1 / 4
序章プロローグ
しおりを挟む
ある年のクリスマスの時だった。僕はストーブによって温められたリビングに1人だった。けど悲しくはなかったよ。僕はお父さんとお母さんの3人で一つ屋根の下で楽しく過ごしてきた。毎年毎年、普通の子供のようにクリスマスプレゼントを親からもらっている。
しかし、今年もそのために、楽しくてうきうきしていた僕は親の帰りをずっと待っていたのだが、一本の電話が入った。
「・・・。」
この電話を受けて僕は何も言えなかった。
部屋の中で何も音が感じない空間の中で僕は一人泣きそして喚き続けた。
「なんで急にいなくなるんだ。」
「僕はこんなに軟弱な人間じゃないのに。早く病院に行かなくちゃ。」
と僕は急な出来事を真摯に受け止め、足早に病院向かった。
病院に着いたら、看護師の人が待っていてくれた。
「こちらでございます。」と遺体がある病室に案内してくれた。その目線には布で覆われた血の気もなく、体が真っ白な二つの遺体があった。僕は恐る恐る布をめくった。
「・・・!お父さんお母さん。」
僕には本当に両親かどうか信じられない遺体がそこにはあった。
僕はまだ7歳だった。まさかこんな悲しいことが来るなんて思わなかったよ。
後日、2人の葬儀が静かに営まれた。
僕はまだ7歳なのに、親のいない世界に迷い込んでしまったのだ。ずっと僕は手を合わせ、数珠を持ちながら祈っていたのだ。
「なんでこんな早くにいなくなったんだ。」
僕はずっとこのことしか頭に思い浮かばなかった。
「この度は父と母の葬儀にご参列いただき誠にありがとうございます。」
という挨拶を参列者に向かって話した。7歳とは思えなかった。
葬儀終了後、参列者たちは僕が遺影の前に座っている様子を鋭い目で見ながら、この場所をさっていった。
「あの子かわいそうね。親も祖父母も従兄弟もいない。今後どうしていくんだろうねー。まぁ施設行きは免れないけど。」
と軽々しく愚痴を言う近所のおばさまたちがずっと思っていたのだ。どうやら僕たちをよく思っていなかったようだ。
言っておくが、僕の祖父母そして従兄弟たちは東日本大震災の津波にみんな飲み込まれて息絶えてしまったのだ。
しかし、祖母だけは流木に捕まって生き残ったのだ。けど、その20日後誰もいない寂しさと大事な家族を亡くしたことを仇となり、自宅のリビングで首吊り自殺を図って絶命したのだ。
そして、遠方から来ていた祖母の知り合い2人も祖母の連帯責任を負い、1人はナイフで刺され、もう1人はナイフでその人を跡形もなく無差別に切り刻んで八つ裂きにしたらしい。そしてその血が大量に付着したナイフを自分の各部分、臓器を抉り取った。それから、摘出した臓器は床に置いたまま機能を失い、血が噴出し絶命した。
もう部屋中、臓器の腐った匂い、血の匂いで充満していた。気持ち悪すぎる。部屋と3人の遺体は血の海と化してしまった。
発見した警察官も嘔吐をしながら部屋を片付けたと言う。
このような状況で1人で死を覚悟して生きることは無理難題であると考えた僕は、今まで死んだ家族、親族の遺産をかき集めて5000万円を手にすることができた。僕は施設に行くことになったと言うエピソードがある。
僕の家族って怖いと思う。死にたがりが集結してると思っていた。けどこんなに素晴らしいことが未来で待っているなんて知るよしもなかった。
中学3年生になった僕はとても有意義な生活を送っている。僕の名前は相田 飛雄。昔ではあり得なかった笑顔が満ち溢れていた。とてもワクワクしている。
「これから、僕の物語が始まるんだ。」
そう悟ったのだ。
第一章をみてね。
しかし、今年もそのために、楽しくてうきうきしていた僕は親の帰りをずっと待っていたのだが、一本の電話が入った。
「・・・。」
この電話を受けて僕は何も言えなかった。
部屋の中で何も音が感じない空間の中で僕は一人泣きそして喚き続けた。
「なんで急にいなくなるんだ。」
「僕はこんなに軟弱な人間じゃないのに。早く病院に行かなくちゃ。」
と僕は急な出来事を真摯に受け止め、足早に病院向かった。
病院に着いたら、看護師の人が待っていてくれた。
「こちらでございます。」と遺体がある病室に案内してくれた。その目線には布で覆われた血の気もなく、体が真っ白な二つの遺体があった。僕は恐る恐る布をめくった。
「・・・!お父さんお母さん。」
僕には本当に両親かどうか信じられない遺体がそこにはあった。
僕はまだ7歳だった。まさかこんな悲しいことが来るなんて思わなかったよ。
後日、2人の葬儀が静かに営まれた。
僕はまだ7歳なのに、親のいない世界に迷い込んでしまったのだ。ずっと僕は手を合わせ、数珠を持ちながら祈っていたのだ。
「なんでこんな早くにいなくなったんだ。」
僕はずっとこのことしか頭に思い浮かばなかった。
「この度は父と母の葬儀にご参列いただき誠にありがとうございます。」
という挨拶を参列者に向かって話した。7歳とは思えなかった。
葬儀終了後、参列者たちは僕が遺影の前に座っている様子を鋭い目で見ながら、この場所をさっていった。
「あの子かわいそうね。親も祖父母も従兄弟もいない。今後どうしていくんだろうねー。まぁ施設行きは免れないけど。」
と軽々しく愚痴を言う近所のおばさまたちがずっと思っていたのだ。どうやら僕たちをよく思っていなかったようだ。
言っておくが、僕の祖父母そして従兄弟たちは東日本大震災の津波にみんな飲み込まれて息絶えてしまったのだ。
しかし、祖母だけは流木に捕まって生き残ったのだ。けど、その20日後誰もいない寂しさと大事な家族を亡くしたことを仇となり、自宅のリビングで首吊り自殺を図って絶命したのだ。
そして、遠方から来ていた祖母の知り合い2人も祖母の連帯責任を負い、1人はナイフで刺され、もう1人はナイフでその人を跡形もなく無差別に切り刻んで八つ裂きにしたらしい。そしてその血が大量に付着したナイフを自分の各部分、臓器を抉り取った。それから、摘出した臓器は床に置いたまま機能を失い、血が噴出し絶命した。
もう部屋中、臓器の腐った匂い、血の匂いで充満していた。気持ち悪すぎる。部屋と3人の遺体は血の海と化してしまった。
発見した警察官も嘔吐をしながら部屋を片付けたと言う。
このような状況で1人で死を覚悟して生きることは無理難題であると考えた僕は、今まで死んだ家族、親族の遺産をかき集めて5000万円を手にすることができた。僕は施設に行くことになったと言うエピソードがある。
僕の家族って怖いと思う。死にたがりが集結してると思っていた。けどこんなに素晴らしいことが未来で待っているなんて知るよしもなかった。
中学3年生になった僕はとても有意義な生活を送っている。僕の名前は相田 飛雄。昔ではあり得なかった笑顔が満ち溢れていた。とてもワクワクしている。
「これから、僕の物語が始まるんだ。」
そう悟ったのだ。
第一章をみてね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる