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第一部 第五章 女神のゆりかご
第二十一話 背信者の戯曲
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全てが順調に進んでいた。
魔法陣の敷かれた祭壇に上がったノエルは、宝珠へ触れて惑星延命術式のシステムを起動し、頭上に映し出された術式の展開図を眺めながら、操作盤を叩いた。
この術式改変を以って、聖地巡礼も真の終わりを迎える。
ここに至るまで多くの困難はあったが、遂に成し得るのだ。
悦びに心が躍った。
(ツァディーの裏切りは予想外だったけどね)
けれども多少、予定外の事があったとしても結果は同じ。
女神の使徒達が獅子を止められなくても、彼らを従わせる力をノエルは持っていた。
どれだけ足掻こうとも、戦う前から勝敗は決していたのだ。
(……ごめんね、姉さん)
イリアは今、ディアナの術によって眠らされている。
愛する姉を泣かせてしまったが、これも守る為だ。
「やめて」といくら懇願されても、顔も知らぬ世界の人々の命と、姉の命。
天秤にかけるまでもない。
後ろ指をさされ、憎まれる事になろうと。
大罪人と誹りを受けようとも。
果てに世界が滅びる事になったとしても——。
決意は揺らがない。
(姉さんが生きる時間を作れるなら、それでいい)
ノエルは無心に操作盤を叩き、作業を進めて行った。
作業は滞りなく進む。
最終段階に入って、「ビー! ビー!」と、甲高い不協和音が鳴り響いた。
『警告。システムの改変を検知。此れにより——』
無機質な音声が、警告の構文を連ねた。
音声は流暢に改変の危険性、想定される問題点をつらつらと読み上げていく。
そうして、その終わりに。
『——実行しますか?』
可否を問うて来た。
列挙された問題は、承知の上だ。
「ここに来て迷いはない。イエスだ」
ノエルは「タンッ!」と操作盤を押し叩いた。
『確認。改変を実行します』
足元にある魔法陣が、太陽の如き輝きを放つ。
頭上の展開図も同様に光り出し、宝珠が赤く染まった。
それから大地が震え、地の底から重低音が鳴り始める。
頭上に映し出された術式の展開図は、世界中の様子を捉えた映像へと切り替わった。
赤黒く変色した空へ魔法陣が広がって行く。
あれはマナを収集するためのもの。
(ああ……成し遂げた)
映像を見て、そして世界が変わる音を聞きながら、ノエルは眼下で平伏すルーカス達、反逆者を見下ろして、くっと口角の端を上げた。
【皇帝】の神秘の能力、〝遵守〟で従わせ、神槍の楔を撃ち込んであるのだから、動けるはずもない。
「此処に術式改変は為った!
虚構の楽園は崩れ去り、新たな世界が幕を開ける!」
知らしめるため声量を盛って告げた。
事の推移を聞かされるだけ、というのはさぞ悔しい事だろう。
「僕の勝ちだ、破壊の騎士」
勝利の美酒に酔いしれたいところだが、まずは使徒達を労うのが先。
敗北したとは言え、彼らこそ勝利の立役者だ。
自分一人で掴み取った、と豪語するまでに堕ちてはいない。
ノエルは左手を差し出し、戦いが始まる前に展開した〝守護聖域〟を通じて浄化と治癒を兼ね備えた〝浄化の光〟を施そうとした。
「ふふ、おめでとうございます。ノエル様」
甘ったるい鈴の音を鳴らして〝彼女〟が階段を上がって来る。
視線を向ければ、三日月形の金の髪飾りの添えられた、蠱惑的な赤紫色の髪色が目に入った。
露の落ちそうなほどに潤んだ鮮やかな桃色の瞳。
左右の高い位置に三つ編みで止めてつくられたおだんごと、フリルがふんだんにあしらわれたゴシック調の黒いドレスが愛らしい容姿を引き立てている。
彼女、【悪魔】もまた、労うべき相手の一人だ。
「君もご苦労様。僕の手足となり、奔走してくれた事に感謝するよ。ディアナ」
「いえいえ。それが私に与えられた役割ですから」
立ち止まったディアナが艶やかに笑う。
彼女は本当によく尽くしてくれた。
前に一度、日々の尽力に報いようと「欲しいものはないか」と尋ねた時は、はぐらかされてしまったが——。
今度こそ、何かしらの形で感謝を返そうと、ノエルは考えた。
ディアナから視線を外して、再び眼下へ目を向けた。
その直後。
「ノエル様、逃げてっ!!」
ツァディーの叫び声が聞こえた。
普段の彼女からは想像もつかないくらい大きな、必死に絞り出したであろう声。
だが、「裏切者が何を言っているんだ」とノエルは瞳を細めてツァディーの居る場所を見やる。
すると、何故かツァディーは拘束から解き放たれており、隣にシンが立っていた。
——シンは、意識を失っていたはずだ。
どういうことか、と首を捻っていると、高速で飛翔して来たツァディーの武器〝アルタイル〟がノエルの後方目掛けて閃光を撃ち出した。
後方にいるのはただ一人。
「きゃッ!」
小さな悲鳴が聞こえて振り返る。
条件反射だった。
光はディアナを狙ったもの。
ドレスによく合う、厚底の黒いブーツを履いた足元に閃光の落ちた跡があった。
幸い、被弾した様子はなさそうだが——ノエルは彼女が手に構えた物、殺傷のための武器を両手で頭上に振りかざす姿を目に留めて、困惑する。
武器は黒塗りの短剣。
鍔は翼を模した造り、柄に双頭の蛇が絡みつくアディシェス帝国の象徴の意匠が凝らされている。
魔術を武器とするディアナが、物理的に得物を振るう事は早々ない。
付け加えて、帝国の象徴がある物を持つ意味など——。
「ディアナ……?」
考えあぐねて、ノエルは問うように名を呼んだ。
ゆっくり短剣が下ろされて、ディアナの表情から笑みが消え去り、溜め込まれた息が吐き出される。
「……あーあ。もう少しだったのになぁ」
あどけなさと色香が共存する面持ちに、影が差した。
言葉の意味が、理解出来ない。
「もう少し」とは?
背後で短剣を振りかざして、ディアナは何をしようとしていたのか。
湧き上がる疑念に、ノエルの思考は混迷する。
そこへ「パチン」と、小気味よく指を弾く聞き慣れた音が響いた。
彼女は纏う衣裳と同じ色をした色濃い闇に紛れて、更に一段上に築かれた祭壇へ安置された、七色の神聖核の頂点へ降り立つ。
続いて瞳を伏せ、ドレスの裾をつまんで片足を後ろへ引き、恭しく頭を垂れて、機微の美しいカーテーシーを披露した。
「皆様、演目続きでお疲れの事と存じますが、これより真なる舞台の開幕でございます」
既に事は済んでいる。
このような演出を指示した覚えはない。
「ディアナ! 何を言っているんだ!?」
ディアナの頭と瞼が持ち上がり、隠された鮮やかな桃色の瞳が——昏い闇を内包した瞳が、ノエルを見下ろした。
「教皇聖下。
心血注ぎました私の最高傑作をお魅せ致しますわ。
きっとご満足頂けると思います。
どうぞ、心ゆくまでご堪能下さいませ」
まるで別人のような口調、振る舞いだ。
(あんな彼女は知らない。
あれは、僕の知る彼女ではない……!)
けれども、語句の最後に妖しく微笑んで見せた表情は彼女のそのもの。
ノエルの思考は混迷を極めた。
理解の追いつかない内に、事態は流れるように進行する。
『ノーチェ・ドゥエズ・アディシェスの名において。繋ぎ、結び、架けましょう』
彼女の白い手が空を仰ぎ。
『開きなさい、異界の門!』
声高に紡がれた音が、反響した。
間を置かず大地が悲鳴を上げて大きく揺れ動き——。
魔輝石の囲む幻想的な空間を、漆黒の闇が覆った。
魔法陣の敷かれた祭壇に上がったノエルは、宝珠へ触れて惑星延命術式のシステムを起動し、頭上に映し出された術式の展開図を眺めながら、操作盤を叩いた。
この術式改変を以って、聖地巡礼も真の終わりを迎える。
ここに至るまで多くの困難はあったが、遂に成し得るのだ。
悦びに心が躍った。
(ツァディーの裏切りは予想外だったけどね)
けれども多少、予定外の事があったとしても結果は同じ。
女神の使徒達が獅子を止められなくても、彼らを従わせる力をノエルは持っていた。
どれだけ足掻こうとも、戦う前から勝敗は決していたのだ。
(……ごめんね、姉さん)
イリアは今、ディアナの術によって眠らされている。
愛する姉を泣かせてしまったが、これも守る為だ。
「やめて」といくら懇願されても、顔も知らぬ世界の人々の命と、姉の命。
天秤にかけるまでもない。
後ろ指をさされ、憎まれる事になろうと。
大罪人と誹りを受けようとも。
果てに世界が滅びる事になったとしても——。
決意は揺らがない。
(姉さんが生きる時間を作れるなら、それでいい)
ノエルは無心に操作盤を叩き、作業を進めて行った。
作業は滞りなく進む。
最終段階に入って、「ビー! ビー!」と、甲高い不協和音が鳴り響いた。
『警告。システムの改変を検知。此れにより——』
無機質な音声が、警告の構文を連ねた。
音声は流暢に改変の危険性、想定される問題点をつらつらと読み上げていく。
そうして、その終わりに。
『——実行しますか?』
可否を問うて来た。
列挙された問題は、承知の上だ。
「ここに来て迷いはない。イエスだ」
ノエルは「タンッ!」と操作盤を押し叩いた。
『確認。改変を実行します』
足元にある魔法陣が、太陽の如き輝きを放つ。
頭上の展開図も同様に光り出し、宝珠が赤く染まった。
それから大地が震え、地の底から重低音が鳴り始める。
頭上に映し出された術式の展開図は、世界中の様子を捉えた映像へと切り替わった。
赤黒く変色した空へ魔法陣が広がって行く。
あれはマナを収集するためのもの。
(ああ……成し遂げた)
映像を見て、そして世界が変わる音を聞きながら、ノエルは眼下で平伏すルーカス達、反逆者を見下ろして、くっと口角の端を上げた。
【皇帝】の神秘の能力、〝遵守〟で従わせ、神槍の楔を撃ち込んであるのだから、動けるはずもない。
「此処に術式改変は為った!
虚構の楽園は崩れ去り、新たな世界が幕を開ける!」
知らしめるため声量を盛って告げた。
事の推移を聞かされるだけ、というのはさぞ悔しい事だろう。
「僕の勝ちだ、破壊の騎士」
勝利の美酒に酔いしれたいところだが、まずは使徒達を労うのが先。
敗北したとは言え、彼らこそ勝利の立役者だ。
自分一人で掴み取った、と豪語するまでに堕ちてはいない。
ノエルは左手を差し出し、戦いが始まる前に展開した〝守護聖域〟を通じて浄化と治癒を兼ね備えた〝浄化の光〟を施そうとした。
「ふふ、おめでとうございます。ノエル様」
甘ったるい鈴の音を鳴らして〝彼女〟が階段を上がって来る。
視線を向ければ、三日月形の金の髪飾りの添えられた、蠱惑的な赤紫色の髪色が目に入った。
露の落ちそうなほどに潤んだ鮮やかな桃色の瞳。
左右の高い位置に三つ編みで止めてつくられたおだんごと、フリルがふんだんにあしらわれたゴシック調の黒いドレスが愛らしい容姿を引き立てている。
彼女、【悪魔】もまた、労うべき相手の一人だ。
「君もご苦労様。僕の手足となり、奔走してくれた事に感謝するよ。ディアナ」
「いえいえ。それが私に与えられた役割ですから」
立ち止まったディアナが艶やかに笑う。
彼女は本当によく尽くしてくれた。
前に一度、日々の尽力に報いようと「欲しいものはないか」と尋ねた時は、はぐらかされてしまったが——。
今度こそ、何かしらの形で感謝を返そうと、ノエルは考えた。
ディアナから視線を外して、再び眼下へ目を向けた。
その直後。
「ノエル様、逃げてっ!!」
ツァディーの叫び声が聞こえた。
普段の彼女からは想像もつかないくらい大きな、必死に絞り出したであろう声。
だが、「裏切者が何を言っているんだ」とノエルは瞳を細めてツァディーの居る場所を見やる。
すると、何故かツァディーは拘束から解き放たれており、隣にシンが立っていた。
——シンは、意識を失っていたはずだ。
どういうことか、と首を捻っていると、高速で飛翔して来たツァディーの武器〝アルタイル〟がノエルの後方目掛けて閃光を撃ち出した。
後方にいるのはただ一人。
「きゃッ!」
小さな悲鳴が聞こえて振り返る。
条件反射だった。
光はディアナを狙ったもの。
ドレスによく合う、厚底の黒いブーツを履いた足元に閃光の落ちた跡があった。
幸い、被弾した様子はなさそうだが——ノエルは彼女が手に構えた物、殺傷のための武器を両手で頭上に振りかざす姿を目に留めて、困惑する。
武器は黒塗りの短剣。
鍔は翼を模した造り、柄に双頭の蛇が絡みつくアディシェス帝国の象徴の意匠が凝らされている。
魔術を武器とするディアナが、物理的に得物を振るう事は早々ない。
付け加えて、帝国の象徴がある物を持つ意味など——。
「ディアナ……?」
考えあぐねて、ノエルは問うように名を呼んだ。
ゆっくり短剣が下ろされて、ディアナの表情から笑みが消え去り、溜め込まれた息が吐き出される。
「……あーあ。もう少しだったのになぁ」
あどけなさと色香が共存する面持ちに、影が差した。
言葉の意味が、理解出来ない。
「もう少し」とは?
背後で短剣を振りかざして、ディアナは何をしようとしていたのか。
湧き上がる疑念に、ノエルの思考は混迷する。
そこへ「パチン」と、小気味よく指を弾く聞き慣れた音が響いた。
彼女は纏う衣裳と同じ色をした色濃い闇に紛れて、更に一段上に築かれた祭壇へ安置された、七色の神聖核の頂点へ降り立つ。
続いて瞳を伏せ、ドレスの裾をつまんで片足を後ろへ引き、恭しく頭を垂れて、機微の美しいカーテーシーを披露した。
「皆様、演目続きでお疲れの事と存じますが、これより真なる舞台の開幕でございます」
既に事は済んでいる。
このような演出を指示した覚えはない。
「ディアナ! 何を言っているんだ!?」
ディアナの頭と瞼が持ち上がり、隠された鮮やかな桃色の瞳が——昏い闇を内包した瞳が、ノエルを見下ろした。
「教皇聖下。
心血注ぎました私の最高傑作をお魅せ致しますわ。
きっとご満足頂けると思います。
どうぞ、心ゆくまでご堪能下さいませ」
まるで別人のような口調、振る舞いだ。
(あんな彼女は知らない。
あれは、僕の知る彼女ではない……!)
けれども、語句の最後に妖しく微笑んで見せた表情は彼女のそのもの。
ノエルの思考は混迷を極めた。
理解の追いつかない内に、事態は流れるように進行する。
『ノーチェ・ドゥエズ・アディシェスの名において。繋ぎ、結び、架けましょう』
彼女の白い手が空を仰ぎ。
『開きなさい、異界の門!』
声高に紡がれた音が、反響した。
間を置かず大地が悲鳴を上げて大きく揺れ動き——。
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