再び朝鮮に生まれ変わり、今度は皇后となりました。

ぅ→。

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インタビュー

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イギリスの新聞記者のインタビューに答えることになった。そのため皇宮の専用室に行く。そこは海外の人向けように西洋風の部屋になっている。私が部屋に行くと記者がいた。記者は30代くらいの女性だ。

「太子嬪様、私はアンジェラ・スラットリーと申します。こたびはインタビューを受け入れて頂きありがとうございます」

記者が立ち上がり自己紹介する。

「太子嬪のパク・ルアだ。どうぞ、おかけになって」

丸いテーブルを挟んで座った。お茶を尚宮が入れてくれて、それをひと口飲む。

「太子嬪様は英語がお上手ですね」

会話は英語を使ってる。前世の力もあるため私にとっては何語でも容易に話せた。

「太子嬪様は現在の朝鮮についてどう思いますか?」
「どうとは?」
「朝鮮の地は不思議な道具で溢れ、未知な進歩を遂げてます。それについてどう思われますか?」
「全ては粛祇帝の徳のなすところかと」
「ええ。私も朝鮮の歴史を調べましたので粛祇帝の功績を存じております。しかし、本当に天が与えたものかも疑問に思ってるのです」

普通に考えれば、そうよね。それを信じてるのは朝鮮人ぐらいよ。

「私も粛祇帝の時代に生きていたわけではないので、真実は分かりません。でも、私たちに残されてる歴史ではそうなってるのです」

私にこれ以上、聞いても分からないと答えた。

「緑溢れる山が岩山に変わった。私はとても不思議なことだと思います。何の力が働いたのでしょうか?」

智異山が緑溢れる山だったことは清国の歴史書にも書かれてるし、それが岩山になったことも書かれてる。勿論、朝鮮の歴史にも記されてあった。

「それこそ、天の力ではないでしょうか?」
「……そうですか。それでは話題を変えましょう」

これ以上、聞いても意味がないと判断したのだろう。

「太子嬪様は側室制度についてはいかに思いますか?未だにそんな制度があるのは古いと思いませんか?」
「貴国のように女性でも玉座につければ不必要かもしれませんが、我が国は男性でないと玉座につけません。正室が男児を生まなければ国が成り立たなくなるのです」
「その制度が遅れるとは思いませんか?他の国に比べインフラや経済は発展しているというのに」
「まあ、いずれは変わっていくかもしれませんね」

私的には魔力さえ持ってれば、女性が玉座についても構わないと思ってる。だが、儒教が主なこの国ではそれは難しいだろう。

「最後に今行われてる戦争についてはどう思ってますか?」
「とても心を痛めております」
「朝鮮が戦争に関わるとしたら、どちらになりますか?」

イギリスを含める連合国かドイツの同盟国か聞かれてるのか。

「我が朝鮮は今のところ、どちらの味方にもなりませんわ。以前から希望しております中立国でありたいと思っております」
「朝鮮が加勢してくれれば早くに戦争が終わります。そうなれば多くの民の命が救われます。それを見捨てるというのですか?」
「戦争は新たな戦争をうむだけです。何故、人は戦争するのか私は不思議でしかありません」

責めてきたので責め返してみた。力を持って植民地を増やしてる他国を。

「私は平和を望みます。各々の国が各々の民で統治し、対等な貿易により世界を発展させ、よりよい生活が送れるようになることを祈るばかりです。そのためには経済的に発展してる国が未発達の国を支配するのではなく手を差し伸べる優しさが必要だと思います。我が朝鮮はその手を差し伸べる側になれれば、きっと天からもまた祝福されるでしょう」

私の言葉をもってインタビューは終わった。植民地や帝国主義に反対したのだから、いいようには書かれないだろう。それでも構わないと思った。
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