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夜、二人きり
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ルイスとの約束の時間が近づいてきて、私はそっと部屋を出た。リアナはよっぽど疲れたのか、もうベッドですやすやと眠ってしまっている。
宿の玄関の外には一人の後ろ姿が見えた。約束の9時よりちょっと早いけど、ルイスも先に来ていたのかな。
「お待たせ、ルイ……」
「待ってたよエマ」
そこにいたのはレイだった。
「どうして、レイがここに……?」
「これからルイスと会うんでしょ? それまで俺と話そうよ」
なんでルイスと会うことも知ってるんだろう……
「納得いっていない顔だね。ルイスがエマに話しているのを見かけて、読唇術で分かったんだ」
「ど、読唇術!?」
「うん。みんなやるでしょ、読唇術」
レイの周りは一体どんな環境なんだ。
「そんなことはいいからさ。一緒に座ろうよ」
そう言って近くに置いてあるベンチに視線を向けた。
「うん……」
私達は並んで座った。レイは私と何を話したいんだろう。
「ふふっ、エマを独り占めできるなんて嬉しいなぁ」
「独り占めって……」
「だってエマはみんなに囲まれてるから、こうでもしないと2人きりになれなかったんだよ。俺だって、もっとたくさんエマと話したいんだから」
そう言ってレイはむくれた。
なんていうか、自分に対してデレ全開な人と付き合いがないから対応がよく分からない。
「ソ、ソッカァ……」
「ねえ、エマは将来の夢ってある?」
「え?」
「俺達はあと三年もしないうちにこの学園を卒業して、一人前の貴族として生きていかないといけないんだよ。俺とエマの家は王政に携わる役人も輩出する名家なわけで、エマは自分の将来をどう考えてるのかなって」
将来の夢、か……毎日の生活に手一杯で先のことなんて考えていなかったなあ。
「正直、王政とか家のこととかあんまり考えられていないんだ。でも、そういうの全部なしにして夢を見るなら、私は自分の大切な人を幸せにするために生きていきたい……ってこれじゃきっとよくないよね。あはは……」
貴族令嬢としては自覚が足りないんだろう。否定されるかもしれないと思ったけど、レイはそうじゃなかった。
「……俺も同じだよ。なんだかほっとした」
そう言ってレイは微笑んだ。
「俺の周りは兄さん達を始め、みんな俺より優秀でさ。国のためとか、家のためって言っていつも働いてる。それはすごいことだし、俺もそうなりたいって思うんだけど、それとは別で好きな人と幸せに暮らしたいとも思うんだよね。俺の周りでそんなことを言う人は誰もいない。だから俺がおかしいんじゃないかって思っていたんだ」
「おかしい事なんてないよ。それにね、お兄さんたちはレイのことが好きだから家の仕事を頑張っているんでしょ。それってレイの願いと同じなんじゃない?」
「そっか、また俺は勘違いしてたんだね。やっぱり俺の知らない見方をくれるエマのこと、好きだなぁ」
穏やかな声で話すレイは、なんだか昼間とは違って大人びて見えた。レイは私の方を向いた。
「エマって昨日会って話すまでは、性悪で冷酷で悪魔みたいな人だと思ってたから、かなり印象変わったよ」
「なにそのイメージ!?」
「だっておじさんからは悪魔みたいだって聞いてたんだよ。角が6本あって、羽で空中を移動できて……」
「くっ……あははっ! なにそれ面白過ぎるでしょ!」
レイのおじさん、すごい嘘を吹き込んだもんだな。
「あれ、エマ?」
声の方を振り向くと、ルイスが不思議そうな顔をして立っていた。
「じゃあ俺はそろそろ行くね。話せて楽しかったよ」
そう言ってレイは宿へ戻っていった。ルイスが私の隣に座る。
「レイと何を話してたの?」
「なんかレイって、私のことを角が6本生えた悪魔だと思ってたんだって。しかも羽で空を飛んで……ふふっ」
想像すると面白過ぎてまた笑いが込み上げてきた。
「ねえ、ルイスも面白いと思わない?」
「あんまり楽しそうだと僕はちょっと面白くないんだけど……でも、エマが笑ってるならいい事にする、うん」
なぜかルイスは自分に言い聞かせるみたいに言った。
「それで、ルイスは私に何か話があるの?」
「話っていうか、しばらくエマとちゃんと話せてなかったなと思ってね」
ぐぅ……っ! それは私がルイスを避けてたからで、
「その件に関しましては、本当に……」
「いや、いいんだよ。いいように取れば、エマが僕のことを意識してくれるようになったってことだからね」
そう言って不敵な笑みを見せた。意識するどころか、私はルイスのことを好きに……!
「ねえ、エマ」
「ひゃ、ひゃい!」
「あれから家は大丈夫? 王城で見たエマのお父様もかなり気が動転しているみたいだったし、家に帰ってからが心配だったんだ」
「うん、ありがとう。お父さんとは家でじっくり話して、今までよりは私のことを理解してくれるようになったと思う。私のことを庇ったせいで会えなくされたメイドも私のところに戻ってきたしね。上手くいってると思うよ」
「そっか、よかったぁ……」
ルイスは安心した表情を浮かべた。本当に心配してくれていたんだなって、改めて思う。
「エマの家族の話って今まで聞いたことなかったね。お父様ってどんな人なの?」
シルバは、そうだなぁ……
「一言で言えば頑固。人の話は聞かないし、私のことまで勝手に決めたりするし。まあ、最近はちょっとましになったけど」
「へぇ、それは手ごわそうだね。いつか会う時は気に入ってもらえるように頑張るよ」
「別に会わなくてもいいんじゃ……」
「僕はエマと、エマの家族にも好きになってもらいたいんだ。いつか家族になりたいからね」
「か、家族……!」
「僕はそれくらいエマのことが大好きってこと」
「あ、あわわ……」
「あれ、ちょっと押しすぎたかな?」
頭がショートして、告白の返事どころではなくなってしまった。
宿の玄関の外には一人の後ろ姿が見えた。約束の9時よりちょっと早いけど、ルイスも先に来ていたのかな。
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そこにいたのはレイだった。
「どうして、レイがここに……?」
「これからルイスと会うんでしょ? それまで俺と話そうよ」
なんでルイスと会うことも知ってるんだろう……
「納得いっていない顔だね。ルイスがエマに話しているのを見かけて、読唇術で分かったんだ」
「ど、読唇術!?」
「うん。みんなやるでしょ、読唇術」
レイの周りは一体どんな環境なんだ。
「そんなことはいいからさ。一緒に座ろうよ」
そう言って近くに置いてあるベンチに視線を向けた。
「うん……」
私達は並んで座った。レイは私と何を話したいんだろう。
「ふふっ、エマを独り占めできるなんて嬉しいなぁ」
「独り占めって……」
「だってエマはみんなに囲まれてるから、こうでもしないと2人きりになれなかったんだよ。俺だって、もっとたくさんエマと話したいんだから」
そう言ってレイはむくれた。
なんていうか、自分に対してデレ全開な人と付き合いがないから対応がよく分からない。
「ソ、ソッカァ……」
「ねえ、エマは将来の夢ってある?」
「え?」
「俺達はあと三年もしないうちにこの学園を卒業して、一人前の貴族として生きていかないといけないんだよ。俺とエマの家は王政に携わる役人も輩出する名家なわけで、エマは自分の将来をどう考えてるのかなって」
将来の夢、か……毎日の生活に手一杯で先のことなんて考えていなかったなあ。
「正直、王政とか家のこととかあんまり考えられていないんだ。でも、そういうの全部なしにして夢を見るなら、私は自分の大切な人を幸せにするために生きていきたい……ってこれじゃきっとよくないよね。あはは……」
貴族令嬢としては自覚が足りないんだろう。否定されるかもしれないと思ったけど、レイはそうじゃなかった。
「……俺も同じだよ。なんだかほっとした」
そう言ってレイは微笑んだ。
「俺の周りは兄さん達を始め、みんな俺より優秀でさ。国のためとか、家のためって言っていつも働いてる。それはすごいことだし、俺もそうなりたいって思うんだけど、それとは別で好きな人と幸せに暮らしたいとも思うんだよね。俺の周りでそんなことを言う人は誰もいない。だから俺がおかしいんじゃないかって思っていたんだ」
「おかしい事なんてないよ。それにね、お兄さんたちはレイのことが好きだから家の仕事を頑張っているんでしょ。それってレイの願いと同じなんじゃない?」
「そっか、また俺は勘違いしてたんだね。やっぱり俺の知らない見方をくれるエマのこと、好きだなぁ」
穏やかな声で話すレイは、なんだか昼間とは違って大人びて見えた。レイは私の方を向いた。
「エマって昨日会って話すまでは、性悪で冷酷で悪魔みたいな人だと思ってたから、かなり印象変わったよ」
「なにそのイメージ!?」
「だっておじさんからは悪魔みたいだって聞いてたんだよ。角が6本あって、羽で空中を移動できて……」
「くっ……あははっ! なにそれ面白過ぎるでしょ!」
レイのおじさん、すごい嘘を吹き込んだもんだな。
「あれ、エマ?」
声の方を振り向くと、ルイスが不思議そうな顔をして立っていた。
「じゃあ俺はそろそろ行くね。話せて楽しかったよ」
そう言ってレイは宿へ戻っていった。ルイスが私の隣に座る。
「レイと何を話してたの?」
「なんかレイって、私のことを角が6本生えた悪魔だと思ってたんだって。しかも羽で空を飛んで……ふふっ」
想像すると面白過ぎてまた笑いが込み上げてきた。
「ねえ、ルイスも面白いと思わない?」
「あんまり楽しそうだと僕はちょっと面白くないんだけど……でも、エマが笑ってるならいい事にする、うん」
なぜかルイスは自分に言い聞かせるみたいに言った。
「それで、ルイスは私に何か話があるの?」
「話っていうか、しばらくエマとちゃんと話せてなかったなと思ってね」
ぐぅ……っ! それは私がルイスを避けてたからで、
「その件に関しましては、本当に……」
「いや、いいんだよ。いいように取れば、エマが僕のことを意識してくれるようになったってことだからね」
そう言って不敵な笑みを見せた。意識するどころか、私はルイスのことを好きに……!
「ねえ、エマ」
「ひゃ、ひゃい!」
「あれから家は大丈夫? 王城で見たエマのお父様もかなり気が動転しているみたいだったし、家に帰ってからが心配だったんだ」
「うん、ありがとう。お父さんとは家でじっくり話して、今までよりは私のことを理解してくれるようになったと思う。私のことを庇ったせいで会えなくされたメイドも私のところに戻ってきたしね。上手くいってると思うよ」
「そっか、よかったぁ……」
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シルバは、そうだなぁ……
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