。可愛がってやってくれ。」
プーちゃんはそれだけ言うと私の肩に乗った。
肩には始祖竜、足には茶トラの猫というなんとも摩訶不思議な状態になった私をアクアさんがそっと抱き寄せてきた。
「細かいことは気にしない方がいいんじゃない?だって、相手は始祖竜に精霊王よ?細かいことを気にしていたらやってらんないわよ。」
「あ、あはは・・・。」
「それに、まずは寮に猫を連れ込んでも問題ないか確認しないとね。」
確かにこの学院の寮に動物を持ち込んだ人は聞いたことがない。
それが動物を持ち込むような人がいなかっただけなのか、それとも寮で禁止されているのはかわからない。
「テルナーグ。私はエメロードっていうの。よろしくね。」
それでも、足にすり寄って甘えてくる猫を放り出すことなんてできなくて、私はテルナーグを抱き上げて顔を突き合わせて挨拶をした。
テルナーグは抱き上げた瞬間きょとんとした瞳をしたが次の瞬間には、目を細めて私の鼻をそのザラッとした舌で舐めてきた。
それはまるで、「よろしく。」と言っているように思えた。
そして次の瞬間、私の中から前世の私の記憶が薄れていくのを感じた。
End
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
きっとこの後、学院を卒業したら皆で各地を旅することになるでしょう。
なんたってトラブルメーカーのプーちゃんと精霊王がいるんだからね。
そのお話は機会があったら・・・。
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アクアちゃん♂説はないのかな…
感想ありがとうございます。
一旦完結させていただきましたm(_ _)m本当はこのあと、第二部としてプーちゃんたちと旅に出る予定だったのですが、第二部は「婚約破棄されて~」の方とだいぶ被ってしまうところが多くなってしまったのでここで完結とさせていただきました。