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たしか…
しおりを挟む馬鹿なことを抜かしてる奴らと話してる間に
俺は少しずつ元いた世界のことを思い出し始めた
少しばかし歳がいった母と互いの職場にくいところで
最寄りの駅で少し話してたんだ
そう、いつもだったらほんの些細なこと
「朝から親父がうるさかったね」
多少はにかみながら親の前で使う口調で
俺はおちゃらけてさきほど家にいたときの事を話した
でも母にとって今はそんな気分でも
そんな話も聞きたくなかったらしい
更年期って怖いねー
しかも暴走して……実の子供をレールに突き落とすなんて…
だから俺はこの胡散臭い世界に呼ばれたとき怪我をしてたらしい
ハハハ……笑えるなぁ…
俺はただ平和に過ごしたかっただけなのに
なーんもうまくいかねぇ、ついてねえな
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