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祝・初クエストクリア
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クエスト完了と魔獣討伐の処理に時間がかかるということなので、明日また出直すことにして私達はギルド出て早めの昼食と祝勝会をするため目抜き通りを目指す。
「何か食べたいのとかありますか?」
「うーん、そうじゃのう」
第1候補はお肉シチュー……夜にどうせ食べるのだろうから却下。
第2候補【サン・イザベル】という、この街で最高級のレストラン……マロフィノが入店不可のため断念。
第3候補……目抜き通りに到着して彷徨うこと1時間、なかなか決まらない。
「さすがに腹減ったっすね、そこのカフェで」
「嫌じゃ!嫌じゃ!せっかくだからお祝いしたいんじゃ」
「フィン!フィン!」
全力で拒否されてしまったが、いい店なんて知らないし……あっ。
「この道」
「おお!そうじゃこの先は」
ここは【居酒屋・妖狐】へと続く小道の前だった。
「開いてますかね?」
「マロ!先頭を行くんじゃ」
「フィン!」
マロフィノは軽快な足取りで小道を、居酒屋・妖狐の方へと進み出した。
「なんでマロフィノに?」
「タタラや妾は運がないから絶対閉まっておるに決まっておる」
確かに言われてみるとそれはあるかも、などと納得して川沿いの道に入ると太陽のような看板の和風な建物の入り口で暖簾が揺れている。
「フィン!」
「開いておるぞ!」
私やリアスが先頭だったら開いてなかったのかなぁと思いながら引き戸を開けて暖簾をくぐる。
「いらっしゃいませ。あら、タタラさん、リアスさん、マロフィノちゃんお久しぶりです」
「こんにちはヨーコさん」
カウンター席に座るとおしぼりとお茶とお品書きが出されたが、おまかせでお願いして飲み物だけ先に出してもらった。
「えーと、あのぉ初クエストをですねぇ」
「タタラに任せると一生飲めん!【渡り鳥】初クエスト、初クリアを祝して!」
『乾杯!!』
クゥー!ビールが美味しい。最高です。
「どんなクエストだったんですか?」
「えーと、プルガサス迷道というダンジョン攻略です」
「それは凄いですね、ダンジョンが攻略されればイザベルの資源も増え街が豊かになります。街を代表してお礼を言わせてくださいありがとうございます」
「いやいや、俺達は生活のためしてるだけなんで、お礼なんてそんな、なぁリアス」
「もっと感謝しても良いじゃぞ」
「アホか!増長すんな」
「ただの冗談じゃ、本気にするでない」
「ハイハイ、すみませんでした」
カウンターに次々と出される料理を楽しみながら、初クエストの反省や思い出話に花を咲かせ気がつくと外は夕暮れに染まり始めている。
「はー、お腹いっぱいじゃ」
「そろそろ宿を取っておかないといけませんし帰りますか」
会計を済ませ、席を立とうとするとヨーコさんが頼みごとがあると言い出した。
「急ぎではないのですが、知り合いに貸してある【扇】を取りに行って貰いたいのです」
「扇ですか?ちなみに何処のどなたに?」
「貸しているのは、エンドーレ王国にある【ルチザン】という街にあるギルドのマスターです」
「エンドーレですかぁ」
ドワーフと職人の国かぁ、フェンリルの牙の件もあるし興味はあるが、確か命がけで山越えするか、航路で片道2、3カ月の長旅だったよな。遠出する前にもう少しこの街でクエストこなして慣れたいところではある。色々と。
「エンドーレ方面にクエストがある時についでで構いませんから、もし行けそうな時は声をかけてもらえると嬉しいです」
「大事な扇を、どうして遠い国のギルドマスターに?」
「ルチザンのギルドマスターは職人でもありまして、私の扇がとても珍しい金属で作られているとかで研究のため是非貸して欲しいとしつこくせがまれて、致し方なく貸してしまったのです」
まさかの金属扇とは……ってことはルチザンのギルドマスターは武器職人なのか。一流の職人が集う国のギルドマスターが研究したがる扇……興味が湧いてきた。
「わかりました、エンドーレ方面に行く時には必ず声をおかけします」
「フィン!」
「ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております」
居酒屋・妖狐を後にし料理の感想などを話しながら目抜き通りを、宿屋の多い東通りに向け歩いていく。
「いた!!【渡り鳥】のみなさん!!」
私達を呼ぶ声に振り向くと、遠くから見慣れない青年が息を切らして走ってくる。
「あの……どちら様で?」
「あっすみ……せん。ギルドの職員のもの……ぜーぜー」
息を整えたギルド職員の話によると、私達【渡り鳥】に関してギルドで話し合いがおこなわれ、とんでもない事が決定されたので今すぐギルドに来て欲しい……と言うよりも、来いとのことだ。
とんでもない事かぁ……。
「君は、ほかに何か聞いてない?」
「すみません、自分は何も」
内容を知らないヤツを使いに出すとは、さすがエヴァさん。
「じゃあ……行きますか」
「仕方ないのう」
「フィン!」
今回は怒られるような事はしてないし、きっと良い事だと思う……ようにしよう。きっと大丈夫……かなぁ。
「何か食べたいのとかありますか?」
「うーん、そうじゃのう」
第1候補はお肉シチュー……夜にどうせ食べるのだろうから却下。
第2候補【サン・イザベル】という、この街で最高級のレストラン……マロフィノが入店不可のため断念。
第3候補……目抜き通りに到着して彷徨うこと1時間、なかなか決まらない。
「さすがに腹減ったっすね、そこのカフェで」
「嫌じゃ!嫌じゃ!せっかくだからお祝いしたいんじゃ」
「フィン!フィン!」
全力で拒否されてしまったが、いい店なんて知らないし……あっ。
「この道」
「おお!そうじゃこの先は」
ここは【居酒屋・妖狐】へと続く小道の前だった。
「開いてますかね?」
「マロ!先頭を行くんじゃ」
「フィン!」
マロフィノは軽快な足取りで小道を、居酒屋・妖狐の方へと進み出した。
「なんでマロフィノに?」
「タタラや妾は運がないから絶対閉まっておるに決まっておる」
確かに言われてみるとそれはあるかも、などと納得して川沿いの道に入ると太陽のような看板の和風な建物の入り口で暖簾が揺れている。
「フィン!」
「開いておるぞ!」
私やリアスが先頭だったら開いてなかったのかなぁと思いながら引き戸を開けて暖簾をくぐる。
「いらっしゃいませ。あら、タタラさん、リアスさん、マロフィノちゃんお久しぶりです」
「こんにちはヨーコさん」
カウンター席に座るとおしぼりとお茶とお品書きが出されたが、おまかせでお願いして飲み物だけ先に出してもらった。
「えーと、あのぉ初クエストをですねぇ」
「タタラに任せると一生飲めん!【渡り鳥】初クエスト、初クリアを祝して!」
『乾杯!!』
クゥー!ビールが美味しい。最高です。
「どんなクエストだったんですか?」
「えーと、プルガサス迷道というダンジョン攻略です」
「それは凄いですね、ダンジョンが攻略されればイザベルの資源も増え街が豊かになります。街を代表してお礼を言わせてくださいありがとうございます」
「いやいや、俺達は生活のためしてるだけなんで、お礼なんてそんな、なぁリアス」
「もっと感謝しても良いじゃぞ」
「アホか!増長すんな」
「ただの冗談じゃ、本気にするでない」
「ハイハイ、すみませんでした」
カウンターに次々と出される料理を楽しみながら、初クエストの反省や思い出話に花を咲かせ気がつくと外は夕暮れに染まり始めている。
「はー、お腹いっぱいじゃ」
「そろそろ宿を取っておかないといけませんし帰りますか」
会計を済ませ、席を立とうとするとヨーコさんが頼みごとがあると言い出した。
「急ぎではないのですが、知り合いに貸してある【扇】を取りに行って貰いたいのです」
「扇ですか?ちなみに何処のどなたに?」
「貸しているのは、エンドーレ王国にある【ルチザン】という街にあるギルドのマスターです」
「エンドーレですかぁ」
ドワーフと職人の国かぁ、フェンリルの牙の件もあるし興味はあるが、確か命がけで山越えするか、航路で片道2、3カ月の長旅だったよな。遠出する前にもう少しこの街でクエストこなして慣れたいところではある。色々と。
「エンドーレ方面にクエストがある時についでで構いませんから、もし行けそうな時は声をかけてもらえると嬉しいです」
「大事な扇を、どうして遠い国のギルドマスターに?」
「ルチザンのギルドマスターは職人でもありまして、私の扇がとても珍しい金属で作られているとかで研究のため是非貸して欲しいとしつこくせがまれて、致し方なく貸してしまったのです」
まさかの金属扇とは……ってことはルチザンのギルドマスターは武器職人なのか。一流の職人が集う国のギルドマスターが研究したがる扇……興味が湧いてきた。
「わかりました、エンドーレ方面に行く時には必ず声をおかけします」
「フィン!」
「ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております」
居酒屋・妖狐を後にし料理の感想などを話しながら目抜き通りを、宿屋の多い東通りに向け歩いていく。
「いた!!【渡り鳥】のみなさん!!」
私達を呼ぶ声に振り向くと、遠くから見慣れない青年が息を切らして走ってくる。
「あの……どちら様で?」
「あっすみ……せん。ギルドの職員のもの……ぜーぜー」
息を整えたギルド職員の話によると、私達【渡り鳥】に関してギルドで話し合いがおこなわれ、とんでもない事が決定されたので今すぐギルドに来て欲しい……と言うよりも、来いとのことだ。
とんでもない事かぁ……。
「君は、ほかに何か聞いてない?」
「すみません、自分は何も」
内容を知らないヤツを使いに出すとは、さすがエヴァさん。
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