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マリア編
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(亞希...目を覚まして...)
(亞希!!)
「んっ...ココ...ドコ?」
亞希が居たのは一砂小学校ではなかった。
何も無い真っ白な空間に亞希1人だった。
周りには鬼の七つ子もいなく
ただただ何も無い空間が広がっていた。
「どこ!?いったい…ココ…どこなの?」
(やっと目を覚ましたのね…)
「誰!!」
(よかった...元気ね…)
姿を現したのは、真っ白なワンピースを着た女の子だった。
「!?」
(ようやくアナタと話ができる...)
「あっ...あなたは...私...?」
(そう、私は…あなた、あなたは…私。)
「一体どういうこと!?
私が2人!?意味わからない!!」
(私は、あなたの中の心…優しさ。
あなたは今、ソルシエールとその使い魔、鬼の七つ子、それらの奴らにあなたは蝕まれている!!
あなただって人殺しはダメだってわかっているでしょう?
しちゃいけないことだって!!)
「はぁ?あなた、私だって言ってるくせに
わかってないのね、バカじゃん?
私はそんなこと思ったこと一度もないわ!
私って言ってる割には、私のこと全然わかってないじゃない!」
(違うのです!!
あなたがそう思うのは、蝕まれているからなんです!)
「うるさーい!
あなたに私の何がわかるのよ!
顔が似てるからってふざけたこと言わないで!」
(なっ!?)
「いい加減なことばっか言って
何もかも嘘なんでしょ?わかってるのよ!」
(...かわいそうです…
その目…憎しみしか生み出さないその目…
あなたはそんな人じゃなかった…
どうしてそうなったのか…私は…わかってますよ…
あなたの仕業ですね?)
白いワンピースの女の子、亞希の心がそう言うと
亞希の頭に薔薇のカチューシャがかかる。
「知ってたの?」
(当たり前でしょ?
人殺しをする時、いつもあなたが亞希の体を支配する。
亞希の体から出なさい!!
もぅ…亞希を苦しめないでー!!)
亞希はニヤリと笑うと
幽体離脱のように、亞希の体から女の子が出てきた。
黒いドレスを着た女の子が1歩前へ出ると
亞希は、バタッと崩れるように倒れ込む。
(亞希の親を奪い、友達まで奪った!
あなたはいったい何がしたいの?)
「親?そんなの…
魔法でいつでも出せるじゃない?
さぁー現れなさい、亞希の母親よ…
おいでなさい…」
黒いドレスの女の子がそう唱えると
地面に魔法陣が現れる。
そこから出てきたのは、黒い袖の長いワンピースを着た亞希の母親だった。
うつろな目をしていた。
(そんなの違う!!
心のない親なんて居ても嬉しくない!
心がないから愛してもくれない!!
そんな親の何がいいの?
亞希を不幸にするだけ!消え去りなさい!!)
亞希の心がそう言い放つと
亞希が頭をおさえて苦しみ始める。
「くっ…うっ…
あっ…
かはっ…
うっ…ぐっ……っ……」
(あっ…亞希っ…)
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
亞希の叫びと共に黒いドレスの女の子が呼び出した亞希の母親は消えていった。
そして再び亞希は気を失う。
「酷いのね…あなたって…
亞希じゃないんじゃない?」
(...あんなの...亞希の親なんかじゃない!)
「それで満たされるなら、それでいいんじゃない?」
(よくないのです!!
あなたも心がないからそう言えるのです!)
「くっ…違う!!心はある!!
あなたこそ心がないじゃない!!
亞希の心の中の奴!心がない奴に言われたくない!!」
(っっっっっっっっ!!)
「だってそうでしょ?
心の中にいる奴が心を持つわけがない!!」
(......)
「じゃぁあんたも消えればいいのよ!!」
(だっダメー!
亞希の心の1部が消えたら
亞希のその心は消えてしまう!
私は消えられない!!)
「消えちゃいなよ~大丈夫だって!
人殺しに優しい心なんて必要ない!
そうでしょう??」
(もともと亞希は、人殺しなんかじゃないのです!
あなたのせいで...!!)
亞希の心は泣き始めた。
それに黒いドレスの女の子は驚いた。
「あっあんた…泣けるの…?
心のない物が…泣く…なんて…ありえない…」
(ほぇ?...おかしいのですか??)
「当たり前!!おかしいよ!!
心がない物は泣くことなんてできない!
それは心がない=感情がないから!
なのに…どうして…。」
(私には、心はありません…
でも、感情を捨てたわけではありません!
捨てなければ…あなただって泣くことができます)
「黙れ黙れ!!
人殺しに涙も優しさも不要だ!!
強さ、怒り、負の感情だけが存在する!!」
(そんなっ...)
「さぁそろそろ目覚めなさい亞希!」
黒いドレスの女の子が亞希に言うと
ぱっと目が開く。
「さぁ~亞希っ!
また暴れるわよ!」
(私も!!外に出ます!!
これ以上好き勝手はさせません!!)
黒いドレスの女の子が亞希の体にスゥっと入っていく。
「ソ…エ……様!」
「(誰かが呼んでる…)」
「さまぁー!」
「んっ...」
「ソルシエール様ぁ~!!」
「愛蘭...」
「ソルシエールさまぁ~」
「愛蘭!!」
(いつもその笑顔のままで…いてほしいです…)
「来たわね...」
亞希の心が特殊な目で亞希を見る。
(...壊れ...かけてる...)
「きゃあっ!!」
「愛!!」
「ソルシエール様、ご無事でしたか…」
「当たり前じゃん!
愛蘭がシールドで守っていたんだから!!」
「そうだな、でも、ソルシエール様…
早くっ攻撃体制に!!」
「OK!いくよ!みんな!!」
『ハイ!!』
(やめてぇー!!
それ以上やったらっ...)
そんな叫びも亞希には聞こえなかった。
亞希の心の足元に魔法陣が浮かび上がる
そこから現れたのは...。
「止めたいのなら、主も戦えばよいのでわないかぁ~??」
(お前っっっ!!
アリア・ソルシエールーーーーー!!)
「今の私はもぅソルシエールでわない。」
「うるさいっ!
あなたがっ…あなたがいけないんです!!
あなたのせいでっっ
あなたなんかっ…あなたなんかっ!!!!」
「な…何を言うかっ!!」
アリアは恐ろしい顔をして亞希の心を怒鳴った。
「主はあヤツの心の中の一番の輝き…
主の力が底を尽きたからこのような事になったのであろうが!!
それを…自分の事を棚に上げ人にゴチャゴチャ言うでない!!」
(んっ...)
「だいたい、主の心の輝きが薄れたのも
主自身もマリアに頼ったからであろう?
そうでなければ、今こうしてマリアが出ているわけがなかろうが!!」
(でもっ私はっっ…できるだけの事は…)
「言い訳か?いいか!主!!
よぉーく聞け!どうしてこのようになったのか
説明してくれようぞ!!」
(くっ...)
「ふっ...愛蘭。」
「鬼の七つ子、末っ子の愛蘭、ココに。」
「亞希を呼んでこい。」
「わかりました。失礼します。」
...
「失礼します、ソルシエール様ぁ!
アリア様がお呼びですよ!」
「え?わかった!すぐいく!
愛蘭ココお願いね!!」
「ハイ!いってらっしゃいませー!」
...
.
亞希がアリアと合流すると、アリアは魔法陣を出した。
「さぁー閉ざされた空間よここに開かれよ!!」
アリアがそう言うと亞希とアリア、亞希の心を闇が包む。
辺りが闇でおおわれると、暗闇にも関わらず
それぞれの姿がはっきりと見えだした。
アリアや自分と同じ顔の女の子
そして、黒いドレスをきた頭に薔薇のカチューシャをかけた女の子が立っていた。
「さぁ、教えてあげよう。」
(...)
「ちょっ…ちょっと待ってアリア様!!」
「何だ亞希?」
「そこの女の子は誰?」
「マリアの事か?」
「マリア…ちゃん…?」
「マリア、自己紹介をしなさい。」
「ぅん!私はマリア。
亞希がお腹の中に居る時からずっと一緒にいたんだよ!
会えて嬉しいよ!これからもヨロシクね!」
そう言ってにこりと笑うマリア。
「さて、よいかな?
いいか、主、お前のために言う、よぉーく聞けよ?」
(わかってる!)
「いいか?責めるのならば、自分を責めよ。
お前は亞希の心の中の喜怒哀楽を整理し、使い分けるのがお前の役目。
そして、母親とのトラブルでお前は自分の感情、優しさという心を制御できなくなり
普段…いや、絶対に開けてはならぬ扉を解除させてしまい
マリアを外に出した。
お前は、自分の力よりマリアの力の方が大きいと知っていながらもこの扉を開け、マリアを頼った。
それを棚に上げ何をぬかした!!
いいか?自分の感情の操作もできぬお前が何をふざけたことを...」
(あの時はっ!!!あの時は...
そうね…私がクサリの扉を開けた…
少しは…楽になれるかと思ったのよ!
でも…ここまでになるなんて…思ってなかった…)
「嘘をつくでない!!
お前は知っていた!!
先代様の忠告をしっかり聞いていたであろう!」
(でもっ!!くっ...)
亞希の心がマリアを睨む。
「う?
なにぃ?マリアは悪くない!お前が悪い!!」
「喜び…怒り…哀しみ…楽しむ…そして…
マリア…閉ざされた感情…
それが私の感情の全て…??」
(お願い!!亞希!!
私のところへ戻ってきて!!)
「むー!今更マリア亞希を手放さない!!
やっと自分の体ができた!!」
(そんなの違う!!あなたの体じゃない!
亞希の体よ!!)
「お前が優しさの心を制御できなくなって
亞希の母親に対して「どうしてこんな奴に優しさを振りまかないといけないの?」そう言ってマリアのところに来たんじゃん!忘れたの?
マリアに助けて!っていってマリアの扉を開けたんじゃん!」
(あっ...うっ...)
亞希の心が言葉を詰まらせていると
暗闇に魔法陣が浮かび上がる。
そこから飛び出てきたのは────
「ソルシエール様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「愛蘭!何しに来たのだ!!」
「すっすみませんっ…アリア様…
でもっ違うんですっ!!皆がっ…皆が…!!」
「!?愛蘭!どういう事!?」
「亞希・ソルシエール様…外が…皆が…」
亞希に泣きつく愛蘭。
亞希は魔法陣を出すと、そこに外の状況を写した。
映し出されたのは倒れている鬼の姉妹。
「ぜっ…全滅!?」
「...なんじゃ?私の元使い魔が不甲斐ない。
愛蘭、貴様は逃げてきたということか?」
「そっそんなっ!!アリア様!!」
「私は愛蘭だけでも無事で良かったょ
教えてくれてありがとう。」
「亞希・ソルシエール様ぁ...」
「はっ…みゆきは!?
魔法陣!みゆきは!?」
魔法陣に映し出された映像が切り替わる。
魔法陣の中にみゆきが映る。
ショックを受けた顔をするみゆき。
皆っ!っと駆け寄って行く姿が映し出された。
「今来たのね...
アリア様、私戻ります!」
「良いぞ。」
「ありがとうございます。
行くよ!愛蘭!!」
「はい!!」
亞希は魔法陣を出すと愛蘭とその上に立ち空間を後にした。
(仲間思いの優しい子なのに...)
「キハハハハハハハ
マリアもそろそろ戻ろぉかなぁー」
「そうだな、お前はココに残って指でもくわえてみておれ。
閉ざされた空間よココに閉じよ!!」
(......私ゎ…無力だ…)
(亞希!!)
「んっ...ココ...ドコ?」
亞希が居たのは一砂小学校ではなかった。
何も無い真っ白な空間に亞希1人だった。
周りには鬼の七つ子もいなく
ただただ何も無い空間が広がっていた。
「どこ!?いったい…ココ…どこなの?」
(やっと目を覚ましたのね…)
「誰!!」
(よかった...元気ね…)
姿を現したのは、真っ白なワンピースを着た女の子だった。
「!?」
(ようやくアナタと話ができる...)
「あっ...あなたは...私...?」
(そう、私は…あなた、あなたは…私。)
「一体どういうこと!?
私が2人!?意味わからない!!」
(私は、あなたの中の心…優しさ。
あなたは今、ソルシエールとその使い魔、鬼の七つ子、それらの奴らにあなたは蝕まれている!!
あなただって人殺しはダメだってわかっているでしょう?
しちゃいけないことだって!!)
「はぁ?あなた、私だって言ってるくせに
わかってないのね、バカじゃん?
私はそんなこと思ったこと一度もないわ!
私って言ってる割には、私のこと全然わかってないじゃない!」
(違うのです!!
あなたがそう思うのは、蝕まれているからなんです!)
「うるさーい!
あなたに私の何がわかるのよ!
顔が似てるからってふざけたこと言わないで!」
(なっ!?)
「いい加減なことばっか言って
何もかも嘘なんでしょ?わかってるのよ!」
(...かわいそうです…
その目…憎しみしか生み出さないその目…
あなたはそんな人じゃなかった…
どうしてそうなったのか…私は…わかってますよ…
あなたの仕業ですね?)
白いワンピースの女の子、亞希の心がそう言うと
亞希の頭に薔薇のカチューシャがかかる。
「知ってたの?」
(当たり前でしょ?
人殺しをする時、いつもあなたが亞希の体を支配する。
亞希の体から出なさい!!
もぅ…亞希を苦しめないでー!!)
亞希はニヤリと笑うと
幽体離脱のように、亞希の体から女の子が出てきた。
黒いドレスを着た女の子が1歩前へ出ると
亞希は、バタッと崩れるように倒れ込む。
(亞希の親を奪い、友達まで奪った!
あなたはいったい何がしたいの?)
「親?そんなの…
魔法でいつでも出せるじゃない?
さぁー現れなさい、亞希の母親よ…
おいでなさい…」
黒いドレスの女の子がそう唱えると
地面に魔法陣が現れる。
そこから出てきたのは、黒い袖の長いワンピースを着た亞希の母親だった。
うつろな目をしていた。
(そんなの違う!!
心のない親なんて居ても嬉しくない!
心がないから愛してもくれない!!
そんな親の何がいいの?
亞希を不幸にするだけ!消え去りなさい!!)
亞希の心がそう言い放つと
亞希が頭をおさえて苦しみ始める。
「くっ…うっ…
あっ…
かはっ…
うっ…ぐっ……っ……」
(あっ…亞希っ…)
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
亞希の叫びと共に黒いドレスの女の子が呼び出した亞希の母親は消えていった。
そして再び亞希は気を失う。
「酷いのね…あなたって…
亞希じゃないんじゃない?」
(...あんなの...亞希の親なんかじゃない!)
「それで満たされるなら、それでいいんじゃない?」
(よくないのです!!
あなたも心がないからそう言えるのです!)
「くっ…違う!!心はある!!
あなたこそ心がないじゃない!!
亞希の心の中の奴!心がない奴に言われたくない!!」
(っっっっっっっっ!!)
「だってそうでしょ?
心の中にいる奴が心を持つわけがない!!」
(......)
「じゃぁあんたも消えればいいのよ!!」
(だっダメー!
亞希の心の1部が消えたら
亞希のその心は消えてしまう!
私は消えられない!!)
「消えちゃいなよ~大丈夫だって!
人殺しに優しい心なんて必要ない!
そうでしょう??」
(もともと亞希は、人殺しなんかじゃないのです!
あなたのせいで...!!)
亞希の心は泣き始めた。
それに黒いドレスの女の子は驚いた。
「あっあんた…泣けるの…?
心のない物が…泣く…なんて…ありえない…」
(ほぇ?...おかしいのですか??)
「当たり前!!おかしいよ!!
心がない物は泣くことなんてできない!
それは心がない=感情がないから!
なのに…どうして…。」
(私には、心はありません…
でも、感情を捨てたわけではありません!
捨てなければ…あなただって泣くことができます)
「黙れ黙れ!!
人殺しに涙も優しさも不要だ!!
強さ、怒り、負の感情だけが存在する!!」
(そんなっ...)
「さぁそろそろ目覚めなさい亞希!」
黒いドレスの女の子が亞希に言うと
ぱっと目が開く。
「さぁ~亞希っ!
また暴れるわよ!」
(私も!!外に出ます!!
これ以上好き勝手はさせません!!)
黒いドレスの女の子が亞希の体にスゥっと入っていく。
「ソ…エ……様!」
「(誰かが呼んでる…)」
「さまぁー!」
「んっ...」
「ソルシエール様ぁ~!!」
「愛蘭...」
「ソルシエールさまぁ~」
「愛蘭!!」
(いつもその笑顔のままで…いてほしいです…)
「来たわね...」
亞希の心が特殊な目で亞希を見る。
(...壊れ...かけてる...)
「きゃあっ!!」
「愛!!」
「ソルシエール様、ご無事でしたか…」
「当たり前じゃん!
愛蘭がシールドで守っていたんだから!!」
「そうだな、でも、ソルシエール様…
早くっ攻撃体制に!!」
「OK!いくよ!みんな!!」
『ハイ!!』
(やめてぇー!!
それ以上やったらっ...)
そんな叫びも亞希には聞こえなかった。
亞希の心の足元に魔法陣が浮かび上がる
そこから現れたのは...。
「止めたいのなら、主も戦えばよいのでわないかぁ~??」
(お前っっっ!!
アリア・ソルシエールーーーーー!!)
「今の私はもぅソルシエールでわない。」
「うるさいっ!
あなたがっ…あなたがいけないんです!!
あなたのせいでっっ
あなたなんかっ…あなたなんかっ!!!!」
「な…何を言うかっ!!」
アリアは恐ろしい顔をして亞希の心を怒鳴った。
「主はあヤツの心の中の一番の輝き…
主の力が底を尽きたからこのような事になったのであろうが!!
それを…自分の事を棚に上げ人にゴチャゴチャ言うでない!!」
(んっ...)
「だいたい、主の心の輝きが薄れたのも
主自身もマリアに頼ったからであろう?
そうでなければ、今こうしてマリアが出ているわけがなかろうが!!」
(でもっ私はっっ…できるだけの事は…)
「言い訳か?いいか!主!!
よぉーく聞け!どうしてこのようになったのか
説明してくれようぞ!!」
(くっ...)
「ふっ...愛蘭。」
「鬼の七つ子、末っ子の愛蘭、ココに。」
「亞希を呼んでこい。」
「わかりました。失礼します。」
...
「失礼します、ソルシエール様ぁ!
アリア様がお呼びですよ!」
「え?わかった!すぐいく!
愛蘭ココお願いね!!」
「ハイ!いってらっしゃいませー!」
...
.
亞希がアリアと合流すると、アリアは魔法陣を出した。
「さぁー閉ざされた空間よここに開かれよ!!」
アリアがそう言うと亞希とアリア、亞希の心を闇が包む。
辺りが闇でおおわれると、暗闇にも関わらず
それぞれの姿がはっきりと見えだした。
アリアや自分と同じ顔の女の子
そして、黒いドレスをきた頭に薔薇のカチューシャをかけた女の子が立っていた。
「さぁ、教えてあげよう。」
(...)
「ちょっ…ちょっと待ってアリア様!!」
「何だ亞希?」
「そこの女の子は誰?」
「マリアの事か?」
「マリア…ちゃん…?」
「マリア、自己紹介をしなさい。」
「ぅん!私はマリア。
亞希がお腹の中に居る時からずっと一緒にいたんだよ!
会えて嬉しいよ!これからもヨロシクね!」
そう言ってにこりと笑うマリア。
「さて、よいかな?
いいか、主、お前のために言う、よぉーく聞けよ?」
(わかってる!)
「いいか?責めるのならば、自分を責めよ。
お前は亞希の心の中の喜怒哀楽を整理し、使い分けるのがお前の役目。
そして、母親とのトラブルでお前は自分の感情、優しさという心を制御できなくなり
普段…いや、絶対に開けてはならぬ扉を解除させてしまい
マリアを外に出した。
お前は、自分の力よりマリアの力の方が大きいと知っていながらもこの扉を開け、マリアを頼った。
それを棚に上げ何をぬかした!!
いいか?自分の感情の操作もできぬお前が何をふざけたことを...」
(あの時はっ!!!あの時は...
そうね…私がクサリの扉を開けた…
少しは…楽になれるかと思ったのよ!
でも…ここまでになるなんて…思ってなかった…)
「嘘をつくでない!!
お前は知っていた!!
先代様の忠告をしっかり聞いていたであろう!」
(でもっ!!くっ...)
亞希の心がマリアを睨む。
「う?
なにぃ?マリアは悪くない!お前が悪い!!」
「喜び…怒り…哀しみ…楽しむ…そして…
マリア…閉ざされた感情…
それが私の感情の全て…??」
(お願い!!亞希!!
私のところへ戻ってきて!!)
「むー!今更マリア亞希を手放さない!!
やっと自分の体ができた!!」
(そんなの違う!!あなたの体じゃない!
亞希の体よ!!)
「お前が優しさの心を制御できなくなって
亞希の母親に対して「どうしてこんな奴に優しさを振りまかないといけないの?」そう言ってマリアのところに来たんじゃん!忘れたの?
マリアに助けて!っていってマリアの扉を開けたんじゃん!」
(あっ...うっ...)
亞希の心が言葉を詰まらせていると
暗闇に魔法陣が浮かび上がる。
そこから飛び出てきたのは────
「ソルシエール様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「愛蘭!何しに来たのだ!!」
「すっすみませんっ…アリア様…
でもっ違うんですっ!!皆がっ…皆が…!!」
「!?愛蘭!どういう事!?」
「亞希・ソルシエール様…外が…皆が…」
亞希に泣きつく愛蘭。
亞希は魔法陣を出すと、そこに外の状況を写した。
映し出されたのは倒れている鬼の姉妹。
「ぜっ…全滅!?」
「...なんじゃ?私の元使い魔が不甲斐ない。
愛蘭、貴様は逃げてきたということか?」
「そっそんなっ!!アリア様!!」
「私は愛蘭だけでも無事で良かったょ
教えてくれてありがとう。」
「亞希・ソルシエール様ぁ...」
「はっ…みゆきは!?
魔法陣!みゆきは!?」
魔法陣に映し出された映像が切り替わる。
魔法陣の中にみゆきが映る。
ショックを受けた顔をするみゆき。
皆っ!っと駆け寄って行く姿が映し出された。
「今来たのね...
アリア様、私戻ります!」
「良いぞ。」
「ありがとうございます。
行くよ!愛蘭!!」
「はい!!」
亞希は魔法陣を出すと愛蘭とその上に立ち空間を後にした。
(仲間思いの優しい子なのに...)
「キハハハハハハハ
マリアもそろそろ戻ろぉかなぁー」
「そうだな、お前はココに残って指でもくわえてみておれ。
閉ざされた空間よココに閉じよ!!」
(......私ゎ…無力だ…)
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「身も心も神さまからお借りしているのじゃから夜になって寝る前に神さまに一旦お返しするのじゃ。そうしたら身と心をどのようにしたらよいか、分かるじゃろ!」
たったのこれだけを守れば良いということだ。
根拠のない書籍や情報源等に惑わされてはダメだ。
日月神示も出口王仁三郎もそのようなことは一切言っていない。
これらの書籍や情報源は「日月神示」が警告する「臣民を惑わすものが出てくるから気をつけよ!」
という言葉に注目して欲しい。
今回、私は読者の皆さんに間違った解釈をされている日月神示を分かりやすく解説していくことにしました。
どうか、最後までお読み下さい。
日月神示の予言については、私が執筆中の「神典日月神示の真実」をお読み下さい。
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