夢の中の断末魔〜不協和音の始まり〜

Hanakappa!

文字の大きさ
2 / 4

第一章 謎の現象

しおりを挟む
 僕はあれから施設を家として、学校で色々学んできた。受験シーズンだったが、第一志望の高校に受かることができたのだ。アルバイトをしてお金を稼ごうと思ってた。そんな日々が一年くらいやってたっけ。
「でも近々怪奇現象が起きるのは何故だろう。」と黙り込んで必死に考え込んでいた。例えばUFOなどのオカルト系や予言などが考えられるが、僕はその現象というものが全て起きていた。

気がつけば病室にいた。あたりは雪だった。
「相田くん今日は結構降るよー。」
と小学生の会話のように僕は施設で働いているお姉さんと会話を交わしていた。
「相田くんさ昨日言ってたよね?ちょっと暑いから明日は雪にしてくださいって。本当にすごいよね。」 
本当にそうだった。お願いをしていたことからこんなことが起こってしまったのだ。
「絶対当たるわけないですよーまぐれに決まってます。」とお姉さんにいった。
「明日またここに来るのを待ってるよ。」
とお姉さんが言ってしまった。

「どうせこんなのまぐれなんだから。もう一度試してみようかな。」
「今すごく寒いくて肌が乾燥するので、湿気を多く含む雨を降らせてください。」
とお願いをしてみた。

「え?嘘でしょ?」
そう本当に当たってしまったのだ。
予報は100%快晴だったのに大雨が降っている。僕はあの頃のようにはしゃいでいた。お姉さんもこんな反応をしてた。
「相田くんほんとにすごいよ!予言者になれるんじゃないの?そしたら私の中身全て射抜いて欲しいわ。」
「そんなことないじゃないですか。まず言わないでください。」とまだ認めていなかった。

僕とお姉さんの会話は昨日よりも弾んでいた。お姉さんが退室した後ずっと考え事をしていた。しかし、この大雨を見てあのことを思い出してしまったことがある。

「そういえばあの時も雨だったっけ。」  
「僕だって何もかもそうだった。人々に隔離されて生きてきた。これまでの人生の中で楽しいことなんてなかった。」と落胆した。高1でまた直面してしまうのかと。

実はあの日父と母が死んで、ただ単に泣き喚いたわけじゃない。死後の両親を見てしばらく経った時に家に帰って、そこで僕は
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
と絶望した。何もかも自暴自棄になって家中のものを壊しまくってぐちゃぐちゃになってしまった。葬式の帰りだって大雨の暗闇の中でネオンで照らされている広告があちこちある街の雑踏を泣きながら走っていった。冬なのに半袖短パンで雨に濡れていたので、風邪をひいて死んでしまうのではないかと思った。

  しかし、葬式の後から僕の人生が狂い始めたのはここからだった。いじめだった。

第二章に続く


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

あべこべな世界

廣瀬純七
ファンタジー
男女の立場が入れ替わったあべこべな世界で想像を越える不思議な日常を体験した健太の話

処理中です...