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旅とは先の見えない闇である
42話 闇と光
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チュラーはガクッと膝を落とした。
「全部茶番だ、ムビーの茶番だ」
空が暗くなる。
「愚かなり。人間は醜い。自分を守るため仲間を裏切り傷付ける。何が仲間だ。何がanythingだ」
ポッツは構える。
「ムビーは今倒したはずやのに!」
「だから茶番だと言ったんだ。創造主だぞ、こんな簡単に終わるわけがない。そんな簡単に攻撃できるのが不思議だった。そしてキールから渡された円盤が全てを教えてくれた」
「その円盤は、ムヒコーウェルの時の!」
「そうだ、ミユウさんが全ての力を注ぎ直した物だ。俺たちはマカルが悪魔なのではないかという推測の元調査を開始した。その結果マカルを人間に戻す方法が見つかったんだ。そしてムビーを倒した…」
「ムビーを倒したやて!」
「しかしそれはあの世界の話だった。思い出してみろ、俺らのとった行動とは少し違っただろ?」
「せやな、少し話が違ったな」
「そう、今ここは別の空間軸にいるんだ。そして…悪魔化を解除したはずのマカルは未だにムビーの力を使える……なぜだ?はっ!ジースー危ない!」
チュラーはジースーを突き飛ばした。ジースーがいた後には暗黒空間が口を広げていた。
マカルは宙に浮いていた。目が真っ赤に染まっている。
「こんな世界消えてしまえばいい」
「マカル!止めてくれ!なあ、にぃにやで!」
マカルの声とムビーの声が重なる。
「我は怒りである。我は嫉妬である。我は恐怖である。人がいる限り永劫永らえる。それが人間の背負った業だ。我はどこにも存在せず我はどこにでも存在する。人は孤独。バラバラになるが良い」
nothingが無数、頭の上に展開する。
そのnothingに反応するかのように絶望と怒りが伝染していく。ジースーは悪魔化。ナカムトが応戦する。
「飲まれよって!お前はまだ修行が足らんのだ!」
「もう無理だよ…」「勝てるわけないだろ!俺は帰る!」「みんなどうしたの?希望を捨てないで!」「希望?どこにそんなもんがあるんだ」
「みんな殺られるんだろ」「何が力を合わせれば勝てるだ…」
口々に不満、絶望を吐き出す。
チュラーは暴れるムーフーを抑える。
「何回繰り返すんだ?同じことを…多分別の軸でも戦ってる俺たちがいる。そしてこの世界は…最悪のシナリオ…」
マカルはnothingを飛ばした。anything養成学校の数名が消えた。
更に恐怖は加速する。
「やはりマカルが鍵だったのか。マカルのnothingと融合したムビーは…」
nothingに呼応するように恐怖に負けた者はnothingを使い仲間を消した。
ポッツがマカルの前に出る。
「マカル!わしを消せ!やるならわしを消せ!」
チュラーは止めに入る。
「やめろポッツ!今は聞こえない」
マカルはnothingを発動。ポッツに向かって飛ばした。
ポッツは目を瞑る。
「マカルに消されるならそれでええ。今まで楽しかったで。ありがとうな」
nothingはポッツの目の前で止まった。
マカルの目に涙が浮かぶ。
「いやだ……こんなの……いやだ……にぃに……」
nothingは弾け、マカルから黒い霧が抜ける。
ポッツは倒れ込んだマカルを抱えた。
「ありがとう…マカル」
エリーヌが仲間の攻撃に応戦しながら叫ぶ。
「終わらない…他の人は止まらない!仲間を攻撃するなんてできないわ!」
次々にnothingに消される仲間をチュラーは呆然と見ていた。
「もう、ダメなのか…」
後ろからチュラーが手に持った円盤を取る者がいた。
ロッロ。
ロッロは円盤を咥えマカルの元へ走る。
マカルは意識が朦朧とする中、受け取ると円盤は光を発した。
はっとしたチュラーは叫ぶ。
「マカル!消せ!全てを消せ!」
ポッツが目を丸くする。
「チュラー何言ってんの!」
「マカルはムビーの鍵だ。だからムビーの手の届かないところへ俺たちを飛ばせ!」
マカルは円盤の光に感じた。これは力だと。希望だと。
『さあ、行こう。新しい世界へ』
円盤が呼んでいた。エニス。
マカルは問いかける。
「ムビーのいない世界へ…でもみんなバラバラになったら…そんなのいや!」
ポッツが背中を押す。
「信じろマカル。みんな一緒や。どこに行ってもな。手遅れになる前に!これ以上仲間で争う姿を見たいか?」
「でも!でも!」
どこから歌が聞こえる。
君が落ち込んだ時 そばにいてあげる
この空はどこまでも続いているから
君が泣きそうな時 一緒に泣いてあげる
流れた涙は胸に花を咲かすから
だけど 今は 遠く離れて
だけど きっと 届けてみせるから
今は 走れ走れ 走れ走れ
僕が君を押す風になる
走れ走れ 走れ走れ
僕が君を包む空になるから
コーナーズだった。
リンレ。
「私たちのラストライブ。みんな聞いてくれた?」
アキーチャ。
「もう思い残すことはないよ。さあ、行きましょ」
リファー。
「次の世界でもまたライブやるから絶対に来てよね!」
マカルは俯いていた。
「うん…絶対に行く……。みんな絶対一緒だからね!!!!!きょ……違う!anything!!」
光が拡散する。
『時には愛を信じることで
手を繋ぎ未来に手をかざそう』
ジースーが戻る。
「あれ?リファーなんで泣いてんの?」
「おにぃのバカ!」
『君と共に生きてくことが
世界に意味を照らす』
ムーフーが目覚める。
「お兄い、次は私も役に立てるかな…」
「当たり前だろ。今でも役に立ってる。居るだけでな」
『そう anything for us
君は君らしく居ればそれでいいさ』
次々に正気に返った。
『一番守りたいもの
守っていこう
君のために
僕のために』
必ずまた会えるさ
光は閉じた。
「全部茶番だ、ムビーの茶番だ」
空が暗くなる。
「愚かなり。人間は醜い。自分を守るため仲間を裏切り傷付ける。何が仲間だ。何がanythingだ」
ポッツは構える。
「ムビーは今倒したはずやのに!」
「だから茶番だと言ったんだ。創造主だぞ、こんな簡単に終わるわけがない。そんな簡単に攻撃できるのが不思議だった。そしてキールから渡された円盤が全てを教えてくれた」
「その円盤は、ムヒコーウェルの時の!」
「そうだ、ミユウさんが全ての力を注ぎ直した物だ。俺たちはマカルが悪魔なのではないかという推測の元調査を開始した。その結果マカルを人間に戻す方法が見つかったんだ。そしてムビーを倒した…」
「ムビーを倒したやて!」
「しかしそれはあの世界の話だった。思い出してみろ、俺らのとった行動とは少し違っただろ?」
「せやな、少し話が違ったな」
「そう、今ここは別の空間軸にいるんだ。そして…悪魔化を解除したはずのマカルは未だにムビーの力を使える……なぜだ?はっ!ジースー危ない!」
チュラーはジースーを突き飛ばした。ジースーがいた後には暗黒空間が口を広げていた。
マカルは宙に浮いていた。目が真っ赤に染まっている。
「こんな世界消えてしまえばいい」
「マカル!止めてくれ!なあ、にぃにやで!」
マカルの声とムビーの声が重なる。
「我は怒りである。我は嫉妬である。我は恐怖である。人がいる限り永劫永らえる。それが人間の背負った業だ。我はどこにも存在せず我はどこにでも存在する。人は孤独。バラバラになるが良い」
nothingが無数、頭の上に展開する。
そのnothingに反応するかのように絶望と怒りが伝染していく。ジースーは悪魔化。ナカムトが応戦する。
「飲まれよって!お前はまだ修行が足らんのだ!」
「もう無理だよ…」「勝てるわけないだろ!俺は帰る!」「みんなどうしたの?希望を捨てないで!」「希望?どこにそんなもんがあるんだ」
「みんな殺られるんだろ」「何が力を合わせれば勝てるだ…」
口々に不満、絶望を吐き出す。
チュラーは暴れるムーフーを抑える。
「何回繰り返すんだ?同じことを…多分別の軸でも戦ってる俺たちがいる。そしてこの世界は…最悪のシナリオ…」
マカルはnothingを飛ばした。anything養成学校の数名が消えた。
更に恐怖は加速する。
「やはりマカルが鍵だったのか。マカルのnothingと融合したムビーは…」
nothingに呼応するように恐怖に負けた者はnothingを使い仲間を消した。
ポッツがマカルの前に出る。
「マカル!わしを消せ!やるならわしを消せ!」
チュラーは止めに入る。
「やめろポッツ!今は聞こえない」
マカルはnothingを発動。ポッツに向かって飛ばした。
ポッツは目を瞑る。
「マカルに消されるならそれでええ。今まで楽しかったで。ありがとうな」
nothingはポッツの目の前で止まった。
マカルの目に涙が浮かぶ。
「いやだ……こんなの……いやだ……にぃに……」
nothingは弾け、マカルから黒い霧が抜ける。
ポッツは倒れ込んだマカルを抱えた。
「ありがとう…マカル」
エリーヌが仲間の攻撃に応戦しながら叫ぶ。
「終わらない…他の人は止まらない!仲間を攻撃するなんてできないわ!」
次々にnothingに消される仲間をチュラーは呆然と見ていた。
「もう、ダメなのか…」
後ろからチュラーが手に持った円盤を取る者がいた。
ロッロ。
ロッロは円盤を咥えマカルの元へ走る。
マカルは意識が朦朧とする中、受け取ると円盤は光を発した。
はっとしたチュラーは叫ぶ。
「マカル!消せ!全てを消せ!」
ポッツが目を丸くする。
「チュラー何言ってんの!」
「マカルはムビーの鍵だ。だからムビーの手の届かないところへ俺たちを飛ばせ!」
マカルは円盤の光に感じた。これは力だと。希望だと。
『さあ、行こう。新しい世界へ』
円盤が呼んでいた。エニス。
マカルは問いかける。
「ムビーのいない世界へ…でもみんなバラバラになったら…そんなのいや!」
ポッツが背中を押す。
「信じろマカル。みんな一緒や。どこに行ってもな。手遅れになる前に!これ以上仲間で争う姿を見たいか?」
「でも!でも!」
どこから歌が聞こえる。
君が落ち込んだ時 そばにいてあげる
この空はどこまでも続いているから
君が泣きそうな時 一緒に泣いてあげる
流れた涙は胸に花を咲かすから
だけど 今は 遠く離れて
だけど きっと 届けてみせるから
今は 走れ走れ 走れ走れ
僕が君を押す風になる
走れ走れ 走れ走れ
僕が君を包む空になるから
コーナーズだった。
リンレ。
「私たちのラストライブ。みんな聞いてくれた?」
アキーチャ。
「もう思い残すことはないよ。さあ、行きましょ」
リファー。
「次の世界でもまたライブやるから絶対に来てよね!」
マカルは俯いていた。
「うん…絶対に行く……。みんな絶対一緒だからね!!!!!きょ……違う!anything!!」
光が拡散する。
『時には愛を信じることで
手を繋ぎ未来に手をかざそう』
ジースーが戻る。
「あれ?リファーなんで泣いてんの?」
「おにぃのバカ!」
『君と共に生きてくことが
世界に意味を照らす』
ムーフーが目覚める。
「お兄い、次は私も役に立てるかな…」
「当たり前だろ。今でも役に立ってる。居るだけでな」
『そう anything for us
君は君らしく居ればそれでいいさ』
次々に正気に返った。
『一番守りたいもの
守っていこう
君のために
僕のために』
必ずまた会えるさ
光は閉じた。
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