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鋼鉄の心
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「俺は強欲を司る悪魔、アワリだ。よろしくな!」
「……怠惰のアケデ」
「私はヴィクトリア・スノウテール。これからお世話になります」
「ま、これから俺達家族みたいなものなんだから仲良くしよーよ。ね?」
目の前には黄金のきらきらした髪をポニーテールに結った血のように赤い目をした男の人と、病的に白い肌が特徴的で銀髪の水色の目をした男の人が立っていた。前者はアワリと名乗り、後者の人がアケデというらしい。二人を紹介したがっていたインヴィーは、何が楽しいのかにこにこと笑顔を浮かべつつ、私の肩とアケデの肩をぽんぽんと叩く。
「何言ってんだ、インヴィー。家族間では恋愛しないものだって聞いたぞ、俺は」
「あー、まぁ確かに。じゃあ家族プラス居候ってことで」
「……僕もう寝たい」
アケデは透き通るような水色の目を瞬きさせながら言った。言葉通りすごく眠そうで、今にも立ち寝し始めてしまいそうだった。それに比べてインヴィーとアワリの二人は元気そうだ。ちなみに私は元気ではなかった。先程の出来事のせいで、すっかり体力を消耗してしまっていたのだ。そんなやる気なさげに見えてしまうかもしれない私の姿を見て、アワリは はあ、と声を出して溜息をついた。
「だめだぞ、ヴィクトリア。ため息をつくと幸せが逃げるらしい」
「……そうですね、貴方も溜息ついてますがね……」
「あ、確かに」
元気づけるように言ってくれたのだろう。その言葉を、必要ないのに私が指摘してもアワリは気分を害したことはないように、ははっと明るく笑った。その様子に私も元気づけられ、疲れ果てた心をじわりと癒される。
「……僕もう部屋に帰ってもいい?」
大きく欠伸をしたアケデは、私とアワリのやりとりに何の興味もないらしく、いや、私自身に何も興味が無いようで、インヴィーに訊ねている。訊ねられたインヴィーはこくりと頷いてみせた。
「うん、いいよ。顔合わせはもうすんだからね」
インヴィーが笑顔を浮かべてそう答えれば、アケデはそれ以上なにかいうこともなく部屋から出ていってしまった。もう半分寝ているように瞼が閉じかけていたので、部屋に帰って寝るつもりなのだろう。怠惰という言葉通り、彼はものぐさなのかもしれない。
「じゃ、俺はちょっと街に用事があるからさ。あとは好きにしてよ。グーラもすぐ帰ってくると思うし」
「街?近くに街があるの?」
インヴィーの言葉に私は大袈裟なくらいに反応をした。その言い方だと、まるでこの森の近くに街があるようだ。いや、もしかしたらその言葉通り近くに街があるのかもしれない。私は思わず街のことを訊ねてしまった。しかしすぐにそれを後悔する。もしかしたら、逃げようと考えていることが、今の質問から読み取られてしまうかもしれない。
けれどインヴィーは、少なくとも私の目にはそんな様子は見せないままに答えてくれた。
「まあ、俺達悪魔にとっての近くってことだけど?」
「そ、そうなのね……」
だめだ。質問の意図を感じさせないようにしなければいけないと意識すれば意識するほど、かなりぎこちなくなってしまう。思わず彼から目線をそらして、落ち着きなく目線をさまよわせてしまう。
「ん?」
インヴィーはにやにやと笑いながら、私の顔をのぞき込んだ。私の動揺を見抜こうとしているのか、私の目を見つめる。深い緑の目と目線があうと、心の中まで見透かされているようで不安になってしまった。
「ううん、別に何でもないわ」
言葉通りさりげなさを装いつつ首を振れば、インヴィーは「ふーん」と意味ありげに鼻を鳴らしつつも、姿勢を正した。
「ま、いっか。じゃあ、また後で」
「おう!じゃあな!」
ひらひらと手を振って出ていくインヴィーの後ろ姿を見つめる私と、手を振ってインヴィーを見送るアワリの二人が部屋に残されてしまう。なんというか、短時間で既に何度も経験してしまった展開だ。でもアワリは、なんというか爽やかな好青年という雰囲気で、悪い印象はない。けれど、そんな第一印象がすぐ裏切られてしまうことは、先程のルッストとの一件で把握している。警戒を怠ってはならないことはもう充分なほどに理解してしまった。悲しいが、ここにいるものは皆悪魔なのだ。心を許してしまっては、付け入る隙を与えるということなのだ。
それはあってはならない。鋼鉄の心で誘惑を跳ね返さねばならない。少なくとも、友達になれるといった希望を抱いてはならない。それを強く心に命じた。
「な、仲良くなるために話でもしようぜ」
「私で、よければ……」
にこっと人懐っこい悪魔らしからぬ笑顔を浮かべて、アワリは言った。私の肩に手を添えて、革張りのソファに座るように促してくる。促されるがままにそのままソファに座ると、彼もまた私の隣に座った。そして、パチンと指を鳴らせば空間が捻れるような歪みが生じて、そこから二つのゴブレットとワインが現れ、空中にぽつんと浮かんでいた。
「人間って、深い話をするには酒がいるんだろ?まあ、飲めって」
彼はゴブレットをひとつ自分の手にたぐり寄せればそれに真っ赤なワインを注ぐ。そして私に渡してきた。強引に手を取られ、ワインが注がれたゴブレットが私の手の元に収まる。注がれた葡萄酒の水面がとぷりと揺れた。
「え、でも私お酒は……」
私は困り顔でそう言うと、彼もまた自分のぶんのゴブレットにワインを注いだ。
「少しくらい大丈夫だって。ほら、一口だけ。な?」
「うーん、でも……」
「じゃ、ジュースにするか?それなら飲めるだろ?」
「……そうね。それなら」
私がそう答えるのを聞いて、彼は嬉しそうに笑うとまたしても指を慣らす。すると、注がれていた真っ赤なワインが、絵の具をとくように色を変えていった。それは私が小さい頃好んで飲んでいたオレンジジュースに似ている。
「それ、あんたが好きだったんだろ?ちらっと記憶を読ませてもらったぜ」
アワリが得意気にへへっと笑う。私はぽかんと口を開いて、まさかそんなことはないだろうと一口飲んでみる。
舌触りのいい柑橘の甘み。甘酸っぱくて、どこか懐かしい味が口の中に広がった。そうだ。母様がどこからか私のために取り寄せてくださった、あのオレンジジュースと同じ味。
思わず涙が出そうになるものの、唇を噛み締めることでそれを耐える。しかし私の目には次々と涙の粒が浮かんでしまう。
それを見たアワリが、ええっ! と声を上げる。
「どうしたんだよ……記憶と違ったか?」
悪い、喜ぶと思ったんだけど……。
そう言ってしょんぼりとするアワリに、私は違うのだと必死に首を振って否定する。
違うのだ。昔を懐かしむと同時に、今日私に訪れた全ての出来事が重くのしかかってきただけなのだ。
何故、あの頃の幸せな時間が続かなかったのだろう。母様と父様と、三人で仲良く慎ましやかな暮らしが出来れば、それ以上のことはなにも望まなかったのに。母様も父様も、素敵な人だった。どうして二人が亡くならなければならなかったのだろう。それがとても理不尽なことに思えた。不条理だ。不幸だ。二人さえ戻ってきてくれるなら、他の知らない誰かがいなくなってしまってもいいとさえ思えた。
私は最低な人間だ。自分の周りの人さえ幸せならそれでいいと思える、人間として正しくないものだ。
でも、人間はそんな身勝手なものなのだと私は知っている。継母だってそうだった。遺産さえ奪ってしまえば、目障りな私なんて消えればいいと、殺そうとする。
奪い奪われる命。海の底に沈むほどに重い命。かたや簡単に奪おうと思える羽より軽い命。同じ、人間という種族の命なのに、どうしてこんなに差ができてしまったのか。
残酷だ。許せない。けれど、なにを?私は何を許せないのだろう。私を殺そうとした継母か。それとも、母様を奪った病か。自殺の証拠もなく命を失ってしまった父様か。
違う。それらすべてに抗うことが出来なかった自分自身だ。
「……怠惰のアケデ」
「私はヴィクトリア・スノウテール。これからお世話になります」
「ま、これから俺達家族みたいなものなんだから仲良くしよーよ。ね?」
目の前には黄金のきらきらした髪をポニーテールに結った血のように赤い目をした男の人と、病的に白い肌が特徴的で銀髪の水色の目をした男の人が立っていた。前者はアワリと名乗り、後者の人がアケデというらしい。二人を紹介したがっていたインヴィーは、何が楽しいのかにこにこと笑顔を浮かべつつ、私の肩とアケデの肩をぽんぽんと叩く。
「何言ってんだ、インヴィー。家族間では恋愛しないものだって聞いたぞ、俺は」
「あー、まぁ確かに。じゃあ家族プラス居候ってことで」
「……僕もう寝たい」
アケデは透き通るような水色の目を瞬きさせながら言った。言葉通りすごく眠そうで、今にも立ち寝し始めてしまいそうだった。それに比べてインヴィーとアワリの二人は元気そうだ。ちなみに私は元気ではなかった。先程の出来事のせいで、すっかり体力を消耗してしまっていたのだ。そんなやる気なさげに見えてしまうかもしれない私の姿を見て、アワリは はあ、と声を出して溜息をついた。
「だめだぞ、ヴィクトリア。ため息をつくと幸せが逃げるらしい」
「……そうですね、貴方も溜息ついてますがね……」
「あ、確かに」
元気づけるように言ってくれたのだろう。その言葉を、必要ないのに私が指摘してもアワリは気分を害したことはないように、ははっと明るく笑った。その様子に私も元気づけられ、疲れ果てた心をじわりと癒される。
「……僕もう部屋に帰ってもいい?」
大きく欠伸をしたアケデは、私とアワリのやりとりに何の興味もないらしく、いや、私自身に何も興味が無いようで、インヴィーに訊ねている。訊ねられたインヴィーはこくりと頷いてみせた。
「うん、いいよ。顔合わせはもうすんだからね」
インヴィーが笑顔を浮かべてそう答えれば、アケデはそれ以上なにかいうこともなく部屋から出ていってしまった。もう半分寝ているように瞼が閉じかけていたので、部屋に帰って寝るつもりなのだろう。怠惰という言葉通り、彼はものぐさなのかもしれない。
「じゃ、俺はちょっと街に用事があるからさ。あとは好きにしてよ。グーラもすぐ帰ってくると思うし」
「街?近くに街があるの?」
インヴィーの言葉に私は大袈裟なくらいに反応をした。その言い方だと、まるでこの森の近くに街があるようだ。いや、もしかしたらその言葉通り近くに街があるのかもしれない。私は思わず街のことを訊ねてしまった。しかしすぐにそれを後悔する。もしかしたら、逃げようと考えていることが、今の質問から読み取られてしまうかもしれない。
けれどインヴィーは、少なくとも私の目にはそんな様子は見せないままに答えてくれた。
「まあ、俺達悪魔にとっての近くってことだけど?」
「そ、そうなのね……」
だめだ。質問の意図を感じさせないようにしなければいけないと意識すれば意識するほど、かなりぎこちなくなってしまう。思わず彼から目線をそらして、落ち着きなく目線をさまよわせてしまう。
「ん?」
インヴィーはにやにやと笑いながら、私の顔をのぞき込んだ。私の動揺を見抜こうとしているのか、私の目を見つめる。深い緑の目と目線があうと、心の中まで見透かされているようで不安になってしまった。
「ううん、別に何でもないわ」
言葉通りさりげなさを装いつつ首を振れば、インヴィーは「ふーん」と意味ありげに鼻を鳴らしつつも、姿勢を正した。
「ま、いっか。じゃあ、また後で」
「おう!じゃあな!」
ひらひらと手を振って出ていくインヴィーの後ろ姿を見つめる私と、手を振ってインヴィーを見送るアワリの二人が部屋に残されてしまう。なんというか、短時間で既に何度も経験してしまった展開だ。でもアワリは、なんというか爽やかな好青年という雰囲気で、悪い印象はない。けれど、そんな第一印象がすぐ裏切られてしまうことは、先程のルッストとの一件で把握している。警戒を怠ってはならないことはもう充分なほどに理解してしまった。悲しいが、ここにいるものは皆悪魔なのだ。心を許してしまっては、付け入る隙を与えるということなのだ。
それはあってはならない。鋼鉄の心で誘惑を跳ね返さねばならない。少なくとも、友達になれるといった希望を抱いてはならない。それを強く心に命じた。
「な、仲良くなるために話でもしようぜ」
「私で、よければ……」
にこっと人懐っこい悪魔らしからぬ笑顔を浮かべて、アワリは言った。私の肩に手を添えて、革張りのソファに座るように促してくる。促されるがままにそのままソファに座ると、彼もまた私の隣に座った。そして、パチンと指を鳴らせば空間が捻れるような歪みが生じて、そこから二つのゴブレットとワインが現れ、空中にぽつんと浮かんでいた。
「人間って、深い話をするには酒がいるんだろ?まあ、飲めって」
彼はゴブレットをひとつ自分の手にたぐり寄せればそれに真っ赤なワインを注ぐ。そして私に渡してきた。強引に手を取られ、ワインが注がれたゴブレットが私の手の元に収まる。注がれた葡萄酒の水面がとぷりと揺れた。
「え、でも私お酒は……」
私は困り顔でそう言うと、彼もまた自分のぶんのゴブレットにワインを注いだ。
「少しくらい大丈夫だって。ほら、一口だけ。な?」
「うーん、でも……」
「じゃ、ジュースにするか?それなら飲めるだろ?」
「……そうね。それなら」
私がそう答えるのを聞いて、彼は嬉しそうに笑うとまたしても指を慣らす。すると、注がれていた真っ赤なワインが、絵の具をとくように色を変えていった。それは私が小さい頃好んで飲んでいたオレンジジュースに似ている。
「それ、あんたが好きだったんだろ?ちらっと記憶を読ませてもらったぜ」
アワリが得意気にへへっと笑う。私はぽかんと口を開いて、まさかそんなことはないだろうと一口飲んでみる。
舌触りのいい柑橘の甘み。甘酸っぱくて、どこか懐かしい味が口の中に広がった。そうだ。母様がどこからか私のために取り寄せてくださった、あのオレンジジュースと同じ味。
思わず涙が出そうになるものの、唇を噛み締めることでそれを耐える。しかし私の目には次々と涙の粒が浮かんでしまう。
それを見たアワリが、ええっ! と声を上げる。
「どうしたんだよ……記憶と違ったか?」
悪い、喜ぶと思ったんだけど……。
そう言ってしょんぼりとするアワリに、私は違うのだと必死に首を振って否定する。
違うのだ。昔を懐かしむと同時に、今日私に訪れた全ての出来事が重くのしかかってきただけなのだ。
何故、あの頃の幸せな時間が続かなかったのだろう。母様と父様と、三人で仲良く慎ましやかな暮らしが出来れば、それ以上のことはなにも望まなかったのに。母様も父様も、素敵な人だった。どうして二人が亡くならなければならなかったのだろう。それがとても理不尽なことに思えた。不条理だ。不幸だ。二人さえ戻ってきてくれるなら、他の知らない誰かがいなくなってしまってもいいとさえ思えた。
私は最低な人間だ。自分の周りの人さえ幸せならそれでいいと思える、人間として正しくないものだ。
でも、人間はそんな身勝手なものなのだと私は知っている。継母だってそうだった。遺産さえ奪ってしまえば、目障りな私なんて消えればいいと、殺そうとする。
奪い奪われる命。海の底に沈むほどに重い命。かたや簡単に奪おうと思える羽より軽い命。同じ、人間という種族の命なのに、どうしてこんなに差ができてしまったのか。
残酷だ。許せない。けれど、なにを?私は何を許せないのだろう。私を殺そうとした継母か。それとも、母様を奪った病か。自殺の証拠もなく命を失ってしまった父様か。
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