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第6話●インベントリの中
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本当に魔法の素質なんてぜーんぜーんなかった。
まず魔胞を感じましょうと魔法大全には書いてあるんだけれど、ぜーんぜーん分からない。
どこにあるのか、どう感じるのか、さっぱりわからない。
いろいろ調べて自分にはない事がわかった。
魔胞を作るって言うのが錬金術の本の方に載っていたので先に錬金術の本を読みまくって錬金術のスキルを生やした。
すると小さいけれど魔胞が胸の中に出来たのを感じた。
嬉しくて狂喜乱舞した。
ここまでで150年かかった。
魔胞が出来てから少しずつ魔力を動かす練習をする。
魔力を体の中でぐるぐる動かしては少しずつ水や火、光に変換して体の外に出す。
指先に小さな火がついた時嬉しくて涙が出た。
嬉しくて、楽しくて没頭した。
時間も疲れも何にも感じなかった。
インベントリの中には水も食べ物もいっぱいある。
いくらでもここにいる事が出来る。
魔力を使い切って倒れて眠る。
目覚めるとまた魔力を使い切るまで生成と制御を繰り返す。
少しずつ少しずつ魔胞が大きくなって、体の外の魔力も制御出来る様になった。
たちまち300年が過ぎた。
インベントリから出てみた。
入った時から1秒だって経っていない。
孤児院の特別室の豪華で高級な椅子に座っている。
インベントリの中での300年が夢みたいな感じがした。
恐る恐る指先に光を灯してみる。
ポッと小さな灯りがついた。
体中に震えが来るほど感動した。
涙がポロポロ出た。
僕はもう無能じゃ無いんだ。
僕は本の知識しか知らない。
どの程度の魔法の力があるのか、本以外にどんな魔法があるのか。
知りたい。
知りたい。
知りたい。
そうだ、魔法学園に行こう。
まず魔胞を感じましょうと魔法大全には書いてあるんだけれど、ぜーんぜーん分からない。
どこにあるのか、どう感じるのか、さっぱりわからない。
いろいろ調べて自分にはない事がわかった。
魔胞を作るって言うのが錬金術の本の方に載っていたので先に錬金術の本を読みまくって錬金術のスキルを生やした。
すると小さいけれど魔胞が胸の中に出来たのを感じた。
嬉しくて狂喜乱舞した。
ここまでで150年かかった。
魔胞が出来てから少しずつ魔力を動かす練習をする。
魔力を体の中でぐるぐる動かしては少しずつ水や火、光に変換して体の外に出す。
指先に小さな火がついた時嬉しくて涙が出た。
嬉しくて、楽しくて没頭した。
時間も疲れも何にも感じなかった。
インベントリの中には水も食べ物もいっぱいある。
いくらでもここにいる事が出来る。
魔力を使い切って倒れて眠る。
目覚めるとまた魔力を使い切るまで生成と制御を繰り返す。
少しずつ少しずつ魔胞が大きくなって、体の外の魔力も制御出来る様になった。
たちまち300年が過ぎた。
インベントリから出てみた。
入った時から1秒だって経っていない。
孤児院の特別室の豪華で高級な椅子に座っている。
インベントリの中での300年が夢みたいな感じがした。
恐る恐る指先に光を灯してみる。
ポッと小さな灯りがついた。
体中に震えが来るほど感動した。
涙がポロポロ出た。
僕はもう無能じゃ無いんだ。
僕は本の知識しか知らない。
どの程度の魔法の力があるのか、本以外にどんな魔法があるのか。
知りたい。
知りたい。
知りたい。
そうだ、魔法学園に行こう。
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