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8 たぬき蕎麦 pm11:08
8 たぬき蕎麦 pm11:08(1)
一人きりの大晦日は初めてだ。
家の裏にゴミを捨てにいきながら、紅はふとそのことに気づいた。
森からは今年最後の梟たちの鳴き声が聞こえてくる。
「冷えるね、やけに」
頭からかぶった赤いチェック柄のストールを首の前できつくつかむと足早に家の中に戻った。
一階のお店の大掃除は完璧。二階の住居部分もまあ、合格点だよねと祭と言い合ったのが今朝のことだ。
二日前に無事に仕事納めをすませ、それからお正月の準備と掃除にとりかかった。
慌ただしい中、昨日思わぬ来客があった。
「憶えてますか?」
(closed)の札をものともせずに喫茶店のドアをノックしてきたのは、長い髪の美しい女性だった。
名前はブラウン・メイ。年は二十一歳。名古屋の大学に通う学生だ。
以前近くにあった工房で働いていた父親を持つ女の子で、幼いころに双子たちともよく遊んだという。
紅は彼女のことをぼんやりとしか憶えていなかったが、祭は違うようだった。
「憶えてるよ! よく森で遊んだよね」
森では近所の子供たちみんなでかくれんぼや鬼ごっこをして遊んだ。
でも工房の子供たちは学校に上がると森には来なくなった。そのせいで記憶にあまり残っていないのかもしれない。
「マイちゃんはリボンのカチューシャしてたよね」
メイね、と訂正しながらも彼女は「よく覚えてるね」と嬉しそうにしていた。
コーヒー好きという彼女のために、祭ははりきってハンドドリップでコーヒーを淹れてもてなした。はちみつとバターをたっぷりしみこませた分厚いトーストも添えて。
メイは冬休みを利用して東京に遊びに来たそうで、ふと思い出した子供時代を懐かしんで喫茶店を訪れたらしかった。
「二人がまさかこのお店をやってるとは思わなかった。おじいさんは元気?」
彼女は礼一が亡くなったことを知らなかった。そのことを伝えると言葉を失って涙ぐんだ。
「ソーリー……また会えると思ってたから」
礼一のことを憶えていて泣いてくれる人がいることに紅は感動した。それは祭も同じだっただろう。嬉しそうにじっとメイのことを見つめていた。
夕飯もぜひ食べて言って、と二人は彼女を住居部分の二階にあげて、すき焼きでもてなした。
祭がメイのことを気に入ったことに、すぐに紅は気づいた。やたら褒めるし、学生生活や興味のあることなどを熱心に訊ねる。どちらかというと女性にはさらっと接する彼がそんなふうにするのは珍しいことだった。
メイのほうも祭のお団子頭をつつくほどすっかり仲良くなって、「みんなで初詣行きませんか?」と言い出した。大晦日から遊んで元旦に初詣に行きましょうよ、と。
「二人で行ってきてよ。私はおせち料理の準備しないと」
双子は毎年、きちんとおせち料理を手作りして新年を迎える。
手の込んだ料理をきれいにお重に詰めてお正月の朝におじいちゃんと三人で食べる。それは双子にとってとても特別なことだった。
「じゃあ僕も残る。おせち作ってから行く」
祭がそう言い出すのはわかっていたので、紅は笑った。
「じゃあ、作ってから合流するよ。それまでデートしてて」
デートじゃないと否定しながらも、二人は結局、紅があとから合流することに同意した。
メイは水族館に行きたいらしく、まるで彼氏みたいに祭は慌ててスマホで調べはじめた。大晦日でもやっている水族館が運よく品川に見つかって、二人は楽しそうに待ち合わせの場所や時間を決めていた。
そして大晦日の今朝。
早い時間から双子は台所に立った。
祭としてはメイとの待ち合わせの時間までにおせち作りを終わらせて、紅も一緒に連れていこうと考えていた。やっぱり彼女ひとりに押し付けて、自分たちだけ水族館で遊ぶというのは気が引ける。
ところが大量の食材を前にして彼は唖然とした。
「あれ……こんなに作るんだっけ?」
「ごめん」と紅は謝った。「言い忘れてたけど、食材買い足しといたの。常連のお客さんにおすそわけしてあげようと思って」
離婚してシングルマザーとして頑張っている万喜、同棲を解消して一人暮らし奮闘中の拓、猫たちがいるので実家には挨拶程度しか帰らない予定の美早子。
この三人には簡単なおせち料理を届けることを、クリスマスが終わったあとに伝えておいた。
祭に相談しなかったのは当初、(ほんの気持ち程度)のつもりだったからだ。
でもおせちの中身をあれこれ考えているうちに、喜んでもらえるようなものを届けたい、という欲がむくむく膨らんでいった。それで材料を買い足しているうちに、いつの間にかとんでもない量になってしまったのだ。
「なんだよぉ。そのつもりならもっと早く言ってくれれば昨夜から準備したのに」
「ごめん、うっかりしてた」
メイとの大晦日デートが決まった昨日、常連さんにおせちを届ける計画は寸前まで黙っておこうと紅は心に決めた。でないと祭は絶対に残ると言い出すからだ。
またもや行くのを渋りはじめた祭に、紅はこう言って黙らせた。
「メイちゃんとの約束は破ったらだめだよ。新年を悲しい気持ちで迎えさせるつもり?」
「それはまずい」
とにかく作るしかない、と祭は真剣な表情でおせち作りにとりかかった。
まずは昨夜から水でもどしておいた黒豆を煮始める。三時間ぐらいはかかるので、一番最初にコンロにかける。
次は鍋一杯の大量のおにしめ。山のような野菜をむくのは大変だったが、驚きのハイスピードの皮むきを祭が披露した。特にむきにくい大きな八つ頭(やつがしら)を祭が全部引き受けてくれたのは紅も助かった。
紅白なますのニンジンは祭、紅は大根を千切りにした。栗きんとん用の茹でたさつまいもの裏ごしは紅が買って出た。つまみ食いが目当てで。祭はなますをかなり味見した。まだ野菜がしんなりせずしゃきしゃきしていたが、それもまたおいしい。
お鍋の湯気で台所の窓や食器棚の硝子は白くくもり、暖房をつけなくてもずっと暖かいままだった。
お昼になっても当然、すべてのおせちは完成していない。
それでも紅は祭を台所から追い出して、出かける準備をさせた。ごにゃごにゃ言いながらも彼はいつもよりおしゃれをして、お団子頭も時間をかけて整えた。
そして、「夜に合流ね」と紅に念を押して出かけていった。
もちろん紅には合流するつもりはない。適当に用事ができたと言って、二人きりにしてあげるつもりだ。
それに正直、大晦日はのんびり家で過ごしていたかった。新しい年も静かにここで迎えたい。
祭がいなくなると、伊達巻きにとりかかった。はんぺんと卵を使う子供にもおすすめの甘いおせち料理だ。そのあとは昆布巻き。干したニシンを昆布で巻く料理で、大人にぜひ食べて欲しい料理。
二品続けて作り終えると、さすがに疲れた。
椅子に座って一息いれることにする。
コーヒーを淹れて、昨日メイがお土産に持ってきてくれたクッキーを食べた。
いまごろ祭とメイはどこにいるんだろう、と紅は想像をめぐらせた。ランチはもうすませただろう。じゃあ水族館にいるのかな。水族館てお茶できるところあるのかな……。
甘いクッキーをたくさん食べたせいかちょっと眠くなってきて、彼女はおじいちゃんの部屋の炬燵に入りに行った。
少しだけ休憩。そう思いつつ横になってみる。そのままたた寝をしてしまった。
家の裏にゴミを捨てにいきながら、紅はふとそのことに気づいた。
森からは今年最後の梟たちの鳴き声が聞こえてくる。
「冷えるね、やけに」
頭からかぶった赤いチェック柄のストールを首の前できつくつかむと足早に家の中に戻った。
一階のお店の大掃除は完璧。二階の住居部分もまあ、合格点だよねと祭と言い合ったのが今朝のことだ。
二日前に無事に仕事納めをすませ、それからお正月の準備と掃除にとりかかった。
慌ただしい中、昨日思わぬ来客があった。
「憶えてますか?」
(closed)の札をものともせずに喫茶店のドアをノックしてきたのは、長い髪の美しい女性だった。
名前はブラウン・メイ。年は二十一歳。名古屋の大学に通う学生だ。
以前近くにあった工房で働いていた父親を持つ女の子で、幼いころに双子たちともよく遊んだという。
紅は彼女のことをぼんやりとしか憶えていなかったが、祭は違うようだった。
「憶えてるよ! よく森で遊んだよね」
森では近所の子供たちみんなでかくれんぼや鬼ごっこをして遊んだ。
でも工房の子供たちは学校に上がると森には来なくなった。そのせいで記憶にあまり残っていないのかもしれない。
「マイちゃんはリボンのカチューシャしてたよね」
メイね、と訂正しながらも彼女は「よく覚えてるね」と嬉しそうにしていた。
コーヒー好きという彼女のために、祭ははりきってハンドドリップでコーヒーを淹れてもてなした。はちみつとバターをたっぷりしみこませた分厚いトーストも添えて。
メイは冬休みを利用して東京に遊びに来たそうで、ふと思い出した子供時代を懐かしんで喫茶店を訪れたらしかった。
「二人がまさかこのお店をやってるとは思わなかった。おじいさんは元気?」
彼女は礼一が亡くなったことを知らなかった。そのことを伝えると言葉を失って涙ぐんだ。
「ソーリー……また会えると思ってたから」
礼一のことを憶えていて泣いてくれる人がいることに紅は感動した。それは祭も同じだっただろう。嬉しそうにじっとメイのことを見つめていた。
夕飯もぜひ食べて言って、と二人は彼女を住居部分の二階にあげて、すき焼きでもてなした。
祭がメイのことを気に入ったことに、すぐに紅は気づいた。やたら褒めるし、学生生活や興味のあることなどを熱心に訊ねる。どちらかというと女性にはさらっと接する彼がそんなふうにするのは珍しいことだった。
メイのほうも祭のお団子頭をつつくほどすっかり仲良くなって、「みんなで初詣行きませんか?」と言い出した。大晦日から遊んで元旦に初詣に行きましょうよ、と。
「二人で行ってきてよ。私はおせち料理の準備しないと」
双子は毎年、きちんとおせち料理を手作りして新年を迎える。
手の込んだ料理をきれいにお重に詰めてお正月の朝におじいちゃんと三人で食べる。それは双子にとってとても特別なことだった。
「じゃあ僕も残る。おせち作ってから行く」
祭がそう言い出すのはわかっていたので、紅は笑った。
「じゃあ、作ってから合流するよ。それまでデートしてて」
デートじゃないと否定しながらも、二人は結局、紅があとから合流することに同意した。
メイは水族館に行きたいらしく、まるで彼氏みたいに祭は慌ててスマホで調べはじめた。大晦日でもやっている水族館が運よく品川に見つかって、二人は楽しそうに待ち合わせの場所や時間を決めていた。
そして大晦日の今朝。
早い時間から双子は台所に立った。
祭としてはメイとの待ち合わせの時間までにおせち作りを終わらせて、紅も一緒に連れていこうと考えていた。やっぱり彼女ひとりに押し付けて、自分たちだけ水族館で遊ぶというのは気が引ける。
ところが大量の食材を前にして彼は唖然とした。
「あれ……こんなに作るんだっけ?」
「ごめん」と紅は謝った。「言い忘れてたけど、食材買い足しといたの。常連のお客さんにおすそわけしてあげようと思って」
離婚してシングルマザーとして頑張っている万喜、同棲を解消して一人暮らし奮闘中の拓、猫たちがいるので実家には挨拶程度しか帰らない予定の美早子。
この三人には簡単なおせち料理を届けることを、クリスマスが終わったあとに伝えておいた。
祭に相談しなかったのは当初、(ほんの気持ち程度)のつもりだったからだ。
でもおせちの中身をあれこれ考えているうちに、喜んでもらえるようなものを届けたい、という欲がむくむく膨らんでいった。それで材料を買い足しているうちに、いつの間にかとんでもない量になってしまったのだ。
「なんだよぉ。そのつもりならもっと早く言ってくれれば昨夜から準備したのに」
「ごめん、うっかりしてた」
メイとの大晦日デートが決まった昨日、常連さんにおせちを届ける計画は寸前まで黙っておこうと紅は心に決めた。でないと祭は絶対に残ると言い出すからだ。
またもや行くのを渋りはじめた祭に、紅はこう言って黙らせた。
「メイちゃんとの約束は破ったらだめだよ。新年を悲しい気持ちで迎えさせるつもり?」
「それはまずい」
とにかく作るしかない、と祭は真剣な表情でおせち作りにとりかかった。
まずは昨夜から水でもどしておいた黒豆を煮始める。三時間ぐらいはかかるので、一番最初にコンロにかける。
次は鍋一杯の大量のおにしめ。山のような野菜をむくのは大変だったが、驚きのハイスピードの皮むきを祭が披露した。特にむきにくい大きな八つ頭(やつがしら)を祭が全部引き受けてくれたのは紅も助かった。
紅白なますのニンジンは祭、紅は大根を千切りにした。栗きんとん用の茹でたさつまいもの裏ごしは紅が買って出た。つまみ食いが目当てで。祭はなますをかなり味見した。まだ野菜がしんなりせずしゃきしゃきしていたが、それもまたおいしい。
お鍋の湯気で台所の窓や食器棚の硝子は白くくもり、暖房をつけなくてもずっと暖かいままだった。
お昼になっても当然、すべてのおせちは完成していない。
それでも紅は祭を台所から追い出して、出かける準備をさせた。ごにゃごにゃ言いながらも彼はいつもよりおしゃれをして、お団子頭も時間をかけて整えた。
そして、「夜に合流ね」と紅に念を押して出かけていった。
もちろん紅には合流するつもりはない。適当に用事ができたと言って、二人きりにしてあげるつもりだ。
それに正直、大晦日はのんびり家で過ごしていたかった。新しい年も静かにここで迎えたい。
祭がいなくなると、伊達巻きにとりかかった。はんぺんと卵を使う子供にもおすすめの甘いおせち料理だ。そのあとは昆布巻き。干したニシンを昆布で巻く料理で、大人にぜひ食べて欲しい料理。
二品続けて作り終えると、さすがに疲れた。
椅子に座って一息いれることにする。
コーヒーを淹れて、昨日メイがお土産に持ってきてくれたクッキーを食べた。
いまごろ祭とメイはどこにいるんだろう、と紅は想像をめぐらせた。ランチはもうすませただろう。じゃあ水族館にいるのかな。水族館てお茶できるところあるのかな……。
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