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むひ

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戦いとは何か

16話 正午

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 正午になり全員集合した。
チュラーがポッツの横にいるセイクに気付いた。
「ポッツ!またナンパしてきたのか!」
「ええ!ちゃうてちゃうて!わしどんなイメージやねん。しかも『また』て、いつもしてへんわ!」
セイクは苦笑いをした。「とりあえず」とチュラーが話を進める。
「偶然にも私の幼なじみのチピと出会った」
チピが自己紹介をする。
「俺の妹、ハリーも声を…絶対許さない。急がなきゃ…」
チュラーはチピの肩に手を置く。
「みんな思いは一緒だ。みんなで戦えば絶対取り戻せるはずだ。今は情報を集めて…」
「そんなんじゃ遅いんだよ!」チピが声を荒らげる。
「こうしている間にも妹は…それに声を奪われている人が増えている。そんな暇はないんだ!今すぐ祠に行って犯人を倒す!」
ジースーが割って入る。
「だからそのために情報を集めてるんじゃないか。相手は強い。このまま行っても討死する可能性が…」
「とにかく」チピはチュラーの手を振りほどく。
「俺は一人でも行く」
チュラーが歩き出すチピを追いかけるのをセイクが止めた。
「行かせてやった方がいい、チピは今行かないと後悔すると思う。自分で決めたことだ、どんな結果になろうが悔いは残らない」
チュラーは足を止めた。
「俺は絶対チピを見殺しにしない。そのために今はやれる事をやろう。ところであなたは」
「済まない、紹介が遅れた。私はセイク。私も妹達の声が奪われ、犯人を追っている」
ポッツが補足する。
「こう見えても腕は立つで。それにここの国王の娘も一緒や。上手くすればルイ王の助力が得られるかもしれへん」
チュラーは頷く。
「なるほど、それは心強い。エニスの方は?」
「イールビなんだけど、どうやら不幸な目にあって魔女に魂を売ったらしい。だとしたらあの不思議な現象も納得出来る」
ジースーが納得する。
「だったら説明つくかも。僕があの距離で外すはずがないんだ」
ポッツは顔をしかめた。
「エラいことになってきたで。とりあえず王様のとこ行って色々聞いてみたいな。こっちの情報も持っていけば接見できるはずや。お抱えの学者もおるやろから何かヒントもあるやろ」
一行は城へ向かった。
城へ向かう途中道端で大道芸をやっていた。看板には「ヨッシューの大道芸」と書かれており人だかりができていた。
「さあさあ、皆様お立会い。ヨッシューの大道芸、得とご覧あれ!」
と言うと空中で回転したり飛び跳ねたりと身の軽さを売りにした大道芸をしていた。
「ラストはムーンサルトでございます!」
助走をつけると側転から後方二回転一ひねりを見事に決めた。
ジースーは目を丸くする。
「凄いねー!まるで重力が無いみたいだ!こんなすごい力あるんだから戦闘に活かしたらいいのにね」
チュラーもびっくりしていた。
「人にはそれぞれの活かし方があるからな、みんながみんな戦闘したいとは限らないぞ」
「そうだね、僕はなんで銃を持ってるんだろう」
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