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友達殺し編(罪無き命)
しおりを挟むんーん、何でもない…。
そう言って歩きを再開させた亞希とみさ。
亞希は何やら考え込んでいた。
(昨日…亞希…どうしちゃってたんだろ。
亞希は…どうやってママ達を殺したんだろ…。
はっきり…と…覚えてない…。
亞希に…ママ達を殺す力なんて…あるのかな?
正面から殺しにかかったってきっと…返り討ちに合うはずだもんね…。
まるで…まるで魔法でも使ったかのように…。
ま…魔法…??
そうだ…!!魔法だょ…!!
亞希は…きっと…魔法が使えるようになったんだょ…。)
ずっと黙り込んていた亞希を気遣うようにみさが口を開く。
「亞希??大丈夫??」
みさの問いかけにハッとした亞希はニコリと笑って、大丈夫だょっと答えた。
「亞希ぃ~」
「なに??」
「少し気になることがあるんだけどさぁー」
「なに??」
「...」
「どうしたの?」
「あっ…あのね?
今日、ゴミ出しの日だけどさ…」
「そぅだね。」
「いつもより沢山ゴミ出してたじゃん?」
「ぅん。」
「大掃除でもしたのかな?って…ほっ、ほら!
亞希の家って、お母さんが綺麗好きでしょ?
こまめにいつも出してるみたいだったし
今日みたいに、沢山出すのって珍しくてさ…」
「ぅん。そぅだね。
大掃除したょ。お家、すごく綺麗になったよ。」
「...亞希??」
「なに?」
「何か悩んでるなら言ってね?力になるし!」
「...みさ、どうしたの?今日よく喋るね。」
「えっ!?そっ…そうかな?普通だよ?」
「...そぅ…。」
「...」
「...」
会話が途切れ、黙ったまま通学路を歩く。
居心地が悪そうなみさ。
一方亞希は、冷たい表情をしていた。
中学生とゎ思えない顔。
みさは、いつもと違う亞希にしっかり違和感を感じていた。
沈黙に耐えることが出来なかったのか、みさが口を開いた。
「亞希…?」
「…なに?」
「どうしたの?今日…いつもと違うね。」
「...亞希は、いつもと変わらないよ?
みさもおかしいよ?ソワソワしてる。
どうしたの?」
「えっ…。」
「??」
みさは少し黙ってから、またゆっくりと口を開く。
「私…ね…??
ゴミ袋の中身…気になってね…のっ…
覗いちゃったの…だっだって…
すっ、すごく…生臭くて…鉄の臭いと交ざってて
くっ臭くて…ごっごめんなさい!!」
「そぅ…。」
「でも…!!私…言わないよ?
誰にも…何も見てないから!!」
「...。」
「あ...亞希??」
「...。」
黙り込む亞希の顔を覗き込むように前に出るみさ。
ヒッっと、小さく悲鳴をあげる。
いつもの亞希の顔とは違って別人のような恐ろしい形相に変わった顔がそこにあった。
まるで何かに取り憑かれているかのような...。
「あぁ…亞希…??」
「みさ…亞希の友達減らしちゃダメだょ?」
「え?」
「みさ…見ちゃったんだもんね?」
「ぅ…ぅん…でも!!
誰にも言わないし!警察にだって勿論言わないょ!!」
「言わないじゃないの。言えないんだよ?」
「ど…どういうこと…??」
「まだ分かんない??みさゎここで死ぬんだよ?」
「えっ!?」
みさが亞希にそう言った時、さっきまで亞希の隣にいた
みさの体は、道路の真ん中に立っていた。
まるで瞬間移動でもしたかのように…
次の瞬間、みさゎトラックに轢かれ引きずられた。
血しぶきが道を赤く染めあげた。
みさの潰れた死体を見ると亞希は、不気味に
笑った。
トラックの運転手が出来て、周りにいた人が騒ぎ出す。
あっという間に人だかりができたのを背中に
亞希は静かにその場を後にし、学校へ向かった。
亞希が学校についた時にはもう学校も騒がしくなっていた。
先生も生徒も、自分の学校の生徒が事故に遭った話題で持ち切りだった。
チャイムがなり、ホームルームが始まった。
みさと同じクラスにいた亞希。
先生が事故に遭った生徒について話をした。
「大屋 みさサンが今朝、学校に来る途中…
交通事故にあい…亡くなりました…。
今日は、このホームルームが終了し、チャイムがなった後
下校になります。くれぐれも、気をつけて帰って下さい。
明日からは、また学校は通常に戻ります。
でわ、帰る支度をして、チャイムがなるまで教室に待機です。」
先生はそう言ってクラス名簿を持って、教室から出ていった。
亞希はまた1人で考え込んでいた。
「...亞希…が…??
なワケないよね?...だって…亞希は…
何もしてない...そぅ…何も…。
亞希は…人なんて…殺してないもん…。
じゃあ…どうして…みさは死んだの…??
分からない…一緒に登校してたのに…
はっきり…と…覚えてない…。
また魔法使ったのかな…。」
亞希が考え込んで俯いていると、クラスメイトの
田町あやかが心配して話しかけてきた。
「亞希??」
「なに?」
「大丈夫??」
「亞希は大丈夫だょ?どうして?」
「いや…だって…亞希、みさと仲良かったじゃん…
毎日一緒に登校してたし…」
「そうだね…。」
会話が途切れた頃にチャイムが鳴った。
あやかはそれと同時にまた口を開く。
「そぅだ!亞希!途中まで一緒帰ろうよ!」
「いいょ。」
2人は、教室を後にし、靴箱で靴を履き替え
帰路に就く。
他愛のない、周りの人が聞けば
あぁ、中学生だなって丸わかりな会話。
そして、あやかと別れる道が見えてきた時…
亞希の様子が変わった。
「亞希、そろそろだね。」
「そぅだね…。」
「明日はどうする?待ち合わせして学校行く?」
「...。」
「亞希…?」
亞希は周りに人が誰1人いないのを確認する。
そしてニヤリと笑うと…
「その必要はないょ…キシシッ」
「えっ!?どうしたの?亞希??」
「あやかは明日学校には行けないから。」
「…っ!?どういう事!?」
あやかがそう聞き返すと亞希は不気味に
けたけたと笑い始め、カバンに手を入れ
ゴソゴソとあさりだした。
そして、カバンに入るはずもない位の大きな鉈を取り出した。
「…亞希…??」
信じられない目の前の状況にあやかは体を震わしていた。
そんなあやかにけたけたと不気味な笑いをこぼしながら
亞希がジリジリと近づく。
後ずさり、あまりの恐怖に腰が抜けるあやか。
ペタンと座り込み、体が固まり、身動きが出来なくなった。
さっきまでの亞希とは別人の様だ。
何かに取り憑かれてるようにも思える亞希に恐怖し
声も震える。涙が出る。息が苦しくなる。
「あっ…あぁ…亞希…」
「あやか…大丈夫だょ…怖いのだって今だけだから…
すぐ何も感じなくなるよ?」
「いっ…いやっ…いやぁぁ…」
怖がるあやかに亞希は勢いよく鉈を振り下ろした。
あやかの首が宙に舞い、パサと音を立て落ちてきた。
あやかの周りは一瞬にして赤い血で染められた。
亞希はあやかの、死体に背を向け振り向くことなく
けたけたと笑いながら家に帰った。
家に着くなり亞希は私服に着替えると、早々に家を出た。
向かった先は、嶋元えりの家。
亞希と小学校が同じで、時々遊ぶくらいの仲だ。
インターフォンを鳴らすと、スピーカーから声が聞こえた。
えりのこえだった。
「えり!亞希だょー!」
「あぁー!亞希?まってー!出るね!」
プツリと通信が切れる音。
すぐにえりが玄関から顔を出した。
「亞希どうしたの?」
「今日、学校早く終わったしさ、宿題も出てないし
一緒にあそぼかなぁーって!」
「いいよー!何して遊ぶー??」
「亞希の家ね、最近ダーツのセット買ったんだー!
だから、ダーツでもしない??」
「いいね!私初めてだから教えてね!
待っててー!少し用意してくる!」
そう言ってえりは家の中へと姿を消す。
5分くらいして、えりは家から出てきた。
2人並んで亞希の家に向かう。
他愛のない話をしながら…。
家に着くと、亞希はえりを自分の部屋に案内する。
「2階上がって、右の突き当たりの部屋だよ!
亞希飲みのも持ってくるから先に行っててー!」
「わかったー!」
えりは素直に亞希が指示した部屋に向かう。
亞希はリビングに入り、冷蔵庫を開けて中から
烏龍茶を取り出した。
グラスに氷を入れて、烏龍茶を注ぐ。
「...。」
亞希は烏龍茶の入ったグラスを見つめ、ニヤッとすると
片方のグラスに白い粉を入れた。
わかりやすいように、赤いストローをさした。
何も入ってないグラスには、青いストローをさした。
2つのグラスをお盆において、横にポテトチップスを添えた。
2階へ上がる。ドアを開けるとえりが座布団の上で正座をして待っていた。
「お待たせ!」
「んーん!あ!ポテトチップスだ!えりこの味好きなんだ!」
えりが早く食べたいと言わんばかりにポテトチップスを取り出し袋を開く。
「ダーツの前に少しお話しよっか!」
そう言ってえりの前に赤いストローがさしてあるグラスを出す。
ありがとうと亞希に礼を言う。
えりはポテトチップスに手を伸ばして、パリパリと食べ始めた。
また始まる他愛のない話し。
亞希は早く烏龍茶を飲まないのか…とイライラし始める。
亞希がイライラを烏龍茶を飲んで紛らわす。
それにつられてえりも烏龍茶に手を伸ばした。
ゴクリ...。ゴクリ...。ゴクリ...。
薬が効くにはいいくらいの量を飲んだ。
えりの目がトロンとしてきた。
「あれ…急に眠くなって…き…た…。」
そうだろう。
だって、えりのグラスには睡眠薬を溶かしているんだから。
えりは机に顔お伏せて眠りにつく。
亞希はえりが完全に寝ていることを確認すると
キヒヒヒヒと笑い、部屋を出た。
数分して亞希は人を貼り付けに出来るくらいの
大きな十字架を背負ってきた。
「重い。」
そう言って部屋の壁に立て掛ける。
今度は、えりを担いで、十字架の上にくくり付けていく。
右腕...
左腕...
右足...
左足...
順番に、丁寧に、外れないように、ベルトを使って…
十字架と、えりをきつく…固く…
作業を終えた亞希は烏龍茶を飲み干した。
携帯を開く。時間を確認する。
学校が終わり帰ってきたのが10時頃。
そのまますぐえりを迎えに行き、今に至り、時間は12時過ぎ...。
お腹がすいた亞希は、えりを部屋に放置してリビングに向かう。
冷蔵庫を開けてみる。買い物に行く人はもう居ない。
冷蔵庫はすっからかん。。。
はぁ…とため息をこぼすと、キッチンの上の棚を見る。
ソコにはインスタントラーメンが並んでいた。
秋恵が非常食にと、安売りする度にインスタントラーメンを買いだめしていたからだ。
亞希は醤油味を取り出し、鍋に水を張り、火にかけた。
ラーメンが出来上がり、お腹がすいていた亞希は
一気にたいらげた。
食器を流し台に置き、部屋に戻る。
まだ寝ているえり。
早く起きないかなぁ…なんて思いながら、亞希は、本棚から漫画本を取り出し、目を覚ますまで時間を潰すことにした。
「ンンッ...」
15時頃…ようやく目を覚ましたえり。
「あぁっ!やっと起きた??」
「亞希...。
!?亞希!!これは何!?」
自分の姿を見たえりが声をあげた。
「えり…なかなか目を覚まさないんだもん…退屈で退屈で…亞希寂しかったよ…。」
そう言った亞希の目には表情が無くなっていた。
「亞希…どうしたの?ねぇ…亞希?」
えりが亞希に問いかける。
そんなえりを表情のない目がえりを映す。
「亞希…じゃっ…な………い…?」
「亞希は亞希だょ…ほら、えり!亞希たちは、ダーツしに来たんだよ?ダーツ…しようよ…。」
そう言って亞希が持っていたのは千枚通しだった。
「亞希…やめて…」
「亞希ね、人間ダーツってやってみたかったんだよね。」
亞希が千枚通しを構える。
「やめて…!!ァキ…」
恐怖のあまりに声が出ない。
逃げたくても体が十字の板に貼り付けられて動けない。
「何処がブルにする?
心臓?それとも…眉間?
いきなり死なれても楽しくないよね?
腕カラにしようか?」
ニコッと笑ってえりから距離を取る。
えりはもう声が出なくなり首を、一生懸命に振る。
涙がえりの顔を濡らす。
「ダメだょえり…そんな顔しちゃ…亞希ゾクゾクしちゃう…」
そして亞希はえり目がけて千枚通しを放つ。
千枚通しは肘の内側に命中した。
「やあぁあぁあぁあ!!!」
えりは叫ぶ。
「痛い…痛いょ…」
泣きながらえりが亞希に言う。
「キャハハハハ…楽しいよ!たまらないね…」
「やだよぉ…いたいよぉ…亞希ぃ…おねがい…やめてぇ…」
「えり…亞希ゎえりにも楽しんでもらいたいのに…
えりは楽しくないの?」
「楽しいわけないじゃん…これ…すっごく痛いんだよ!?」
亞希は不機嫌そうにほっぺたを膨らませた。
そしてまたえりに向かって千枚通しを構える。
えりは、発狂する。
「いやあぁあぁあぁあぁぁぁ!!!
やめてぇえぇえぇぇ!!!おねがい!!!
亞希ぃいぃぃいいいぃいぃぃいいい!!!!!」
そんな叫びもむなしく亞希はえりの眉間に千枚通しを放った。
そのままえりはグッタリ動かなくなった。
「...えり?」
「...。」
「アレ?もぅおしまい?」
「...。」
「ッチ…つまんない。」
亞希はえりの死体に冷たい視線を浴びせた。
その夜。亞希は重い十字架を担いで歩いて5分くらいの所にある池に沈めることにした。
夜中の1時過ぎ。えりを池に沈めることができた。
その後は真っ直ぐ家に帰ると、お風呂に入り、眠りにつくことにした。
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