2度目の出会いを、今きみと

芽亜莉

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2度目の出会いを、今きみと

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少し着慣れた制服に身を包み、腕には直したばかりの時計をつけて、そして、元気に言うんだ。
「行ってきます!」

今日は隼人君が高校に来る日。
お兄ちゃんじゃない、本物の隼人君。

色素の薄い茶色い髪の毛。
青みがかった黒色の瞳。
隼人君の知らない、私の2度目の出会い。
彼の目には、前に出会った時のような冷たさはなかった。
むしろどこか暖かさを感じさせる、優しい瞳だった。
こんな優しそうな雰囲気、前みたいに誰も話しかけないなんてことないだろうなぁ、それどころかモテちゃうかも。
なんて1人で微笑む。

でも誰が話しかけても、話しかけなくても関係ない。
私はもう一度、彼と仲良くなる。
初めて出会ったあの場所で。



「やっぱり、ここにいた。
初めまして、大宮くん。
同じクラスの栗川 美緒です。」

その時、風がいたずらに強く吹き抜けた。
その風は私と彼の髪を揺らしていった。
その瞬間、一瞬だけ、彼はあの人に似た顔で笑った。
そしてすぐに彼本来の優しそうな雰囲気に戻り、こう言った。
「なんでだろう、ここで君と出会うのは2回目な気がする。
でも、初めまして。
大宮 隼人です。」
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