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教会で その後辺境伯は ールシアーノー
ガキイ!!
聞いたことのないような音が自分からしたと思った瞬間、気がついたら頭を抱えてうずくまっていた。
アレクに頭を殴られたのだ、と理解した頃にはアレクも彼女も居なくなっていた。
立ち上がろうと思うのに、体に力が入らない。
だらりとうずくまったままでいると、はああーと長いため息が聞こえた。
「なるほど。閣下らしくないとは思いましたが、そういうことですか。」
教皇の呆れ返った声がする。
「そうですね。厄介者を押し付けられたと腹を立ててるところにエリザベス様が現れたら、拗らせるのかもしれませんね。」と言うとまた、はああとため息をついた。
何だよ。見なくてもどういう目で俺を見下ろしてるかわかるぞ。
仕方ないだろ。
彼女が馬車から降りた時、眩しすぎて女神が降臨したのかと思ったんだ。
どう接したらいいかなんて、わかるわけがない。
「はいはい、いつまでもうずくまってないで立ってください閣下。その頭に塗る薬を探して差し上げますよ。」
酷い言い草だな、くそっ
そう思いつつも俺はのろのろと立ち上がり頭を抑えながら教皇の後について行った。
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