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鋼の怪物
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「これはどういうことじゃ?」
「さぁ」
来た道を10分ほど戻り【パーフェクトワールド】に表示された通路らしき場所の前に立つ私達の前にあるのはただの壁だった。
「どこに道があるんじゃ?」
「さぁ」
【識別】【解析】【盗賊の目】【罠外し】【解錠】【断破】【鉄拳】【龍剣】思いつくものは全て試してみたが、最終的に壁に穴ができただけで何も無いように思える。
「どこに道があるんじゃ?」
「さぁ」
なんだか気まずい空気が流れる中、リアスがあること気づく。
「マロは?」
「さぁ……えっ?ホントだ、いない!うそ?」
「マロ!どこじゃ!?」
「マロフィノ!」
私達は声を上げてさっきまでいたはずのマロフィノを探す。
「フィン?」
はーいなんですか?というような声がして見上げると、壁の上の方の岩に……マロフィノの頭だけ生えている。あっ引っ込んだ。
「どうなっておるんじゃあれは?」
「おそらくあの岩は幻術か何かで通路をカモフラージュしているんじゃないですか?」
「そのくらいわかるわ!どうやってマロはあそこに登ったんじゃ?」
「……さぁ」
10mくらいの高さにある幻術の岩を見上げながら私達は沈黙した。
「あまり気が進まぬが、仕方あるまい少し離れておれ」
はい、と頷き素直に指示に従う。
「土魔法【タワーオブバベル】」
リアスがオーラを集中させ輝くステッキをかざすと、地面が回転しながら隆起し螺旋状の塔のような形を作り出した。
「急げ!すぐに崩れるぞ」
「すごいっすね、こんな使い方もあるんですね」
「あるワケあるか!妾の最大魔法が階段の代わりなどシャレにもならん」
【タワーオブバベル】は敵を壁で取り囲み、回転しながら隆起して内側に精製された無数の針に何度も叩きつけながら最後に塔の上から弾き飛ばすというかなりの大技だ。その外側を階段代わり駆け上る。あっ足元が崩れ出してきた。
「失礼」
「なんじゃ?キャー!」
リアスをお姫様抱っこして崩れ出した足場を蹴り、幻術であろうと思われる岩めがけてジャンプした。
「ぶつかるんじゃぁぁ!」
「不吉なこというな!」
目の前に岩が迫る中、私は空中で体をひねり背中から岩に突っ込む。
スッとなんの抵抗もなく岩の中に侵入し、突然現れた足場に足がもつれリアスを抱いたまま仰向けに転倒してしまった。
「タタラ、見ろ階段じゃ」
仰向けのまま見上げるようにリアスの指差した方を見ると、そこには下層へとと続く階段があった。
「ぷっ」
「あははは!」
「ちょっとビビったんじゃ」
「リアスの魔法が堪え性がないからでしょ」
「そういうな、なかなか楽しかった……ぞ」
何気ない会話で笑い合っていたが、ふと頭を上げるとリアスの顔が私の顔のすぐ目の前にあった。「キャ」と小さく悲鳴のような声を上げてリアスは両手を突き出して素早く立ち上がった。
「ゴホン。まぁなかなか良い働きじゃったぞっ、てどうした」
リアスの突き出した両手は私の顔面にヒットしてその勢いで思いっきり後頭部を地面に打ち付けていた。まぁさっきのはコッチも恥ずかしかったので気持ちもわからないでもないが、それにしても……である。
「フィン!」
頭上でリーダーが早く来いと呼んでいる。つーかホントにお前どうやって登ってきたんだよマロフィノさん。
打った頭をさすりながら終わりの見えない下り階段を進んでいくと私達を包む空気が変わり始めた。
そしてマップは次の階に切り替わる。
「階段はそろそろ終わりのようです、注意してください」
私の体が無意識に何かを感じ取り突然、心臓の鼓動が高鳴り出した。これは本能とか勘というより、ゲーマーの経験がそうさせているのだと悟る。
マップ上に表示された4階層は階段を下りてすぐに20畳くらいのスペースがありそこから一本だけ短い通路があって、その先にある大部屋はまだ全体は把握できていないがおそらく体育館ぐらいの広さはあるだろう。
【索敵】【盗賊の目】マップ上に黄色の丸い表示が追加された。どうやら当たりのようだ。
「この先、二つ目の部屋にボスがいますが、どうしますか?」
「何がどうしますかじゃ!それを成すために妾達はここまで来たのであろう」
「フィン!!」
「どういう魔獣がいるにせよ今回は俺が先行しますので、マロフィノは合図するまで待機、リアスは後方から魔獣の動きを観察しながら支援をお願いします」
私達はボス手前の小部屋に到着した。4階層はこれまで同様、石の壁で覆われているのだが天井は3階層ほどの高さはなくはっきりと視認することができる。
ステータスと装備を確認してリアスに魔法薬を飲ませ、パーティー全員を万全の状態にする。
パーティー全員が初めてのボス魔獣戦を前に緊張し出した時。
「フィン!!」
気合い入れろと言わんばかりにリーダーが声を上げる。
「そうじゃな!」
「いきますか」
『フィィィィウォォォォ!!』
雄叫びを上げ短い通路を進むと想像よりも広いスペースの真ん中に、巨大な鉄ような塊が何個か転がっていた。地面には巨大なハンマーを打ち下ろしたような陥没がいくつもある。
「あれが……ボス?」
鑑定スキル【解析】
【 名前 】 アイアンゴーレム
【 レベル 】 248
「アイアンゴーレム、レベル248。間違いなくボスですね」
「2ひゃっ……あんな訳の分からん塊がか!?……ゴホン、今さらそのくらいでは驚かんぞ、相手にとって不足なしじゃ」
2ひゃつっつてたくせによく言うよ。
「俺の経験からいうと」
部屋全体に金属が#____#む音が響き、やがて轟音を上げながら不揃いな巨大な金属の塊がいくつもくっつき合い、二階建ての建物ほどの高さの人型ゴーレムになった。
「こうなりますね」
「なんというかあれじゃのう」
「……雑っすね」
「そうじゃのう」
アイアンゴーレムの見た目はなんというか雑だった。
アイアンゴーレムが手のような部分同士をぶつけ合うと、出来損ないの鐘を鳴らしたような不快な爆音が部屋全体に響きわたり、それが鳴り止まないうちに何度も地面を打ち付け爆発したような音を上げながら地面にクレーターを作っていく。
「怒ったか」
「たぶん……怒りましたね」
「フィン!!」
マロフィノが素早く重心を低く構え戦闘態勢に入る。
メニュー起動、装備お気に入り2。
手の中に現れた銃に貫通力の高いミスリルスラッグ弾を充填。
「おし!いきます!」
「気をつけろ!」
地面を蹴って左に回りながら、未だに地面を打ち付け続けるアイアンゴーレムに射撃を開始した。
「さぁ」
来た道を10分ほど戻り【パーフェクトワールド】に表示された通路らしき場所の前に立つ私達の前にあるのはただの壁だった。
「どこに道があるんじゃ?」
「さぁ」
【識別】【解析】【盗賊の目】【罠外し】【解錠】【断破】【鉄拳】【龍剣】思いつくものは全て試してみたが、最終的に壁に穴ができただけで何も無いように思える。
「どこに道があるんじゃ?」
「さぁ」
なんだか気まずい空気が流れる中、リアスがあること気づく。
「マロは?」
「さぁ……えっ?ホントだ、いない!うそ?」
「マロ!どこじゃ!?」
「マロフィノ!」
私達は声を上げてさっきまでいたはずのマロフィノを探す。
「フィン?」
はーいなんですか?というような声がして見上げると、壁の上の方の岩に……マロフィノの頭だけ生えている。あっ引っ込んだ。
「どうなっておるんじゃあれは?」
「おそらくあの岩は幻術か何かで通路をカモフラージュしているんじゃないですか?」
「そのくらいわかるわ!どうやってマロはあそこに登ったんじゃ?」
「……さぁ」
10mくらいの高さにある幻術の岩を見上げながら私達は沈黙した。
「あまり気が進まぬが、仕方あるまい少し離れておれ」
はい、と頷き素直に指示に従う。
「土魔法【タワーオブバベル】」
リアスがオーラを集中させ輝くステッキをかざすと、地面が回転しながら隆起し螺旋状の塔のような形を作り出した。
「急げ!すぐに崩れるぞ」
「すごいっすね、こんな使い方もあるんですね」
「あるワケあるか!妾の最大魔法が階段の代わりなどシャレにもならん」
【タワーオブバベル】は敵を壁で取り囲み、回転しながら隆起して内側に精製された無数の針に何度も叩きつけながら最後に塔の上から弾き飛ばすというかなりの大技だ。その外側を階段代わり駆け上る。あっ足元が崩れ出してきた。
「失礼」
「なんじゃ?キャー!」
リアスをお姫様抱っこして崩れ出した足場を蹴り、幻術であろうと思われる岩めがけてジャンプした。
「ぶつかるんじゃぁぁ!」
「不吉なこというな!」
目の前に岩が迫る中、私は空中で体をひねり背中から岩に突っ込む。
スッとなんの抵抗もなく岩の中に侵入し、突然現れた足場に足がもつれリアスを抱いたまま仰向けに転倒してしまった。
「タタラ、見ろ階段じゃ」
仰向けのまま見上げるようにリアスの指差した方を見ると、そこには下層へとと続く階段があった。
「ぷっ」
「あははは!」
「ちょっとビビったんじゃ」
「リアスの魔法が堪え性がないからでしょ」
「そういうな、なかなか楽しかった……ぞ」
何気ない会話で笑い合っていたが、ふと頭を上げるとリアスの顔が私の顔のすぐ目の前にあった。「キャ」と小さく悲鳴のような声を上げてリアスは両手を突き出して素早く立ち上がった。
「ゴホン。まぁなかなか良い働きじゃったぞっ、てどうした」
リアスの突き出した両手は私の顔面にヒットしてその勢いで思いっきり後頭部を地面に打ち付けていた。まぁさっきのはコッチも恥ずかしかったので気持ちもわからないでもないが、それにしても……である。
「フィン!」
頭上でリーダーが早く来いと呼んでいる。つーかホントにお前どうやって登ってきたんだよマロフィノさん。
打った頭をさすりながら終わりの見えない下り階段を進んでいくと私達を包む空気が変わり始めた。
そしてマップは次の階に切り替わる。
「階段はそろそろ終わりのようです、注意してください」
私の体が無意識に何かを感じ取り突然、心臓の鼓動が高鳴り出した。これは本能とか勘というより、ゲーマーの経験がそうさせているのだと悟る。
マップ上に表示された4階層は階段を下りてすぐに20畳くらいのスペースがありそこから一本だけ短い通路があって、その先にある大部屋はまだ全体は把握できていないがおそらく体育館ぐらいの広さはあるだろう。
【索敵】【盗賊の目】マップ上に黄色の丸い表示が追加された。どうやら当たりのようだ。
「この先、二つ目の部屋にボスがいますが、どうしますか?」
「何がどうしますかじゃ!それを成すために妾達はここまで来たのであろう」
「フィン!!」
「どういう魔獣がいるにせよ今回は俺が先行しますので、マロフィノは合図するまで待機、リアスは後方から魔獣の動きを観察しながら支援をお願いします」
私達はボス手前の小部屋に到着した。4階層はこれまで同様、石の壁で覆われているのだが天井は3階層ほどの高さはなくはっきりと視認することができる。
ステータスと装備を確認してリアスに魔法薬を飲ませ、パーティー全員を万全の状態にする。
パーティー全員が初めてのボス魔獣戦を前に緊張し出した時。
「フィン!!」
気合い入れろと言わんばかりにリーダーが声を上げる。
「そうじゃな!」
「いきますか」
『フィィィィウォォォォ!!』
雄叫びを上げ短い通路を進むと想像よりも広いスペースの真ん中に、巨大な鉄ような塊が何個か転がっていた。地面には巨大なハンマーを打ち下ろしたような陥没がいくつもある。
「あれが……ボス?」
鑑定スキル【解析】
【 名前 】 アイアンゴーレム
【 レベル 】 248
「アイアンゴーレム、レベル248。間違いなくボスですね」
「2ひゃっ……あんな訳の分からん塊がか!?……ゴホン、今さらそのくらいでは驚かんぞ、相手にとって不足なしじゃ」
2ひゃつっつてたくせによく言うよ。
「俺の経験からいうと」
部屋全体に金属が#____#む音が響き、やがて轟音を上げながら不揃いな巨大な金属の塊がいくつもくっつき合い、二階建ての建物ほどの高さの人型ゴーレムになった。
「こうなりますね」
「なんというかあれじゃのう」
「……雑っすね」
「そうじゃのう」
アイアンゴーレムの見た目はなんというか雑だった。
アイアンゴーレムが手のような部分同士をぶつけ合うと、出来損ないの鐘を鳴らしたような不快な爆音が部屋全体に響きわたり、それが鳴り止まないうちに何度も地面を打ち付け爆発したような音を上げながら地面にクレーターを作っていく。
「怒ったか」
「たぶん……怒りましたね」
「フィン!!」
マロフィノが素早く重心を低く構え戦闘態勢に入る。
メニュー起動、装備お気に入り2。
手の中に現れた銃に貫通力の高いミスリルスラッグ弾を充填。
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