ある少女の日記

2018年４月９日

2018年４月９日　月曜日　晴れ
遥に元気ないねって言われた。春休み中なんかあった？って。いつも通りを演じてたはずだったのに、気づかれちゃった。ごめん遥。心配かけたかったわけじゃないの。遥は本当に優しいね。私とは大違い。頑張って隠してたのに、気づいちゃうなんて。ありがとう。隠してはいたけど、気づいてくれて嬉しかった。でもごめん。話すことはできない。遥は優しくて正義感が強いから、お母さんのこと話したら何とかしようとしてくれちゃうでしょ？これは私の問題だから、私が考えすぎなだけだから、誰も何もしてくれなくていいの。私が全部何とかしなきゃいけないから。それに、優しい遥だから、私が悩んでることを知ったら遥まで悩んじゃうでしょ？私なんかのために、遥の時間とメンタルを使うなんて間違ってる。そんなことしたら私が耐えられないから。大好きな遥の負担になりたくないから。この話は、私の中だけに留めておく。心配しないで。遥が気づいてくれただけで、私はもう少し頑張れるから。ありがとう。