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江戸幕府終焉
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とうとう上様が、幕府を終わらせた。
民主主義に意向すること、四民平等であることを告げた。
政を放置する訳にはいかないので、新しい体制が出来るまでは臨時の政府が置かれた。
選挙は半年後。
次々と変えていく上様に驚きを隠せない。上様は将軍職に執着はなかったのだろうか?
「上様、本当に良かったのですか?」
「玲奈よ。私はもう上様ではない」
「では……、徳川様?」
「玲奈よ。私たちの間でそれは少し寂しくないか?」
「では……、慶喜様?」
名前で呼ぶと慶喜様が嬉しそうに笑った。慶喜様は普段、難しい顔をしてるから笑顔なんて貴重だ。
「それに私は政の場に出ることを諦めたわけではないのだぞ?私も立候補して総理大臣を目指す」
「そうなのですね。お力になりますね」
「そなたが力になってくれるのならば、これほど心強いものはない」
慶喜様が総理大臣になれるように尽力しよう。
「その前にしなくてはならないことがある」
「それは何ですか?」
「この場所までいけるか?」
渡された地図を見て頷く。地下を通って、その場所まで行き、地上に出た。そこには立派な城がある。
「よしのはおるか?」
「はい」
「呼んできてくれ」
よしの?誰だろう?
待ってると入ってきたのは30代前半の女性であった。
「よしの。悪いが」
「分かっております。離縁でございましょう?」
離縁?
慶喜様って結婚してたの?それはそうか。将軍様だし、この時代、結婚するの早いよね。
って、私、不倫してたってこと?しかも、この場にいるって気まずいのだけど!?
「既によしのは30。子を作ることは出来ません。お役に立てず申し訳御座いません」
いやいや。30ならばまだ子供は出来るよ。しかも、よしのさんのほうが悪いみたいなんて……。
「そなたが苦労しないようには手配する」
「気にかけていただき、ありがたいことばかりです」
「待って!待ってください!! いいのですか?こんな簡単に離縁なんて!」
思わず止めに入ると、ふたりとも何故?というような顔をした。
「玲奈よ。何を慌てておるのだ?」
「慶喜様、離縁ですよ?離縁?重要なことではないですか?」
「うむ。よしの、そうなのか?」
「さあ?どうなのでしょう?」
「お2人とも好きで結婚したのでしょう?」
「玲奈よ。婚姻というものは親が決めるものだ。そこに個人の情はない」
私は頭をハンマーで殴られたような気持ちだった。
「それにわたくしたちお会いするのは今日が初めてですし……」
「うむ」
結婚してたのに、会ったことないの?何故……。
「わたくしの父があなた様におかけした苦労は申し訳なく思ってます」
「過ぎりさしこと。そなたが気にするでない」
「あの……、私にも分かるように説明してください」
「わたくしの父が欲深い人間で、上様に無理難題を何度も申し出ていたのです。わたくしたちが婚姻に至ったのも父が上様側に大金を注ぎ込んでことでしたし……。その中でわたくしたちの間に子なんて出来てしまえば、それは最悪な状況になります」
つまり、この夫婦が会わなかったのは、よしのさんのお父さんのせいということ?
「よしのさんは、それで良いのですか?どのような経緯があっても夫となったと人と1度も会えなかったことに恨みとかないのですか?」
「わたくしからなのですよ。会わないようにしましょうと密書を送ったのは」
この時代、親の力は絶対なのかもしれない。その中で精一杯のことが会わないで被害を留めることだったのかも。
民主主義に意向すること、四民平等であることを告げた。
政を放置する訳にはいかないので、新しい体制が出来るまでは臨時の政府が置かれた。
選挙は半年後。
次々と変えていく上様に驚きを隠せない。上様は将軍職に執着はなかったのだろうか?
「上様、本当に良かったのですか?」
「玲奈よ。私はもう上様ではない」
「では……、徳川様?」
「玲奈よ。私たちの間でそれは少し寂しくないか?」
「では……、慶喜様?」
名前で呼ぶと慶喜様が嬉しそうに笑った。慶喜様は普段、難しい顔をしてるから笑顔なんて貴重だ。
「それに私は政の場に出ることを諦めたわけではないのだぞ?私も立候補して総理大臣を目指す」
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慶喜様が総理大臣になれるように尽力しよう。
「その前にしなくてはならないことがある」
「それは何ですか?」
「この場所までいけるか?」
渡された地図を見て頷く。地下を通って、その場所まで行き、地上に出た。そこには立派な城がある。
「よしのはおるか?」
「はい」
「呼んできてくれ」
よしの?誰だろう?
待ってると入ってきたのは30代前半の女性であった。
「よしの。悪いが」
「分かっております。離縁でございましょう?」
離縁?
慶喜様って結婚してたの?それはそうか。将軍様だし、この時代、結婚するの早いよね。
って、私、不倫してたってこと?しかも、この場にいるって気まずいのだけど!?
「既によしのは30。子を作ることは出来ません。お役に立てず申し訳御座いません」
いやいや。30ならばまだ子供は出来るよ。しかも、よしのさんのほうが悪いみたいなんて……。
「そなたが苦労しないようには手配する」
「気にかけていただき、ありがたいことばかりです」
「待って!待ってください!! いいのですか?こんな簡単に離縁なんて!」
思わず止めに入ると、ふたりとも何故?というような顔をした。
「玲奈よ。何を慌てておるのだ?」
「慶喜様、離縁ですよ?離縁?重要なことではないですか?」
「うむ。よしの、そうなのか?」
「さあ?どうなのでしょう?」
「お2人とも好きで結婚したのでしょう?」
「玲奈よ。婚姻というものは親が決めるものだ。そこに個人の情はない」
私は頭をハンマーで殴られたような気持ちだった。
「それにわたくしたちお会いするのは今日が初めてですし……」
「うむ」
結婚してたのに、会ったことないの?何故……。
「わたくしの父があなた様におかけした苦労は申し訳なく思ってます」
「過ぎりさしこと。そなたが気にするでない」
「あの……、私にも分かるように説明してください」
「わたくしの父が欲深い人間で、上様に無理難題を何度も申し出ていたのです。わたくしたちが婚姻に至ったのも父が上様側に大金を注ぎ込んでことでしたし……。その中でわたくしたちの間に子なんて出来てしまえば、それは最悪な状況になります」
つまり、この夫婦が会わなかったのは、よしのさんのお父さんのせいということ?
「よしのさんは、それで良いのですか?どのような経緯があっても夫となったと人と1度も会えなかったことに恨みとかないのですか?」
「わたくしからなのですよ。会わないようにしましょうと密書を送ったのは」
この時代、親の力は絶対なのかもしれない。その中で精一杯のことが会わないで被害を留めることだったのかも。
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