The world is mine

ゆぅちゃん

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失った記憶編2

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「私は...私は、ココにあると思われる
私の記憶を探しに来た!!」

『記憶?』

ミオンとはやとが口を揃えて亞希に聞き返す。

「そうよ!玩具箱あそこで目覚めた時、私には名前以外の記憶が何も無かった…!」

カノンもタバコに火をつけ、話を聞いていた。

「その空間の中で私は思った…玩具箱ここに私の記憶がないから私は記憶を持たないんだと…」

そんな話を聞かされ、ミオンは考えた。

「へぇー…
(そういえば、この子からあの時に感じた殺気はもう感じられないものね…
それに、それがほんとなら落とされたのも分かるし…はやとだって先に死んでるはず…
はやとが生きてる今…記憶がない説は…)

わかったわ、それが契約者を手に入れたあなたの目的なのね??」

「亞希まってよ!!
出ることが目的って…言ったのに…
嘘ついたの!?」

「そうだ…それが私の…契約者を手に入れた…」

亞希は話を続けながら、床に落ちたナイフを手に取り叫びながらミオンに襲いかかる。

「私の目的だーー!!!!」

「ハッ…!?」

ミオンは不意を取られ、思わず目をとじる。
ミオンの使い魔も反応が遅れ、行動できなかった。
だが、反射的に動いたミランは、杖を取り出すと
ミオンの前に出る。

「ミラン!!」

カノンが立ち上がる。
亞希はミランが前に来ても関係なくナイフを振り下ろす。
ミランは振り下ろす手を杖で勢いよくバシッっと振りはらった
杖ではじかれ手からナイフが落ちる。
手を抑え、ぺたんと座る亞希にミランは杖を叩きつけようと、振り下ろす。
ドッっと鈍い音がする。亞希は驚いた顔をする。
ミランの杖をはやとが肩で受け止めていた。

「これ以上…これ以上…亞希を…傷つけるな!!!」

亞希は、きょとんとする。

「これ以上亞希を傷つけるなら、俺怒るよ…」

ミランは怒る?っと聞き返す。

「あぁ、亞希に、これ以上手を出すなら、俺はお前達に協力もしないし、手もかさない!!」

ミオンは、俯きはやとに何のこと?っと聞き返す。

「とぼけるなよ…ミオンあんたさっき言ったよなぁ…(ハァー…私達の出る幕もなかったわね…)
ってさ。
それに、ミランおまえも!!
(まって!ミオン!
この子はあの空間から出てくるために
契約したことなのよ!?
殺すだなんて!!それに、私達の目的を忘れたの?
私達の目的はこの子の────...)
って…お前ら2人の目的は俺にあるって言いかけていた。
お前ら俺を玩具箱あそこから連れ出したかったんだろ?
何かの目的のために…そうだろ!!」

ミオンは歯をギリっと食いしばる。

「でも、残念なことにお前らじゃないんだ。
俺を玩具箱あそこから連れ出したのは…
亞希だ!そんな人を傷つけるってなら
俺はお前らの目的に一切手をかさない。
だって敵だとみなすから。」

ミランは黙っていた。
ミランの後ろにいたミオンはふわっと浮き上がると
ミランに声をかけた。

「ミラン…敵ってのは、コチラとしても困りものよ…
話すことにしましょう…私達の目的を…」

「…話すの?」

「えぇ、だからそれを下ろしてあげなさい。
助けてくれてありがとうミラン…」

ミランがそう言うとはやとの肩にあった杖がスゥーっときえる。

「さぁ、こちらへどうぞ?」

亞希は立ち上がり、言われたところへ行く。
その後ろ姿を見たはやとはふぅ…っとため息をすると、よいしょっと立ち上がる。
するとポケットの中にあった鈴が落ちる。
チリーンっと足元で鈴が鳴る。

「あぁー…スズ…」

はやとが振り返り取ろうとすると
カノンがはやとの腕をつかみ引き止める。

「ダメだ!!はやと!!
ミラン!ミオン!鈴だ!!
玩具箱から道がつながるぞ!!」

ミランとミオンが振り返る。
鈴が激しく鳴り、フワフワと浮かび上がる。
鈴の音と空間が割れる音がする
ひび割れた空間からヌゥ…っと不気味な手が出る。
そして、出てきたのは
ひょうたんのような体、そこから伸びる長い手足
背中には大きな縫い傷。
顔はギョロッと大きな目に右目も背中の様に縫ってある。
口からは長い舌が垂れていて、少し欠けていた。

「ちょっと…何あれ!!キモッ…」

ミランはミオンを守る様に前に立つ。

「カノン、化け猫狂い猫の力を解除させなさい。」

「何故だ!危険だろ!あんな奴お前の力ででもなんとでもなるだろ?」

「私は見てみたいのよ。化け猫この子がどれ程の力を持っているのか…」

「いいぞ、見せてやる…」

「しかたねぇーなっ…
ロック!!解除!!!」

カノンがはやとに手を向けそう言うと
はやとにジャラジャラっと鎖がかかる。
亞希は不気味に笑うと、眩しい光が包む。
パンッっと光がはじけると中から姿を現した亞希は
髪を一つにくくり、黒く大きなリボンでとめている。
体を赤い大きなリボンで結ばれ、手は3本の大きな爪
フィッシュテールワンピースのような黒い服に
足もまた3本の大きな爪。
お尻から1本しっぽがはえていて
そのしっぽにはあかいリボンの付いた鈴がついている。

亞希は杖を出すとぎゅっと握りしめて鎌に変える。
そして、構えると化物に近づく。

化け猫狂い猫ォオォ...」

「ほぉーぅ、私を知っているのか?」

「忘レタトハ言ワサン…私ハ…オ前ヲ…」

「あぁ…思い出したぞ?その背中の傷…
お前デローンだな。」

「今コソ恨ミ…ヲ…オ前ヲ……殺ス……!!!」

「あの時は殺し損ねたが…フッ殺せるものなやってみろ!!」

デローンは腕を上げると亞希めがけ振り下ろした

「遅い!!!!」

亞希はその手を交わし、飛び上がると鎌でデローンの首を切り落とした。

「消えろ!!!」

亞希はそう言って何度も何度も切りつけ、デローンを消滅させた。

「オノレ…化け猫狂い猫……」

ミオンはきょとんとしていた。
ミランは満足気にフフフと笑う。
変化を終え亞希は元の姿に戻り着地した。

はやとにかけられた鎖がとかれる。
鈴がチリーンっと鳴り床に落ちる。

「あっ鈴が……」

はやとが鈴を拾おうとすると、ピカッと眩しいく光る。

わぁっっと声を出すと亞希が反応する。
はやとの頭の中に、亞希のいろんなシーンが流れ込んでくる。
手の中で鈴がなり続ける。
酷くあたまを打たれる痛みで目をキュッと閉じ
目を開けると真っ白な空間の中にいた。
すると後ろから声が聞こえた。

「いらっしゃい………」

はやとはびっくりして振り返るとカーテンのかかった部屋があった。カーテンごしに見えるのは
ドレスのようなものを着た女性。

「私は待っていたのよ…?
良かった…あなたが亞希あの子の記憶を見つけて手に取るのを…」

「お前は……誰だ??」

「私の事なんて知らなくてもいいわ…
どうでもいいことだから。
それより、私はあなたにお願いがあって来ました。
聞いてくれますか?」

「…聞くだけなら……」

「簡単なこと…ただ、あの子を守って欲しいそれだけのこと…お願いできますか?」

「………俺は無力だ…亞希みたいに力はないし強くもない…でも…亞希の契約者になった今…
亞希が危険な時は守るつもりだよ。」

「ありがとう…亞希が待ってるわ…また…会えるのを楽しみにしているわ…」

謎の女にそう言われると辺りが真っ白になっていく。
ポタっと何が手に落ちた。

「んっ……?
亞希…………?何…?」

亞希は、はやとの手を握って泣いていた。

「亞希!?...どうしたの!?」

「1つ…やっと…1つ……見つかった…
私の記憶………やっと…やっと……
ずっと…ずーーっと…の中で…私を…」

亞希は、はやとにぎゅっと抱きつき…

「私の記憶は…私を呼んでいたんだ…
だからずっと鳴っていたんだ…私が見つけれるように…」

「あ………き??」

「はやと……ありがとう………はやと……」

ミオンは目をこすりながら浮き上がる。

「今のは……いったい……」

「今のは…まだ目覚めていない頃の亞希あの子の記憶………」

「見ていてすごく……幸せを感じた……」

「あの子の記憶の中にあんな光景があるなんて…

私...あの子に興味が湧いてきたわ……」

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 

......

...

「そんでぇー??
あんた達の目的って何よ!!」

亞希の問にミランが答える。

「私達の目的は、マリア、ヴァルギリアに会うことよ。」

「はぁ??なんなのよそれ。
その2人と私、何が関係してんのよ!!」

この亞希の問にミオンが答える。

「2人にあなたが気に入られているからよ!」

「私はその2人のことなんて知らないわ!」

亞希がそう言うとミランが口を開く。

「記憶を取り戻すうちにわかると思うわ…
そして、私達のこともね…」

「ふんっ…」

「そして…私達がはやときみを玩具箱からてれ出したかった理由。
あなたも今、ヴァルギリアに興味をもたれているから。」

「えっ!?どうして!?」

はやとの疑問にミオンが答える。

化け猫狂い猫によって玩具箱へ落とされたからよ。
そして、ヴァルギリアが興味を持つ化け猫狂い猫と契約したから…」

「そして、もう一つは…
あなたがヴァルギリアにとって何になるのか
それを知りたいから。」

「もしかしたらいつかヴァルギリアが
現れるかもしれない。
その時、私達といたら安全だし助けてあげれる。

それと、言い忘れていたけど
化け猫あなたの力はカノンに封印させてるから。」

「はっ!?何!?」

「だって、当たり前じゃない。
あなたすごく危険な存在なのよ?
野放しにもできないし、何をしでかすかわからないのに
力を使わせることもできない。
ただ、少しの魔力は使えるけど、人を殺すとかそんなことに使う魔力はないからね?」

「私はそんな事しないぞ!!」

「どうかしら?それに、さっきの玩具箱からつながった道
あなたの記憶が関係していたりするんじゃないの??
ここは私達の魔力でシールドをはっている状態
それを無視して出てくることが出来るなんて
そうとしか考えられないわ。」

亞希は眉間にシワを寄せ俯く。

「もしもまた、あの道がつながる所にあなたの記憶があるとするなら…そうね、あなた達が私達と協力してくれるなら、一緒に探してあげる。
だから、探す手間も省けると思うけど?」

亞希はそのまま俯いていた。
すると、はやとが口を開く。

「君達がマリアって人とヴァルギリアって人を追う理由って?」

その問にミランが答える。

「多分…ヴァルギリアと私達は同じ物をほしがっている。
マリアもまた、私達が手に入れたい物を奪いに来る。
今はそうとしか言えないわ…」

「まぁー、今は私達となんか居たくないって思ってると思うけど
そのうち、あなた達から私達を求める時が来るかもしれないわよ?」

ミオンのその言葉に亞希は鼻で笑う。

「そんなわけないだろ。」

すると、パァァっと外が明るくなる。

「もぅ夜が開けたのね…ミラン、2人ともこの話はそろそろ終わりに…」


亞希は窓の外を見ると綺麗なものを見たような顔をすると窓に向かって走り出し、外に出る。
亞希を追いかけ、はやとも外に出る。

「ちょっと!!何なのよ!あんた達ーー!!」

「亞希ー!まって!!」

亞希は外に出ると胸まである塀に手をかけ朝日を眺めた。

「何故だろうな、はやと……
私は…この光が懐かしく感じるんだ……
すごく…懐かしい……
何なんだろうな……この感じは……」

「亞希…!」

「なんだ?」

「わかるよ、俺も…今、亞希と同じように感じた。」

「......はやと...」

「ん?」

「私は早く記憶を全部取り戻したい。
どこにあるのかわからない記憶だが……
取り戻すことができるんなら………………
私はあいつらといて…あいつらに協力して…
あいつらに…手を貸してもいいぞ……」

「そっか!!じゃー俺は亞希の契約者として
亞希の記憶探し手伝うよっ!!」

「...手伝ってくれるのか??」

「うん、最初はさ、亞希が玩具箱から出たら契約が解除されるって思ってた。
目覚めても亞希はいなかったし……
でも、契約はまだ続いてて…その契約した子が
まだなにか目的があるなら、契約者として
それを見守る……いや、全然何したらいいかわからないけど、手伝わせてほしい…」

「...いいぞ...手伝わせてやっても...」

「ありがとう!亞希!!よろしくな!!」

「うっ...うん...」

照れた顔をして頷く亞希の頭をはやとは撫でる。
亞希は大きなアクビをする。
それを見たはやとは亞希を連れて部屋に戻り
ソファに寝かせた。

はやとは、ミランと一緒に衣類室に行くと
白いブラウスに、黒いネクタイ。
黒地に赤のラインの入ったミニスカートだけじゃ寒いと思い、亞希の為に服を探した。

「いいのがないなぁ...」

「なら、この箱から探しなさい。」

「え?」

「といっても、この箱は探すっというより…
作る…に等しいかしら?」

「俺っ…服なんか作れないよ!!」

「大丈夫よ…」

そう言ってミランは箱を開ける。
箱の中身は真っ暗でどこかよどんで見えた。

「えっ…服…ないよ?」

「この中に手を入れて、あの子に似合う物を想像しなさい。
そうすれば、想像通りのものが出てくるわ…
何でも出てくる箱じゃない。
服しか作れない箱なの。」

「わかった…」

はやとは箱に手を入れる。
黒い煙のようなものがふわっと出る。
はやとは少し怯えた顔をすると、目をつぶって
亞希の上着にする服を想像した。
すると、何が布のような物が手に当たる。
布をぎゅっと握り引き上げる。
出てきたのは
赤いロングコート、裾には黒いラインが入っていた。
襟の部分に白いスカーフがかかっていて、とても女の子らしい服だった。

「あら、あなたにしたら…まともなものを出したわね…」

「うん…イイよこれ…亞希にぴったりだ!!」

そう言って2人は元の部屋に戻ると
上着を亞希にかけてあげた。
そして、はやとはミオンの元へ行く。
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