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1巻
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しおりを挟むはじまり
「ああ、もう十時すぎか……早いとここいつを片付けて帰らないと……」
そうつぶやいて、コーヒーを淹れ直すために椅子から立ち上がった。
俺はモチヅキコウキ、二十八歳。
今日も今日とて会社で居残り残業だ。
大学時代の友人に懇願されて、勤めていた会社を辞め、彼が立ち上げたベンチャー企業に再就職したのだが、この二年間は、ブラックすぎる日々だった。
俺の仕事は、コンピューターのシステムエンジニア。
とはいえ仕事は、その枠に収まらないほど多岐にわたる。入社して早々に会社立ち上げから、社内のシステム構築、セキュリティ対策、おまけに顧客からの苦情対応までやらされる羽目になった。
システムが完成しても、社内、社外でのガイダンス、説明会、日々のメンテナンス、セキュリティの緊急対応、そして苦情への対応……息つく暇もないほどだった。
おかげで俺の心と体は、知らぬ間に取り返しのつかない状態になり、気づけば死の沼へと歩を進めていたのである。
熱いコーヒーを一口すすり、さあ、もう一仕事、と椅子に座ったとたん、目の前のディスプレイがぼやけ、文字がゆがんだ。
あれっと思い、目をこすってもう一度画面を見ようとした途端、意識が遠のいていき、俺は椅子から床へ崩れ落ちた。
遠のく意識の中で、これまでの二十八年の人生が編集されたビデオのように、その時の感情と共によみがえって来た。
(俺、このまま死ぬのかな……ああ、父さん、母さん、それほど余裕のない生活の中で、大学まで出してくれて……恩返しもできないままで、ごめんな……妹のカズミ、小さい頃はよくなついてくれて……もっと遊んで、可愛がってやればよかったな……今では、うざったがられて、よそよそしくなったけど……)
感謝の気持ちの後に押し寄せる、後悔の思い。
思い出の再生はまだ続いた。
(ああ、幼なじみで親友だったNか……中学まではよく一緒に遊んだな……それから、小学校、中学校の思い出……と……えっ、もう高校? 早くね? あらら、大学はそんだけ? ……何か……俺の人生って、薄っ! ま、まあ、確かにさしたることもなかったし、とにかく早く一人前になって親を安心させたくて、必死に勉強する毎日だったからな……ところで、まだ天国に行かないのか? 俺、本当に死ぬのか?)
そんな疑念が浮かんだ直後、突然世界がフェードアウトする。
気がつくと、俺は真っ白な何もない空間にぽつんと座っていた。
(おお、やっと天国らしき場所に来たな……てか、何もないな……アニメやラノベでは、ここで神様が出てきて、何か、君はまだ死ぬはずじゃなかった、スマン、とか謝って、お詫びにすごい能力を授けて転生させてあげよう、とか言ってさ、魔法が使える世界に転生させてくれるんだよな……うん、俺もきっとそうなるはずだ、まだ二十八だったからな……もう、そろそろ出て来るはずだ……もう、そろそろ……だよな……)
………………………………………………
…………………………
…………
(……? おーい、まだか? ……神様? おーい……ん? うおっ、あああぁぁ……)
体感(体はなかったが)で三十分くらい経った時だったと思う。
何の変化もないことに急に不安を覚え始めた時、突然、俺は排水口へ流れる水のように、どこかへ一気に引っ張られていった。
そして、忘れもしない、衝撃的な瞬間を迎えたのだ。
『ご生誕、おめでとうございます、マイマスター』
誰かが俺に語りかける。
「ほぎゃっ! ほ、ほぎゃ~、ほぎゃ~~……(え? な、何だ? 何が起こった?)」
「おお、男の子だ。よく頑張ったな、マリア」
「はい、あなた……よしよし、さあおいで、愛しい坊や……」
マリアと呼ばれた女性は、俺に乳を飲ませてくれる。
「むぎゃ……んぐ……んぐ……うむぎゃふう……(何? ……んぐ……んぐ……そんなことが……まじか? 俺、転生したの?)」
『……はい。そういうわけです。これからマスターのために誠心誠意お仕えいたしますので、どうぞよろしくお願いします』
夫婦らしき二人とは、明らかに違う声だ。
(んぐ……んぐ……って、誰だよ、お前は?)
『私は《ナビゲーションシステム》、ナビとお呼びください。優秀で心強いマスターの相棒ですよ』
(自分で言うか? ……まあ、何か怒涛の展開でよく分からんが、よろしく頼む)
『はい、どうかこのナビにお任せください』
というわけで、俺のハチャメチャな転生人生が始まったのである。
♢ ♢ ♢
「フッ、フッ、ホッ、ホッ……」
静かな朝の清涼な空気の中に、俺の息遣いだけが響く。
他に聞こえるのは、小鳥のさえずりだけだ。
トーマ、それがこの世界に転生した俺の名前だ。例の衝撃的な転生の日から、ちょうど十年がすぎた。
俺の新しい故郷となったこの場所は、ラトス村という、周囲を山に囲まれた辺境の小さな村だ。
のどか、と言えば聞こえはいいが、つまり農業、牧畜、狩猟以外には何も産業がない、貧しい村である。
だが、この世界の村はどこも似たり寄ったりで、ラトス村はむしろ裕福な方らしい。つまりこの世界は、地球の歴史で言えば、古代から中世になったばかり、といったところなのだ。
今、俺は村の周囲を七周ほど走り終え、村の外れの空き地でストレッチを始めたところだ。
ストレッチを入念に約十五分ほどやると、今度は二メートルほどの木の棒をブン、ブンと音を立てて振り始める。
それを、約二十分続ける。
これが、俺の毎朝の日課である。暑い日も寒い日も、雨の日も風の日も、それを休むことなく淡々とやり続けている。
俺が朝の日課を終えて、共同井戸の側で顔を洗い、汗を拭き始める頃、ようやく村は目覚め始める。
俺の密かな鍛錬を知る者は、家族以外にはほとんどいない。
『ほとんど』というのは、例外として一人だけ、毎日のように俺の鍛錬を遠くから見つめているやつがいるからだ。
「あんた、また無駄なことやってんの?」
鍛錬を終えて家に帰ろうとしていると、飼い葉桶を抱えたまま、そいつが馬小屋の陰からつかつかと近づいて来て、いつもの言葉をぶつけて来た。
俺もいつものように無視して歩き出す。
「待ちなさいよ。何度言ったら分かるの? あんたは〝はずれギフト〟なのよ」
「知っている」
「どんなに頑張っても無駄なの!」
「……無駄かどうか、やってみないと分からない」
「無駄よっ! 無駄、無駄……あんたはこの村で畑を耕すか、家畜を飼って暮らすしかないのよ」
そいつ――この村の村長の孫娘で俺と同い年のライラは、そう言い捨てると肩を怒らせながら自分の家の方へと去って行った。
なぜ彼女が怒るのか、俺にはまったく理解できなかったが、馬鹿にされた不快感だけが残る。だが、いつものことなので、小さくため息を吐いただけで我が家への帰途に就いた。
「ギフトか……」
俺は小さくつぶやいて、もう一度ため息を吐いた。
そう、この世界の人間には生まれた時に『神』から『ギフト』なるものを与えられる。
どんなギフトが与えられたか判明するのは、五歳の誕生日に教会で行われる《ギフト降授の儀》の時だ。
ギフトには大雑把に分けて、武闘系、生産系、技術系、その他の四種類がある。
人は、その与えられたギフトに従って職業を決め、生きていく。それを疑問に思う人間はほとんどいない。
なぜなら、ギフトはだいたいその家の代々の職業を引き継ぐようなものが与えられるからだ。
たとえば、農民の子には生産系の《栽培》《牧畜》や開墾などにとても有益な《土魔法》などのギフトが与えられる。
ギフトに従って生きる。
それが当たり前で一番幸せなのだ、と誰も疑わない。
俺もそれには概ね同意だ。『神が考えた効率的な運用システム』なのだ……と捉えている。
しかし俺は、確信を持って他の人間たちより一歩踏み込んだ″真実″を理解している。
俺は前世で、とある会社のシステムエンジニアだった。
だからこそ、この世界を創った神の意図を読み取れた。
この世界では、時折よく分からないバグのようなギフトが発現する。
『はずれギフト』と呼ばれるそれを授かった子供は、不要な人間であるとの烙印を押され、一生その呪縛から逃れられない。
だが、はずれギフトは予想外のエラーなどでは決してない。
〝小さな事故〟を意図的に発生させ、世界を変化あるいは進化させるきっかけとしようという、神の意思が顕現したものなのだ。
本来、授かるギフトは家業に関わるものになることがほとんどだが、時折、全く別種のものになることがある。
当然、親は困惑する。しかし、神の意図を無視するわけにもいかない。
そこでなんとか子供を授かったギフトに見合うように育てようと頑張る。子供も神や両親の期待に応えようと努力するだろう。その結果、両親や子供の行動は、周囲に少なからず影響を与える。
いや、この場合、たいていは子供にギフト以上の大きな潜在能力が与えられているか、子供を成長させるイベントが用意されている。
はずれギフトは、その最たるもの。
神が世界に既定路線とは別の変化を起こすために授けた能力だ――と俺は解釈しているわけだ。
さて、そんなわけで、俺も五歳の時、自分に与えられたギフトを知った。
ところがそれは、両親をガッカリさせ、周囲の村人からは、それ以来さげすみの視線を浴びるきっかけとなるはずれギフト。
それ以来『できそこない』の『ごく潰し』人間――不要なゴミと見られるようになった。
ただ、はずれギフトを授かってもまだ裕福な商人や貴族の子供なら生きていくのにさほど困難はないだろう。しかし、村の貧しい農民の子はたいてい放り出されて野垂れ死ぬか、運がよくたって奴隷として売られるか、犯罪者や盗賊になって生き延びる程度の未来しか描けない。
ただ俺は、そんなギフトを授かったことで、強くなれた。
1 『はずれギフト』の正体
「『ナビ』? 司教様、それはいったいどんなギフトでしょうか?」
五歳のギフト降授の儀の日、父は司教に心配そうに尋ねた。
「ふうむ……正直言って分からぬ。この年まで長年降授の儀に立ち会って来たが、初めて見るギフトじゃ。いったい何じゃろうのう?」
年老いた司教はそう言うと、情けない顔の両親をよそに、ローブの内ポケットからメモ帳と炭筆(木炭と粘土を混ぜてスライムの液で固め、乾燥させた鉛筆のような筆記具)を取り出して、魔道具が映し出したギフト名をメモし始めた。
たぶん、珍しいギフトは、国に報告する義務があったのだろう。
何のギフトか分からない、ということは、つまりはずれギフトということである。両親は落胆し、村の連中から逃げるように俺を引っ張って家に帰った。
この日、俺の運命は決定した。
両親が何歳まで養ってくれるか分からないが、そう遠くない将来に、俺はこの家から出て行くことになるだろう。
なぜって?
それは、前にも述べたように、この世界が俺の記憶にある前世と比べて、遥かに厳しい世界だからだ。
前世の家もどちらかというと貧しかったが、今世の我が家の比ではない。
とにかく、家族が満足に食べていくことが、今の一家の至上命題なのだ。俺は前世で親孝行できなかった。
せめて、今回は自分にできることをしたい。
いや、それなら、この家に残り、森を切り開いて新しい農地を開墾するとか、作物の品種改良で生産性を上げるとか、他の方法で親孝行すべきだと言われるかもしれない。
確かに、それも考えた。しかし、森を切り開くためには、この村の領主であるレブロン辺境伯の許可と土地取得税という名の、我が家からして多額のお金が必要なのだ。
また、品種改良は、農業の経験がなく、植物学の知識もない俺には厳しい。
何年かかるか分からないし、成功する保証もない(ナビの知識を使えばいい、ということはずっと後になって気づいた)。
それに、実はもう一つ、家を、というよりこの村を出たい理由が、俺にはある。
それは、今回の人生では、前世でできなかった〝自分の力で、自由に、好きなように〟人生を生きてみたい、という思いだ。
両親や家族には申し訳ないが、この思いを抑えることができなかった。
というわけで、俺は五歳の《ギフト降授の日》に、十歳になったら家を、この村を出て行こうと決心したのである。
でも、その後も両親は辛抱強く俺を育ててくれた。もしかすると、俺のギフトが農家にとって有用なギフトかもしれない、という期待があったのだろう。三つ年上の兄と二つ年下の妹と何の差別もなく、愛情を注いでくれた。
俺は心の中で両親に深く感謝し、そして申し訳ない気持ちで日々暮らしていた。
なぜ、申し訳ない気持ちになったかって?
それは、俺はこの時点ですでに《ナビ》というギフトが農業には役に立たずとも有用だと、知っていたからね。
♢ ♢ ♢
『女心というものは、複雑ですね、マスター?』
(は? お前、突然何を言い出すんだ?)
家に帰る道すがら、俺は頭の中に聞こえて来る声に、頭の中で答えた。
ナビは俺専用のナビゲーションシステム。
こいつは俺が生まれてすぐに起動し、それから俺の話し相手になったりアドバイスをくれたりする。
(それで、女心って、誰の話だ?)
『それはもちろん、ライラさんのことですよ』
(はあ? ……あのくそガキの女心? そりゃ分からんわ。複雑? んなわけあるかっ! あいつは単純に俺を馬鹿にしているだけだ。それ以上でもそれ以下でもない。以上)
『……マスターの恋愛経験の少なさに、ものの哀れを感じます』
(うるせー、ほっとけ)
「おはよう、トーマ。今日も鍛錬かい?」
俺が家に帰り着いて、汗を拭くために裏庭の井戸へ向かうと、ちょうど顔を洗い終えた人物が、タオルで水気を拭きながらにこやかに声を掛けて来た。
このさわやかイケメンが、俺の三つ上の兄のリュートだ。
薄い色の金髪に碧眼、通った鼻筋……男の俺でも惚れ惚れするようないい男だ。
しかも、性格も優しく、真面目で、責任感が強い。
うん、主人公だね。物語なら完璧に王子様役だ。ただ、残念なことに、兄のギフトは『品種改良』、完全に農民仕様なのだ。
「ん? 僕の顔に何かついているのか? そんなまじまじと見つめて……」
「あ、ああ、いや。おはよう、兄さん。今日もいい男だね」
「な……お、男のお前に言われても、う、嬉しくなんかないぞ」
そう言いながらも、目を逸らして赤くなる兄さん。うん、チョロすぎて将来が少し心配だ。
家族そろっての朝食(いつもの如く、ライ麦パンに野菜スープ)が終わると、全員で今日の仕事に出かける。
両親と兄は野菜畑で収穫と除草作業をしている。
我が家では、二アールほどの畑で五種類ほどの野菜を作り、家で消費する以外の余剰分を三日に一度、村の共同市場に卸している。
三日以内に売り切れるくらいの量だ。
それ以外には、月に一度訪れる商人に必要とされる分だけ売っている。現金収入はその二つの分だけだ。まあ、それでも、一家五人が何とか食べていけるくらいにはある。
まだ八歳の妹は、畑の側で近所の同じ年頃の女の子たちとおしゃべりしたり、ままごと遊びをやったりしている。で、俺はというと、村の周囲を巡回しながら、畑に害を与える魔物や害虫の退治が日課だ。
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