ある少女の日記

ササラギ

文字の大きさ
上 下
15 / 25

2018 年3月21日

しおりを挟む
2018年3月21日 水曜日 雨
最近お母さんが悪口を言ってくるようになった。きっかけはあの時の夫婦喧嘩。私もお母さんから聞いてずっとお父さんが悪いものだと思ってた。でもお母さんが家出して、お父さんから話を聞いたら、お母さんのほうが悪いことに気が付いた。お父さんが言うことには、私も共感できる部分が多くある。それでお父さんと少し仲良くなったら、帰ってきたお母さんがそれに気づいた。お母さんは昔から子どもを独占したい人だったから、ずっと味方だと思ってた私に裏切られたと思ったんだろう。そこから悪口が始まった。「あんたに人の気持ちなんてわからない」「あんたは優しくない」「あんたは悪い子どもなんだよ」他にも小さくて、でも鋭い悪口をいっぱい言われた。
お母さんは昔から怒ると一線を越えてきた。嫌味とか煽りは信じられないくらい腹が立って、人格否定も一度や二度じゃない。普段は優しくて、世話焼きで、ちょっと過保護でも、機嫌を損なえば鋭い刃で、深く傷をつけてきた。最近はその頻度が上がってる。わかってるよ、もうわかってるから。自分のこと優しいと思ったことなんてないし、いい子だなんて思ったことないよ…。わかってるから…もう刺してこないで…。
しおりを挟む

処理中です...