夢の中の断末魔〜不協和音の始まり〜

Hanakappa!

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第二章 僕への追い討ち

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  父と母が死んでから、僕の人生何もかも変わってしまった。小学校に入学したのはいいが、そんな僕が待っていたのはいじめだったのだ。

「お前!お父さんとお母さんいないんでしょ?とっても楽しいねーはははははは!」

と、いじめられてクラスから標的になってきた。
勿論助けてくれる人なんていなかった。今までの担任の先生もそうだったから。
 毎年家庭訪問のために施設に来てくれるが、他の人には楽しそうに笑顔で接していたことから、僕が学校でいじめられているということを隠蔽していたので、とても悔しかったよ。暴力も振るわれた。身体中あざだらけだった。出来るだけ人にアザを見せないように肌を見せない長袖の服を一年中着用していた。マスクも外したことがなかった。給食の時もトイレに逃げ続けていたから。

 小学校の卒業式もそうだった。
僕が壇上に上がった途端、会場内全員からブーイングの嵐又は非難の声が飛び交っていた。校長先生も嘲笑い、僕に数十発殴って会場が笑い声でしかなかった。決して表情には見せなかったけど、中身はボロボロだった。まるで手で引きちぎれるピザみたいに。

「もう死のうかな。生きることに疲れた。誰も僕の味方なんていなかったんだ。」

と、思っていた。けれど、生き延びることができたのだ。あることを思い出した。
 それは、卒業式が終わった後の話だ。体育館から出ようとした際に、どこの誰だかわからない面識のない親どもが僕の身を目掛けてナイフで刺しあっていたことだ。

「グサッッッッ!!」

この気持ちよくて、ゾクゾクしてしまう音が飛び交った。

「え?僕いじめの次元超えてゾンビみたいになってるんですけどー。」

と慌てていた。色々と考えてはみたが、何もハッピーエンドで終われる気がしなかったのだ。

「お前の存在が気に食わないんだよ!」

「お前なんか嫌いだ!好きな奴なんて1人もいないよ!」
と、親たちの愚痴が炸裂し、僕の体を一斉に刺してきた。やばい、もう学校内全て血の海だ・・・。

そんなことを言われていたけど僕には好きな女子ぐらいはいた。しかしこんなことを言われた。

「あなた信じられない!!今すぐ銀河系(ギャラクシー)から消えろ!?」と押し返されてしまったのだ。

僕はなんとか一命を取り留めたよ。
親たちから刺されまくって結果、500回ナイフで刺されて後の傷が残っていたが、傷は全て癒えた。普通の人間のように戻ることができたのだ。
 でも、僕は本当のことを話さなかった。
このヤブ医者も表裏があって、背後にナイフを隠して献身中に刺してきたことがあったからだ。
 なんとか色々あったが、中学校に入ることができたが、継続的にいじめが行われていたのだ。

「何?お前両親も家族もいないのか?雑魚だなぁ!あははははは!」

やはりみんなからバカにされた。
私はつい小学校の頃を思い出してしまった。

「やはり何も変わらなかったか。」

僕の思惑は予想通りだった。クラスの隅っこにいて、陰キャラだし、人からも隔離されているし、存在感が薄いことなどからクラスメイトたちに色々と笑われてきた。しかし、僕はあることに気がついていた。
「クラスメイトは笑っている。僕のことをバカにして笑っている奴らはいるけど、」
確かに、普段日常で先生も含めてみんなは笑っているけど、何人か笑っていなくて、その1人は文房具ばっかりいじっていた。学生によくあるペン回しなどを平気でやっていた人物は、幼稚園の同級生であった彩人(あやと)であった。小学校は離れ離れになってしまったが、中学で6年振りの再会を果たすことができたのだ。なかなか話すことができない。なぜならクラスメイトが僕の行動を監視しているから。もし彩人と関わっていたらまとめて潰されるかもしれない恐怖心が芽生えてしまった。
 屋上に行った。真下を見ると高さがあって怯えていたが、僕は柵にしがみついてこう叫んだ。

「死にたいよー。こんな自分嫌だよ。今度は普通の子として生まれ変わって下さーーい。」

とても自分の死を覚悟しているようだ。
「ねぇ、飛雄」
「え?」
と振り返ったら彩人がいた。
「飛雄、最初からわかってたでしょ?このこと。てか聞いちゃったよー。いじめられてたんでしょ。」
「うん。そうだけど、なんで知ってるの?」
「お前の同級生がこの学校にいるからだよ。お前の学校ここから結構遠いのにさー。飛雄含めて2人だってよ。しかもその子お前のことが好きなんだってよ。」
この時あることを思い出したのだ。
あの時「銀河系(ギャラクシー)から消えろ!」
と、六年間好きだったのに・・・。片想いだったけどこの言葉を言われた途端彼女には涙を浮かべていたということを。
「その人。今から呼んであげよっか?すごく悲しんでたけど。」
「いいよ。」
彩人はある人を呼びに行くために屋上を後にした。
「なんでなんだろう。もしかして子供たちに言われてていたということは、全て親の命令で動いていたということか。」
確かに、お父さんとお母さんの葬式に参列者としてクラスのみんなや親たちがきていたのだ。
「こんな臆病者いじめとけば大丈夫だって!」
とか子供にきっと言わされてたのだろう。子供は100パーセント親の言うことを聞いてしまうから。
「全員死ねばいい!」と恨みをぶつけていたら。
「連れてきたよ。」
彩人と女の子がきた。
「相田くん。あの頃はごめんなさい。本当にそんなことは思っていたけど、あんな奴を好きになるなんてお前は馬鹿かって親に罵倒されちゃって、親がこうしろって言われてきたから。つい・・・。」
と、女の子が言った。
「別にいいよ。そのことはもうわかってたし。」
「ありがとう。」
このことを僕は予言していたのかもしれない。
「え?なんで?私あんなに酷いことしたのに。」
「もう、そんな運命になるってことは数年前にもうわかっていたんだ。でもいじめてくるのは嫌だったけど、こうして謝りに来てくれるのは君が初めてだよ。ありがとう。」
「ごめんなさい!あなたの友達としてなんでもする。唯一過去を見てきてるから、何かあったら私に言いなさいよ。」
「うん。わかった。」

僕はスッキリした。
友達と3人で飛行機雲を眺めていたら。

このことをきっかけにクラスメイトが僕のことを気にかけてくれたのだ。全てこの2人のおかげかもしれない。本当に感謝したい。
すっかり受け入れてくれた。
「相田ーあんなこと言ってごめんな。」
「相田ー遊ぼうぜ!」
「案外いい人なのねー。」
など、今まで僕に向けられた無量大数の矛の先が、まるで全て無くなったかのように僕に接してくれた。正真正銘のスクールライフを中学一年生で手に入れることができたというエピソードが僕の脳裏に蘇った。

「あいつ。何してるのかな~。」

早く高校卒業して一人暮らししたいってよく最近は思うようになった。まだ3年も先なのに。

まだ、物語は序章に過ぎなかった。
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