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むひ

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最終決戦

35話 集いし時

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ナカムトは続ける。
「そもそも私がムヒコーウェルを封印した時はサクヤと二人だった」
皆混乱しているようだった。エニスはムシャから聞いた歴史を話した。ナカムトは笑う。
「時は事実を歪める。千年の間に予言と現実が混ざったな。よかろう、本当の予言はこうだ。

『暗黒の時 東より現れし白き三賢者 悪しき者を討つであろう』

私は千年もの間この時を待っていたのだ、この時をな」
「それじゃ、この中に三賢者がおるっちゅう事か?誰や!」ポッツが食いつく。
「それはわからん全てはanythingの向かう先だ。それより、もうあいつが黙っていないようだ…」
止まった触手が震え出し遂には動き出し全員を襲う。
エニスは胸に手を当てた。エニスの胸に光が灯り、それに呼応するように皆の胸も光った。それぞれの攻撃が更に強くなる。
「炎香!凄い!熱量が上がっているのが分かる。これなら行けるぞ!」
「ほんまなんやねんanythingちゅうのは奇妙やな!ごっついわ!」
触手に負けることなく押していた。急な逆転にムヒコーウェルも応戦する。
「そんな攻撃屁でもないわ!おーほっほっほっほ」
触手が更に増殖する。
「増殖した!こっちの攻撃が強くなっても数が多すぎる!」セイクも息が切れてきた。
ムヒコーウェルはニヤリと笑う。
「うるさいハエ共!あたしにひれ伏すのよぉぉおおおおお!!!」

「それはどうでしょうか?」
どこからか声が聞こえ、炎が無数にムヒコーウェルへ降り注ぐ。
「お待たせしたわね、チュラー」
「エリーヌさん!それにヤミー、メオリー、魔法学校の皆!」
「この人数のテレポートは時間がかかりましたわ」
「僕らが触手を抑えるから任せてね!」ヤミーは勇みながらメオリーと特大のつむじ風を巻き起こす。
エニスは驚いた。
「この子達こんな凄い魔法が使えるのか!」
チュラーは鼻を鳴らす。
「あー、エニスは知らないだろうが、ヤミーメオリー兄妹と言えば魔法学校きっての天才と呼ばれた兄妹だぞ」
エリーヌは号令を出す。
「行くわよ!魔法の波状攻撃!隊列を組め!発動組と詠唱組と別れ攻撃のラグを無くすの。撃てー!」
絶え間なく炎、水、雷様々な魔法が降り注ぐ。
「俺もいるのを忘れるなよ!雷剣!」と雷を携えた剣が触手を切り焦がす。
エニスは直ぐ気づいた。
「キールまで!ありがとう!」
「言っただろ。有事があれば駆けつけると。各国の息のかかった者に動向を探らせていたからね。イヤザザのギルドが動き出したから同行させてもらった。俺も少しは強くなったつもりだ」
別の声も飛んでくる。
「エニス!お待たせー」
「モチャ!ハビモズの皆!」
「ムシャさんが攫われてからとりあえずエニスの向かった西に向かったんだ。この距離ならルルーに乗ってくればあっという間さ」
ルルーがブルンッと鼻を鳴らす。
「場所に来ても誰もいなかったけどヤタの笛で分かったよ。呼んでくれてありがとう、ムシャさんを取り戻さなきゃ!」
「そうだね、ここから本番だ!」
チュラーは指示を飛ばす。
「エリーヌ組が弾幕を張ってる間にポッツは触手の本体を叩け。チピは本物の触手へ案内頼む。俺とジースー、セイク、ナツァーキ、キール、エニスで周りを援護。ハビモズ隊は左からの陽動をお願いできますか?」
「任せといて!」モチャは言うと「それ行くぞー!」と走り出すピヨーンを「コラー!先に行くな!」とハーチとストールが追いかけた。
「ナカムトは…適当にお願いします。一番周りが見えそうなんで」
「分かった」
「よし、行くぞ!走れポッツ!」
「任せとき!!!」
ポッツとチピは走った。触手がポッツとチピを襲う。
「僕は右、チュラーは左お願い!」とジースーは指弾を飛ばす。
「くそー!数が半端ないよー!弾幕何やってんの!」
ポッツは反応する。
「『弾幕何やってんの!』が言いたかっただけやろ!ジースー!」
「えへ」
「突っ込んでる場合か!ポッツ!」チュラーの激が飛ぶ。
「分かっとるけどな、条件反射や!一体どれがホンモンか分かれへんわ」
チピが視線を走らす。
「あれだ!あの一本だけ攻撃しないやつがいる。そこを狙え!」
「よっしゃ!あれやな!行くでーーーー!ソ~~ドウェ~~ブ~~!うらぁああああああああ!」
ポッツの胸の光が強くなる。特大の衝撃派が地を走った。
皆を攻撃していた触手の動きが止まり、黒い霧となって散った。
「やったぞ!」
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