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ミステイク
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その通知を見てみんなが目を合わせる。
その中の一人がライブ中継を開くとみんなが画面に顔を寄せる。
「パシャパシャパシャ」
この度は私のギルドでの騒動、誠に申し訳ございません。
「パシャパシャ」
「質問のある人はいますか、」
「じゃあそこの方」
「どうして脱税を行ったのですか あなた程のギルドなら、ちゃんと税を払っても金はあるでしょうに」
これは恐らく現場にいる記者、このライブを見てる視聴者のほぼの人が疑問に思っている事だろう。そんな重大なことをラインハートはゆっくりと話す。
「ギルドの金に関しては私の仕事では無いとはいえ、私の管理不足によりこのような事態になって本当に申し訳ありません……」
「どうして、税を横領するような奴に金の管理を任せたんですか!」
ここぞとばかりに記者の人達がラインハートを叩く。
ライブ中継のコメントも大荒れだ。
「国のルールも守れない奴は○ぬべきだろ」
「これだからクローシスの人達は」
「終わったな名門ギルド」
「ギルドマスターとして終わってるな」
コメントもラインハートを叩く。
なんでこんなに荒れるんだ?
確かに国に金を払わないのは悪い事だ。自分がやった事じゃないのに叩かれて、優秀な人を失う方が絶対に損失なのに
しかし人間はやっぱ怖い、別に地位が高い訳でもないが、コメント欄に叩くのは匿名機能があるせいで不特定多数の人が安全圏で一斉に悪そうな人を叩く。それでコメントした奴は何になるんだ、俺はこんな世の中が嫌いだ。
「どうしたんだ」
涙を流しそうな俺に、ダックスが話しかける。
「いや、皆んな酷いな、って」
「そうなんだが、これには理由があるんだ」
理由?本当に悪いことをした人じゃない人を叩く正当な理由なんかあるのか、と思ったが理由を聞くと、少し叩く理由も分かる気がしてしまった。
クローシス隊員は世間には好まれていない職業らしい。
表向きには緊急時の防衛部隊と言われている。だか、実際には、緊急時だけでなく通常時もポータルが出現した時に市街地に出ないようポータルを閉じると言う仕事もしているが、この事は一般の人には秘密事項らしい。
だから、緊急時にしか活動しない会社のくせに沢山稼いでいると言うのに、税金を払わないという事に批判しているとのこと。
「「このコメントは運営により削除されました」」
「このコメント、削除されてるだろ擁護してくれるコメントは国が消してるんだよ、俺らは生きづらいんだ。」
この世界にはクローシス隊員が約一万人程いるらしい。トップの人たちは平均年収の何百倍も月で稼ぐと言われているらしい。
今の国のトップが俺達のことを賛同してくれているから今はなんとかなっているらしいが、そうじゃなくなった時は本当にまずいらしい。
「じゃあオレ達がトップになればいいんじゃないですか」
訳の分からないことを言う。
だが、そんな新しい時代が俺の存在によって本格的始まるのかもしれない───
その中の一人がライブ中継を開くとみんなが画面に顔を寄せる。
「パシャパシャパシャ」
この度は私のギルドでの騒動、誠に申し訳ございません。
「パシャパシャ」
「質問のある人はいますか、」
「じゃあそこの方」
「どうして脱税を行ったのですか あなた程のギルドなら、ちゃんと税を払っても金はあるでしょうに」
これは恐らく現場にいる記者、このライブを見てる視聴者のほぼの人が疑問に思っている事だろう。そんな重大なことをラインハートはゆっくりと話す。
「ギルドの金に関しては私の仕事では無いとはいえ、私の管理不足によりこのような事態になって本当に申し訳ありません……」
「どうして、税を横領するような奴に金の管理を任せたんですか!」
ここぞとばかりに記者の人達がラインハートを叩く。
ライブ中継のコメントも大荒れだ。
「国のルールも守れない奴は○ぬべきだろ」
「これだからクローシスの人達は」
「終わったな名門ギルド」
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コメントもラインハートを叩く。
なんでこんなに荒れるんだ?
確かに国に金を払わないのは悪い事だ。自分がやった事じゃないのに叩かれて、優秀な人を失う方が絶対に損失なのに
しかし人間はやっぱ怖い、別に地位が高い訳でもないが、コメント欄に叩くのは匿名機能があるせいで不特定多数の人が安全圏で一斉に悪そうな人を叩く。それでコメントした奴は何になるんだ、俺はこんな世の中が嫌いだ。
「どうしたんだ」
涙を流しそうな俺に、ダックスが話しかける。
「いや、皆んな酷いな、って」
「そうなんだが、これには理由があるんだ」
理由?本当に悪いことをした人じゃない人を叩く正当な理由なんかあるのか、と思ったが理由を聞くと、少し叩く理由も分かる気がしてしまった。
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だから、緊急時にしか活動しない会社のくせに沢山稼いでいると言うのに、税金を払わないという事に批判しているとのこと。
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今の国のトップが俺達のことを賛同してくれているから今はなんとかなっているらしいが、そうじゃなくなった時は本当にまずいらしい。
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訳の分からないことを言う。
だが、そんな新しい時代が俺の存在によって本格的始まるのかもしれない───
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