異世界最強の俺 〜生まれ変わった俺が世界を変える〜

霜月優

文字の大きさ
15 / 56

初ミッション

しおりを挟む

「緊張するか?俺も初めてはそうだった。でも心配すんなよリーダーはあのリーブルさんだ」

 そんなにリーダーの人は信頼されているのか?しかしまだリーダーらしき人はまだ到着していないそうだ。

「後5分で開始予定なのに」
「何やってんだスクラムドは」

 周りの人達もピリピリし始める。気まずい雰囲気だ俺はそんな雰囲気に呑まれそうになるが、
「気にすんな、お前は俺だけを見てろ」

 ランが俺の心配を一気に消してくれる。
本当に俺と4歳しか違わないのか?あまりにも俺の四年後がこんな逞しい人間になるとは想像できなかった。
情け無いが今俺はランの真後ろにこじんまりと隠れている。

「やあやあ待たせたね君たち!私が今回のクエストリーダーを務めるスクラムド・リーブルだ!そしてこいつが俺の相棒のダムドだ。何かあったらこの二人を信頼してくれ 今回はよろしく頼むな」

 リーダーの言葉に皆んなかなり心を開いていた。
スクラムド・リーブルの本性を知らずに、


「じゃあ入るぞ」
 リーダーの掛け声に合わせて続々とポータルに皆んなが入っていく。

 初めの方はバラバラに散らばり各々がモンスター討伐している。その中に俺とランも参加しているという形だ

 やはりBランクだ、モンスターは超越仮想世界で特訓したモンスターよりも数段も弱い俺とランは協力して奥へと向かう。

 「グサッ」
「ギァァ」

「よしここら辺はもういないな」

一帯ののモンスターを全て倒し、ランが手こずっている人達の助太刀に入る。
 その時の俺はランについて行くだけで何もせずにヒーロー扱いされる。

「ありがとうございます。助かりました」

「気をつけて下さいね」

 本当にランは格好いい。歳上の人相手にも動じずに自分から、行動を起こすなんてまだ俺には出来ない。

「他の人はどこにいるんだ?」

一人も男がだるそうにしている。
 そうなるのも仕方ない。ポータルに入ってからかなりの時間が経つが、未だにボスの討伐できておらず、クエストリーダーにも入って以降は一度も出会っていない。

 「まずリーダーはどこにいるんだよまさか、もう死んだのか?」

 なんて不吉なことを言う奴まで出てきた。
俺は奥に入るに連れどんどん情けなっていく、初の任務だからか、思った以上に自分の力が出せていないのだ。
 別に初めてだし仕方ないことだと、ランも言ってくれてるけど、いざって時に何も出来ないのは俺としては嫌なのだ。

 と自分の中では理解しているのだが、実際に行動に移すのはまた別。今回に関して言えばランはかなり戦っており、他の人を助ける活躍をしているから、多少の傷を負っている。
 それに対して俺はランの後ろにいるだけで大した活躍もせず、小さなモンスター十数匹しか倒していないのにかなり体力を消耗している。

 「うわあぁぁぁぁ」

「なななんだ?」
さらに奥の方から誰かの悲鳴が聞こえる。

 一斉に奥に向かう中、俺一人だけは横のが気になっていた。前の方が危険だと思うのだが、左の道に誰かの気配がして、俺は一人でそっと左の道に行く。

 「お前ら!早く拾えここのアイテムは俺等の物だからな!お前達は大人しく俺の言う事を聞け」

「はい、」

 左の道には完全なるリーダーによる王政が作られていた。

────数分前

「リ、リーダー助けてください」

 一人の女の人がリーダーのスクラムドに助けを求める。
これは入る前に言われた事だったから何も問題はないはずだった。
 しかし、その行動が一連の問題の元凶だった。

「ありがとうございます。助かりました」

「気にしないでくれ!」
初めの方は、ただ助けてくれるいい人だったが、少しずつ本性が現れていき、救った人達をこき使う様になっていく。

 そしてその瞬間を今俺は見ている。
足が震えてその場から動けない。今まさに見ている光景は前世の俺を映し出しているかの様だった。

 「あっちから声が聞こえた。ボスがいるのかも」
 「そうだな俺らは先に行く」

 ダムドがスクラムドに話しかけてボスの方に向かおうとする。まだ周りにはモンスターが何十匹もいると言うのに、攻撃を喰らっていて体力をかなり削られている。

 「ぐああぁぁ」

 モンスターの攻撃を喰らった人の悲鳴が聞こえる。
 そんな言葉を無視して奥の方に進もうとする。
 その移動中に俺とぶつかる。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ
ファンタジー
 アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。

3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜

幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。 転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。 - 週間最高ランキング:総合297位 - ゲス要素があります。 - この話はフィクションです。

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった

仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。 そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業

ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。

処理中です...