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プロローグ 偽りの仮面
1. いつも通り
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―― 現在 ――
現在 西暦2230年。
今より500年程前、この世界は争いが耐えず起こってた。原因は、人間族のほかに、鬼族、妖精族、吸血鬼族、魔女族の4種族がいるからだ。
いまは各種族が協定を結び、種族ごとに住む土地をきめた事で争いもなく平穏に過ごしている。
人間は戦闘の時代、勝つために魔力を操る力をつけた。いわゆる魔術師だ。
そして、魔術師よりは数が少ないけど陰陽師も現れるようになった。
理由はここ300年の間に妖が姿を見せるようになったから。
魔術師にも陰陽師にも力の強さを表す階級がある。
この階級社会の世界では、階級が上の者程待遇がよくいい扱いをうける。
魔術師の階級は上から、黒規員、紺期員、緑規員、黄規員、白規員になる。
ちなみに、あたし荒木結花は上から3番目の階級、青規員だ。
この学校の中では魔術師としての階級は1番高い。
『えー、最近この学校の近くにも不審者が出ているので生徒達は注意するように。それから──……。』
今は全校集会中。けど校長の話は長くてつまらないからあくびしか出てこない。
「ねぇ、結花知ってる? 二階堂れら様がまたテロ組織を倒したって話。しかも相手は青規員のやつらが500人もいたのに、れら様と従者の3人だけで倒したんだって。」
横を見ると友達の瑠依があたしに話しかけてきていた。
この子とは1年からの友達だ。
「もちろん知ってるよっー! ほんとれら様って強いよね。もー、めっちゃ憧れるよ~」
あたしは両手を握りしめてうっとりする。
二階堂れら様は私たち人間族をおさめる長。
最年少の18歳で長になり、しかも異例の10代で1番上の階級 黒規員になったみんなの尊敬の的だ。
黒規員は人間族15億人のうち、たったの200人しかいない。
半年に1回行われる階級試験では毎回合格率が3.5%ほどの狭き門だ。
そのため10代で合格したは者は本当に数少ない。
「いつかあたしもれら様みたいになれたらな~。」
すると後ろからトンっと肩を叩かれた。振り向くとこの前産休に入った先生の代わりに臨時で保健室の先生を務めることになった明石先生がいた。
「二階堂様に憧れるのはいいけど、集会中は静かにね。」
と注意されてしまった。
「はーい。」
あたしはしぶしぶ前を向き、瑠依と話すのをやめる。
いつも通りの生活。いつも通りの日常。
そうなると思っていた。けど、あたしの日常は今日で崩れてしまった。
ふと、そういえば瑠依は出会った頃と比べよく笑うようになったな、と思う。
瑠依とは去年も同じクラスで最初はクラスの子に全然興味なさそうで自分から誰かに話しかけるとかしなかったから、クラスでけっこう浮いてた。
瑠依は生まれつき魔力のないノンスキルで、ノンスキルはいつもバカにされがちだから、それでみんなに話しかけないのかな、と思っていた。
あたしは、瑠依がどんな子が気になって話しかけてみた。第一印象はすごくクールで冷たい感じの子、だった。
けど話してみると優しくていい子で、あたしが話しかけたのがきっかけでだんだんとクラスに溶け込んで行った。
今ではあたしの1番の友達。
すると突然、
ドオオオオオオォォォォォォンン!!!
突然体育館中に爆音が響き渡る。
「きゃああああぁぁ!!」「な、なんだぁ!?」
みんな突然のことに驚き、そこら中から悲鳴が聞こえる。
辺りは煙で包まれて何も見えない。
みんな突然の出来事にパニックを起こして悲鳴をあげながら、爆発の音のした後方とは反対の前方のステージ側へと走り出す。
パニックを起こしているみんなに押し倒され、転びしながら私もみんなと一緒になって前方へと進む。
怖い、一体何が起こったの…!?
先生達が大きな声で「落ち着け!」とか「迂闊に動くな! 危険だ!!」とか色々叫んでいるけどパニックを起こしているみんなは聞く耳を持たない。
先生の中にはパニクって生徒達と一緒にずっと悲鳴をあげてる人もいる。
何が何だかわからなくて、体が恐怖で震える。ヒザがガクガクいって全然直らない。
するとだんたんと煙が薄くなってきて、体育館の後方に誰か2人佇んでいるのが分かる。
「動くなああぁ!! 動いたらまた爆弾を爆発させるぞぉ!」
犯人の1人そう言い片手をあげる。手の中には爆弾のスイッチと思われるものが握られている。
それをみて、みんなはより一層悲鳴をあげる。パニックに拍車がかかり始めた。
さっきまで冷静に指示を出してた先生たちも驚愕して言葉も出ない様子だった。
「ぎゃーぎゃーうるせぇ! 騒ぐと殺すぞぉ!!」
現在 西暦2230年。
今より500年程前、この世界は争いが耐えず起こってた。原因は、人間族のほかに、鬼族、妖精族、吸血鬼族、魔女族の4種族がいるからだ。
いまは各種族が協定を結び、種族ごとに住む土地をきめた事で争いもなく平穏に過ごしている。
人間は戦闘の時代、勝つために魔力を操る力をつけた。いわゆる魔術師だ。
そして、魔術師よりは数が少ないけど陰陽師も現れるようになった。
理由はここ300年の間に妖が姿を見せるようになったから。
魔術師にも陰陽師にも力の強さを表す階級がある。
この階級社会の世界では、階級が上の者程待遇がよくいい扱いをうける。
魔術師の階級は上から、黒規員、紺期員、緑規員、黄規員、白規員になる。
ちなみに、あたし荒木結花は上から3番目の階級、青規員だ。
この学校の中では魔術師としての階級は1番高い。
『えー、最近この学校の近くにも不審者が出ているので生徒達は注意するように。それから──……。』
今は全校集会中。けど校長の話は長くてつまらないからあくびしか出てこない。
「ねぇ、結花知ってる? 二階堂れら様がまたテロ組織を倒したって話。しかも相手は青規員のやつらが500人もいたのに、れら様と従者の3人だけで倒したんだって。」
横を見ると友達の瑠依があたしに話しかけてきていた。
この子とは1年からの友達だ。
「もちろん知ってるよっー! ほんとれら様って強いよね。もー、めっちゃ憧れるよ~」
あたしは両手を握りしめてうっとりする。
二階堂れら様は私たち人間族をおさめる長。
最年少の18歳で長になり、しかも異例の10代で1番上の階級 黒規員になったみんなの尊敬の的だ。
黒規員は人間族15億人のうち、たったの200人しかいない。
半年に1回行われる階級試験では毎回合格率が3.5%ほどの狭き門だ。
そのため10代で合格したは者は本当に数少ない。
「いつかあたしもれら様みたいになれたらな~。」
すると後ろからトンっと肩を叩かれた。振り向くとこの前産休に入った先生の代わりに臨時で保健室の先生を務めることになった明石先生がいた。
「二階堂様に憧れるのはいいけど、集会中は静かにね。」
と注意されてしまった。
「はーい。」
あたしはしぶしぶ前を向き、瑠依と話すのをやめる。
いつも通りの生活。いつも通りの日常。
そうなると思っていた。けど、あたしの日常は今日で崩れてしまった。
ふと、そういえば瑠依は出会った頃と比べよく笑うようになったな、と思う。
瑠依とは去年も同じクラスで最初はクラスの子に全然興味なさそうで自分から誰かに話しかけるとかしなかったから、クラスでけっこう浮いてた。
瑠依は生まれつき魔力のないノンスキルで、ノンスキルはいつもバカにされがちだから、それでみんなに話しかけないのかな、と思っていた。
あたしは、瑠依がどんな子が気になって話しかけてみた。第一印象はすごくクールで冷たい感じの子、だった。
けど話してみると優しくていい子で、あたしが話しかけたのがきっかけでだんだんとクラスに溶け込んで行った。
今ではあたしの1番の友達。
すると突然、
ドオオオオオオォォォォォォンン!!!
突然体育館中に爆音が響き渡る。
「きゃああああぁぁ!!」「な、なんだぁ!?」
みんな突然のことに驚き、そこら中から悲鳴が聞こえる。
辺りは煙で包まれて何も見えない。
みんな突然の出来事にパニックを起こして悲鳴をあげながら、爆発の音のした後方とは反対の前方のステージ側へと走り出す。
パニックを起こしているみんなに押し倒され、転びしながら私もみんなと一緒になって前方へと進む。
怖い、一体何が起こったの…!?
先生達が大きな声で「落ち着け!」とか「迂闊に動くな! 危険だ!!」とか色々叫んでいるけどパニックを起こしているみんなは聞く耳を持たない。
先生の中にはパニクって生徒達と一緒にずっと悲鳴をあげてる人もいる。
何が何だかわからなくて、体が恐怖で震える。ヒザがガクガクいって全然直らない。
するとだんたんと煙が薄くなってきて、体育館の後方に誰か2人佇んでいるのが分かる。
「動くなああぁ!! 動いたらまた爆弾を爆発させるぞぉ!」
犯人の1人そう言い片手をあげる。手の中には爆弾のスイッチと思われるものが握られている。
それをみて、みんなはより一層悲鳴をあげる。パニックに拍車がかかり始めた。
さっきまで冷静に指示を出してた先生たちも驚愕して言葉も出ない様子だった。
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