輝夜物語

輝夜

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音楽の力

ジャパニーズサムライ

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みーさんから連絡あり、いよいよ声診断創始者である、イタリアで活動している声楽家、相田さんのグループセッションの日がやってきた。

春さんは、個人レッスンの方を受けるということだった。

声は、その人の履歴書だという。

声に、その人の生き様が現れているのだ。

私は・・・私の声は、一体どうなんだろう・・・。

ドキドキしながら日本家屋のふすまを開けると、なんとそこには・・・

サムライ!!!

金髪?のイケメンサムライがいる!!!

部屋には、みーさんや、Facebookで繋がった人達がいた。

「やあ!では始めるとしようか!!」

相田氏曰く、日本でも有名な霊能者の方と日本全国をまわるうちに、見た相手の後ろに、過去、現在、未来、そして、目には見えないものが見えるようになったという。

すごい!!

きっと、この部屋にいるすべての人達がそう思っているのではないだろうか・・・!

そして、一人一人じっと見つめて、声が何ボイスなのか、後ろに見えるものは何があるかなどを伝えていくのだ。

「君は、こういうことをやると良いよ」

中には、勇気をもらい、涙する人もいる。

そして、いよいよ私の番だ。

「そうだね・・君は・・」

じっと私の後ろの辺りを見ている。

目線が合わない・・何が見えているんだろう・・・?

「君は、天性の芸人だな!!」

・・・へ?

芸人?

「はなし家とかどうだい?」

「は・・・はなし家と言いますと、あれですかいね?あの、こ◯平さんとかがやってる・・・」

そこからは、私の小芝居がはじまる。

「いや~おみっつぁん!今日はいい天気だねぇ!!」

「何言ってんの~あんた!よく見てごらんよ!雨が降っているだろう?」

「おっといけねぇ!おめぇのめんこい顔ばっかりみてたから、雨に気付かなんだ!」

「おいおい、小鉄!調子いいことばっかり言ってないで仕事せい!!」

「・・・・・な感じの?」

相田氏はプッと吹き出し、

「いや~!いいね、いいね!!やっぱ、上手いわ!!」

と笑った。

ほ・・・本気なのか、からかわれているのか、まるで分からない。

こちらは真剣だ。なんたって、自分のお役目が分かるというのだから・・・

「君は、女王様ボイスだね!」

みーさんからは、お姫様ボイスと聞いていたが、女王様!?

女王様ボイスというのは、女社長に多い声らしい。ようするに、『女王様とお呼び!!』
という、強い声の持ち主である。

みーさんの時は、お姫様ボイスだった。でも、声は、色んな経験を通して変わっていくらしい。

私も強くなったものだな・・・

グループセッションが終わり、みーさんが、

「春ちゃんはどうでした!?」

と、相田氏に聞いた。
相田氏は、

「いや~・・春は良いよ!!アイドルになれる可能性がある!!」

そう言って、ニヤリと笑った。
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