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初夜、ふたたび ③
それでも過去のことは、まだいい。結婚してからもプロの女性と関係を持っていた可能性があるのだと考えると、切なくて泣きそうになる。
けれど、そんな落ち込んだ気持ちは、すぐにどこかに飛んでいった。
「ひゃぁっ」
突然、下腹部――男性の屹立を受け入れる場所をさわられた。
恥ずかしいと感じる間もなく、太い指が膣口と思われる場所をぐりぐりとこする。
「痛っ」
気持ちよくもなんともない。ほとんど濡れていない秘所をこすられても痛いだけだ。
クリストフは一瞬うろたえたように息を呑んだ。
「す、すまない。まずは濡らさなければだめだな」
そして、あとずさって足もとに移動すると、わたしの足を両手で持ってぐいっと開いた。
「きゃー!」
足が閉じられない。
クリストフがまた大きな音を立てて、つばを呑んだ。
わたしのそこが、彼の視線にさらされている。
(やだ……っ、恥ずかしい! やめてほしい……!)
でも、口に出してしまうと、本当にやめてしまいそうで言えない。
好きな人にそんな汚いところを見られるのはいやだけど、彼と結ばれたい気持ちは変わらない。
わたしは拘束から解放された腕で、顔を覆った。
「……え?」
そのとき、足の間になにかがふれた。
指ではない。ぬるっとした分厚いものが、秘所を這っていく。
「ひゃっ、なに!? あっ、あぁぁぁぁっ!?」
思わず下腹部を見ると、なんとそこにクリストフが顔をうずめていた。
ぬるついた熱いものは、彼の舌だったのだ。
「クリストフさま!? だめ、汚いから、やめて」
不浄の場所だ。
物心がついてから、他人に見せたことはない。
彼はその閉じた襞を鼻先でめくって舌を伸ばし、奥まったところを濡らそうとしている。
「汚くなんかない」
クリストフが顔を上げ、筋張った腕で口もとをぬぐった。
「きみの体はすべて綺麗でかわいい」
クリストフの呼吸が早い。胸の筋肉が大きく上下している。
「もっとほぐすからな」
「や……あ、ひゃあっ」
彼はふたたび顔を伏せ、わたしの秘部をなめはじめる。
この痺れるような感覚が、快感なのかわからない。ただ体が熱くて、わたしは太ももで彼の頭を挟み込んだ。
「あっ、だめ、そんなのだめぇ! んんっ……ああっ、だめ……あぁんっ」
「くっ、ミルドレッド……っ!」
彼の声がくぐもって聞こえる。
厳しく鍛錬されたことがよくわかる筋肉の盛り上がった大きな体、燃え盛る炎のような赤い髪。
近衛騎士団の団長であり、伯爵家の当主でもある立派な経歴を持った男が、わたしの股間をぺろぺろとなめている。
あまりに刺激が強すぎて、めまいがする。スーッと血の気が引いて、意識を失いそうになった。
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