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デートです
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「しっかし・・・謁見するのに3日もかかることになるとは・・・」
「いえ、辛くはないですよ?さすが帝都というだけあって、美味しいものに物珍しいものもあるですから・・・それにレンも隣にいますし・・・」
「そうですねぇ・・・流石皇帝というべきですか、滞在費にこんなにお金をくれるとは・・・」
帝都を二人並んで歩くレンとマリー。帝都に来た当初は、あまりの値段の違いに二人して顔を青くしていた。
調子に乗ったマリーが甘味を食べ歩き、途中でマリーのへそくりはすべて消えた。
レンはほぼお金を使っていなかったこともあり、何とか宿代と数日過ごすだけのお金は持っていた。
目の前にご馳走があるのに食べられない。そのことにマリーは店の前を通るたびに唸り声をあげ、レンが苦笑いをしていた。
そして帝都に来て二日目、目的である皇帝の謁見に向かい、門番をしていた衛兵に手紙を渡すと、衛兵が城の中に入っていき・・・少しすると慌てたように走って出てきた。
言われたのは、3日後の朝にもう一度城にくる事。そして渡されたのは滞在費として渡された大き目の袋。中には金貨がぱんっぱんに入っていた。
「でもちょうどいいです。行きたい所とか、食べたい物とかいっぱいありますし!この際豪遊しちゃいましょう!!」
「ははは!さすがに私といえど、それだけの金貨分食い尽くせませんよ!え?宿を変えるのが先?珍しいですね、屋根さえあれば何でもいいレンが宿に拘るなんて・・・」
レンはポリポリと頬を掻き、明後日の方向を見る。
「なっ!?・・・そんなに想ってくれるのは・・・嬉しいです・・・もう!行きますよ!まずは腹ごしらえからです!!」
マリーはレンの手を引き速足で歩く。
頬が緩みだらしない顔をしているのを見られたくない為なのか。しばらくマリーはレンの前を歩き続けた。
その後、冒険者ギルドへと顔を出す。
本当はクエストを受けて、少しでも金を稼ごうと思っていたのだが、それも受けなくてよくなった。
ここに来たのは情報を得る為だった。
クエストは帝都の物価が高い為か、どれも割高になっていて、冒険者にとってはありがたい事だった。
「うーん・・・やっぱり難易度が上がってますね」
今までに比べて要求される冒険者ランクが上がっていた。
ダンジョンの難易度も変更され、ワンランク上を想定されている。
その理由についてはこう説明されていた。
『ダンジョンの難易度の変更について
100年に一度の現象である黒陽が確認された。太陽が月に食われ、大陸の魔素の濃度が上がり、魔物の強化と進化を確認。
よってクエストの内容を更新するとともに、今までより魔物が凶暴かつ狡猾になったと認識せよ
冒険者諸君の安全と検討を願う』
「まあ本当のことなんて言えないですよね」
魔王という世界の脅威が復活しつつあるなんて、大っぴらに公開はできないだろう。すればたちまち世界は混乱し、人々は暴走を始めるだろう。
「とは言え復活しても私たちにできることはないです。ただ・・・難易度が上がるのはしんどいですねぇ」
「・・・レンが守ってくれるなら心強いです」
そう言ってマリーは、レンと繋いでいた手に少し力を込める。
「さて!仕事をするという予定も無くなったですし?明日から謁見まで少し暇ですね!」
「というわけで・・・デデ・・デートしましょうか!レン!」
デート?と言わんばかりに、レンは首を傾げるのだった。
翌日。町を歩くレンとマリー。その服装は、いつもの冒険者といういで立ちではなく・・・。
マリーは白いワンピース。レンは黒いズボンに白いシャツに薄い色のベージュのベストを着ていてかなりラフな格好になっていた。
「いつもと違う姿のレンもなかなかカッコいいですね!!」
「当たり前です!これはで・・・デートなんですから・・・可愛い!?ふへへ・・・まあ悪い気はしないですね」
二人で並んで歩き、たどり着いたのは大きな劇場だった。
「デートの定番といえば劇場ですよね!演目は『勇者と聖女の純愛物語』です!ずっと見たかったんです!」
そう言ってうきうきと劇場に入っていくマリー。それに続いてレンも劇場に入っていく。
そして数時間後・・・。
入った時とは違い、げんなりした様子のマリーと、特に変わることのないレン。
「原作通りに劇をやれです・・・なんで曲解されてるんですか・・・」
ポツリと愚痴をこぼすマリー。周りの観客たちはどこか満足気なのに、マリーだけはわかりやすく肩を落としている。
「なんでメインヒロインの聖女がその他の女扱い!?というか純愛!!純愛ってなんですか!?ハーレムは純愛だった!?というか出てくるヒロイン全員ちょろすぎません!?お前ら勇者が好きなんじゃなくって勇者の特別な力が好きなんだろ!?です!!まっっっったく理解できません!!わがままで常にかっこつけてて、脇役は男女問わず勇者を引き立たせるために簡単に死んでいきますし・・・『お前の死は無駄にはしない・・・』とか『待ってろよ!俺がすぐに救い出してやる!』とか言いつつ、ハーレムメンバーといちゃつかれても何も入ってこねぇです!!だいたい・・・」
レンは苦笑いをしつつマリーの愚痴を静かに聞き続けた。
ちなみにマリーの機嫌は、お昼に食べたふわっふわの甘いパンを食べる頃には直っていた。
「わふー・・・ほのかに甘いパンに、はちみつの優しい甘み・・・そしてコクのあるバターとのコントラストが素敵でしたね・・・」
光悦とした表情でお昼ご飯の感想を述べるマリー。どうやら完全に劇の事は忘れたようだ。
「ん?なんでデートに誘ったかです?それは・・・この間は私がレンに素敵な景色を見せてもらいましたからね。次は私がレンを楽しませる番かと思って・・・?」
レンは少し微笑み、マリーの頭を優しく撫でる。
「・・・こちらのセリフですよレン。ありがとうです。私を連れだしてくれて・・・私はいまとっっっっても幸せですよ」
マリーは頭を撫でていたレンの手を取り、頬ずりしてそのまま手をギュッと握る。
「放さないでくださいねレン?私はレンが嫌がっても放しませんけどね!」
そして二人で手を繋いで歩き出―――
そうとすると、目の前には跪く女性。先日マリーを暗殺しようとしていたドロシーだった。
「レン!?」
レンは腰にある剣の柄に手をかける。
すると跪いたドロシーはおずおずと剣を両手で差し出す。
「レン様。私にもう敵意はないっす。もしそれでも許せないなら・・・どうぞ私の首を落とし下さい」
ピタッと剣は動きを止める。そして差し出された剣をとる。
鞘から少しだけ出すと、錆びてボロボロだった剣が顔が映るほどにピカピカに磨かれていた。
「どういうことですレン?恋人になって間もなくもう浮気です?」
へ?と言う顔をし、ぶんぶんと首を横に振るレン。
「マリー様。私とレン様はそう言う関係じゃないっす。いわばご主人様と奴隷のような物と思っていただけッ!?」
レンが差すような目線でドロシーを見る。
「ゾクッッと来たっす!その目線が堪らないっす・・・あぁ・・・」
光悦とした表情で座り込むドロシー。
「レン?説明を求むです!!・・・ふむふむ・・・なるほど?」
レンはマリーが狙われていたことを伏せ、あらかた真実を語る。
「それで・・・なんでこうなるです?ドロシーでしたっけ?」
「わん!!じゃなくって・・・はいっす!」
「お前は何がしたいんです?レンの恋人はすでにいます。間に合ってるのでさっさと回れ右してゴーホームです」
「いえそう言うのはいいっす。甘いものは苦手っすから。ただ・・・レン様とマリー様のお傍に控えさせていただきたいと思ってるっす」
「・・・却下です」
「ええ!?せっかく忠誠を誓うにふさわしい人物を見つけたのに・・・あんまりっす!!」
しっしっと手を振るレン。
しかしドロシーは諦めなかった。
「こちら・・・つまらぬものですが、マリー様に献上したく思うっす!」
ドロシーが差しだしたのは包み紙に包まれた手のひら大の物。
「我が里に伝わる極上の甘味・・・その名もどらやきっす!」
マリーは受け取り、包み紙を開き、口に運ぶ。そしてマリーはくわっッと目を見開き・・・。
「んまい!!」
あっという間に一個食べきってしまうマリー。
「私がいれば便利っすよ~別にレン様と恋仲になるつもりもないっす。ただ便利な雑用係が増えた・・・ペットを飼うようなもんですよ?」
「むむむ・・・」
「なんならもう一個あるっすよ?」
スッと胸元からどらやきを取り出す。
「むむむむむ~・・・仕方ないですね!それをさっさと寄越して消えるです」
「やった!!では傍に控えているので、用事があるときは手を二回鳴らしていただければ!!」
マリーにどらやきを渡し、姿を消すドロシー。
「ん?いいのかって・・・別にいいんじゃないです?慕われるのは悪くない事です。仲間が増えるのは・・・きっと私たちにとっていい事だと思うです。それよりも・・・デートの続きです!!」
マリーはレンに手を差し出す。
少し微笑んでレンはマリーの手を取り・・・。帝都の中を再び歩き始めた。
「いえ、辛くはないですよ?さすが帝都というだけあって、美味しいものに物珍しいものもあるですから・・・それにレンも隣にいますし・・・」
「そうですねぇ・・・流石皇帝というべきですか、滞在費にこんなにお金をくれるとは・・・」
帝都を二人並んで歩くレンとマリー。帝都に来た当初は、あまりの値段の違いに二人して顔を青くしていた。
調子に乗ったマリーが甘味を食べ歩き、途中でマリーのへそくりはすべて消えた。
レンはほぼお金を使っていなかったこともあり、何とか宿代と数日過ごすだけのお金は持っていた。
目の前にご馳走があるのに食べられない。そのことにマリーは店の前を通るたびに唸り声をあげ、レンが苦笑いをしていた。
そして帝都に来て二日目、目的である皇帝の謁見に向かい、門番をしていた衛兵に手紙を渡すと、衛兵が城の中に入っていき・・・少しすると慌てたように走って出てきた。
言われたのは、3日後の朝にもう一度城にくる事。そして渡されたのは滞在費として渡された大き目の袋。中には金貨がぱんっぱんに入っていた。
「でもちょうどいいです。行きたい所とか、食べたい物とかいっぱいありますし!この際豪遊しちゃいましょう!!」
「ははは!さすがに私といえど、それだけの金貨分食い尽くせませんよ!え?宿を変えるのが先?珍しいですね、屋根さえあれば何でもいいレンが宿に拘るなんて・・・」
レンはポリポリと頬を掻き、明後日の方向を見る。
「なっ!?・・・そんなに想ってくれるのは・・・嬉しいです・・・もう!行きますよ!まずは腹ごしらえからです!!」
マリーはレンの手を引き速足で歩く。
頬が緩みだらしない顔をしているのを見られたくない為なのか。しばらくマリーはレンの前を歩き続けた。
その後、冒険者ギルドへと顔を出す。
本当はクエストを受けて、少しでも金を稼ごうと思っていたのだが、それも受けなくてよくなった。
ここに来たのは情報を得る為だった。
クエストは帝都の物価が高い為か、どれも割高になっていて、冒険者にとってはありがたい事だった。
「うーん・・・やっぱり難易度が上がってますね」
今までに比べて要求される冒険者ランクが上がっていた。
ダンジョンの難易度も変更され、ワンランク上を想定されている。
その理由についてはこう説明されていた。
『ダンジョンの難易度の変更について
100年に一度の現象である黒陽が確認された。太陽が月に食われ、大陸の魔素の濃度が上がり、魔物の強化と進化を確認。
よってクエストの内容を更新するとともに、今までより魔物が凶暴かつ狡猾になったと認識せよ
冒険者諸君の安全と検討を願う』
「まあ本当のことなんて言えないですよね」
魔王という世界の脅威が復活しつつあるなんて、大っぴらに公開はできないだろう。すればたちまち世界は混乱し、人々は暴走を始めるだろう。
「とは言え復活しても私たちにできることはないです。ただ・・・難易度が上がるのはしんどいですねぇ」
「・・・レンが守ってくれるなら心強いです」
そう言ってマリーは、レンと繋いでいた手に少し力を込める。
「さて!仕事をするという予定も無くなったですし?明日から謁見まで少し暇ですね!」
「というわけで・・・デデ・・デートしましょうか!レン!」
デート?と言わんばかりに、レンは首を傾げるのだった。
翌日。町を歩くレンとマリー。その服装は、いつもの冒険者といういで立ちではなく・・・。
マリーは白いワンピース。レンは黒いズボンに白いシャツに薄い色のベージュのベストを着ていてかなりラフな格好になっていた。
「いつもと違う姿のレンもなかなかカッコいいですね!!」
「当たり前です!これはで・・・デートなんですから・・・可愛い!?ふへへ・・・まあ悪い気はしないですね」
二人で並んで歩き、たどり着いたのは大きな劇場だった。
「デートの定番といえば劇場ですよね!演目は『勇者と聖女の純愛物語』です!ずっと見たかったんです!」
そう言ってうきうきと劇場に入っていくマリー。それに続いてレンも劇場に入っていく。
そして数時間後・・・。
入った時とは違い、げんなりした様子のマリーと、特に変わることのないレン。
「原作通りに劇をやれです・・・なんで曲解されてるんですか・・・」
ポツリと愚痴をこぼすマリー。周りの観客たちはどこか満足気なのに、マリーだけはわかりやすく肩を落としている。
「なんでメインヒロインの聖女がその他の女扱い!?というか純愛!!純愛ってなんですか!?ハーレムは純愛だった!?というか出てくるヒロイン全員ちょろすぎません!?お前ら勇者が好きなんじゃなくって勇者の特別な力が好きなんだろ!?です!!まっっっったく理解できません!!わがままで常にかっこつけてて、脇役は男女問わず勇者を引き立たせるために簡単に死んでいきますし・・・『お前の死は無駄にはしない・・・』とか『待ってろよ!俺がすぐに救い出してやる!』とか言いつつ、ハーレムメンバーといちゃつかれても何も入ってこねぇです!!だいたい・・・」
レンは苦笑いをしつつマリーの愚痴を静かに聞き続けた。
ちなみにマリーの機嫌は、お昼に食べたふわっふわの甘いパンを食べる頃には直っていた。
「わふー・・・ほのかに甘いパンに、はちみつの優しい甘み・・・そしてコクのあるバターとのコントラストが素敵でしたね・・・」
光悦とした表情でお昼ご飯の感想を述べるマリー。どうやら完全に劇の事は忘れたようだ。
「ん?なんでデートに誘ったかです?それは・・・この間は私がレンに素敵な景色を見せてもらいましたからね。次は私がレンを楽しませる番かと思って・・・?」
レンは少し微笑み、マリーの頭を優しく撫でる。
「・・・こちらのセリフですよレン。ありがとうです。私を連れだしてくれて・・・私はいまとっっっっても幸せですよ」
マリーは頭を撫でていたレンの手を取り、頬ずりしてそのまま手をギュッと握る。
「放さないでくださいねレン?私はレンが嫌がっても放しませんけどね!」
そして二人で手を繋いで歩き出―――
そうとすると、目の前には跪く女性。先日マリーを暗殺しようとしていたドロシーだった。
「レン!?」
レンは腰にある剣の柄に手をかける。
すると跪いたドロシーはおずおずと剣を両手で差し出す。
「レン様。私にもう敵意はないっす。もしそれでも許せないなら・・・どうぞ私の首を落とし下さい」
ピタッと剣は動きを止める。そして差し出された剣をとる。
鞘から少しだけ出すと、錆びてボロボロだった剣が顔が映るほどにピカピカに磨かれていた。
「どういうことですレン?恋人になって間もなくもう浮気です?」
へ?と言う顔をし、ぶんぶんと首を横に振るレン。
「マリー様。私とレン様はそう言う関係じゃないっす。いわばご主人様と奴隷のような物と思っていただけッ!?」
レンが差すような目線でドロシーを見る。
「ゾクッッと来たっす!その目線が堪らないっす・・・あぁ・・・」
光悦とした表情で座り込むドロシー。
「レン?説明を求むです!!・・・ふむふむ・・・なるほど?」
レンはマリーが狙われていたことを伏せ、あらかた真実を語る。
「それで・・・なんでこうなるです?ドロシーでしたっけ?」
「わん!!じゃなくって・・・はいっす!」
「お前は何がしたいんです?レンの恋人はすでにいます。間に合ってるのでさっさと回れ右してゴーホームです」
「いえそう言うのはいいっす。甘いものは苦手っすから。ただ・・・レン様とマリー様のお傍に控えさせていただきたいと思ってるっす」
「・・・却下です」
「ええ!?せっかく忠誠を誓うにふさわしい人物を見つけたのに・・・あんまりっす!!」
しっしっと手を振るレン。
しかしドロシーは諦めなかった。
「こちら・・・つまらぬものですが、マリー様に献上したく思うっす!」
ドロシーが差しだしたのは包み紙に包まれた手のひら大の物。
「我が里に伝わる極上の甘味・・・その名もどらやきっす!」
マリーは受け取り、包み紙を開き、口に運ぶ。そしてマリーはくわっッと目を見開き・・・。
「んまい!!」
あっという間に一個食べきってしまうマリー。
「私がいれば便利っすよ~別にレン様と恋仲になるつもりもないっす。ただ便利な雑用係が増えた・・・ペットを飼うようなもんですよ?」
「むむむ・・・」
「なんならもう一個あるっすよ?」
スッと胸元からどらやきを取り出す。
「むむむむむ~・・・仕方ないですね!それをさっさと寄越して消えるです」
「やった!!では傍に控えているので、用事があるときは手を二回鳴らしていただければ!!」
マリーにどらやきを渡し、姿を消すドロシー。
「ん?いいのかって・・・別にいいんじゃないです?慕われるのは悪くない事です。仲間が増えるのは・・・きっと私たちにとっていい事だと思うです。それよりも・・・デートの続きです!!」
マリーはレンに手を差し出す。
少し微笑んでレンはマリーの手を取り・・・。帝都の中を再び歩き始めた。
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