約束と追憶 promitto of memory

Natsuki

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promitto of memory

第15話 世界樹、牙を向ける者。

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「あ、後アンルの分のご飯
もう出来てるから座って食べてていいよ!」

「うん、分かった。」

そしてリウラも
いい匂いにつられて起きたのか、
タタタ、と2階から足音がした。

「お師匠!皆さんも、おはようです!」

「あ、リウラちゃんおはよ!」
「朝食はテーブルの上に
置いてあるから食べてていいからね~」

「分かりました!わわ、凄く美味しそうです…!」

今日の朝食はスクランブルエッグとベーコンだった。
…何なら、兄さんの作る料理は凄く美味しいのだ。

「アギトさん、隣座りますね。」

「ん、おう。」

手を合わせて『いただきます』と言って
ベーコンを口へと運ぶ。
「わ、美味しい…兄さん、料理の腕上がった?」

「美味しいでしょ!
ちょっと味付けを変えてみたんだよ~」

──そして、食べ終えた頃には
新たなる目的地へと到着していた。

―第15話 世界樹、牙を向ける者―

部屋から少し大きめの鞄を
持って行って舟からおりた。

【果ての樹海】…。
何故ここに来たのか、その理由は
大きな謎が一つ此処に有ると
噂されている故にここに来た。

その大きな謎とは何か…そしてそれを紐解く何かが
あるかもしれないと思ったからだ。

そしてこの樹海にはとある伝説がある。
嘗て消えたとされる【世界樹】。
それが何故無くなったのか、
そしてどこに消えたのか…。
不明な点は幾つかある。

「…よし、行こう。」

草道を掻き分けて前へと進んで行った。
そしてその先には、綺麗な景色が広がっていた。
「…」
「おぉ~…」

兄さんとヴァルフとリウラが、
息を揃えてそう言った。
自分はちょっと可愛いな、と思いつつ
静かに笑みを浮かべた。

しかし何処かで、何者かの気配がしていた。
アギトさんも薄々気がついているのだろうか…。

──その後暫く歩いていると、とある木を見つけた。
「なんだろう、これ…。」

一見普通の木なのだが…爪痕の様な物が刻まれていた。
それもそのはず、切り跡の形が妙に綺麗だった。

「切り跡の形からして剣か…
それともナイフで刻んだかもしれねぇな。」

「…なるほど。」

こういう時こそ、アギトさんが
そう言う物の知識に詳しくてよかったと思った。
もしかしたら此処に、自分達以外の
1人の人間がいる…という事だろうか。

『そこまで古くない切り跡だし…』

その事について気になったため、
少しだけ此処ら一帯を探索することにした。

「…」

そして先程の所で、少し人の気配を感じた。

…もしかしたらあの所に
切り跡をつけた本人かもしれない。
だが、これはあえての仮説であって
本当かどうかは分からないのが難点だ。

そして、その気配が近くなって行った。
何処からか人影が見える。
そして次の瞬間、自分の方へと
何かが飛んできた。

「…!」

そして、それをはじき落とすかのように
アギトさんの黒炎が舞い上がった。

「…ナイフ…?」

もしかすると、これは
あの跡をつけたナイフかもしれない。

「…宣戦布告、という訳か。」

するとアギトさんが怖い顔をしてそう言い
木の影の方へと素早く向かった。

「っ!!」

木の影から、ようやくその姿が見えた。
14歳位の少女のようで
緑色の目をしていて、顔と腕ら辺に傷があった。

その少女がアギトさんに
またもや攻撃を、今度は自ら仕掛けた。

「この…ッ!!」

しかしその攻撃も、自分が見える位に遅かった為
アギトさんが大剣で受け止めた。
「…」

すると彼は結界魔法を使って
少女のことをはじき返した。

「ぐっ…!?」

ほんの一瞬だった。
その子は体力を消耗してしまったのか
そこから1歩も動かなくなってしまった。

するとアギトさんは目を細めると、
その子の元へと近づき、とある質問をした。

「…どういう目的でこんな事をした?」

「っ…アンタみたいな人殺しに言うもんか…!!」

その少女はアギトさんを
睨むようにこう言っていた。

……アギトさんは確か
千紡戦争にて活躍した戦士だったと、
誰かが噂をしていた気がする。

「…痛めつけてでも口を割らせるか」

流石にこれはまずい、と思って
自分はアギトさんの手前に立った。
「…」

「それは行けません。相手は子供です。」

…そしてまたもや彼は目を細め、
自分に向けて真面目な声色でこう答えた。
「…だがお前の命を狙おうとした奴だ。」

「命を狙われようが、関係有りません。」
「…殺しは決して許されない事です。」

自分は、必死に真剣な眼差しを彼に向けた。
それが伝わったのか、彼はこう言った。
「…分かった。」

自分は少女の方へと近づいて行った。
何かあればアギトさんが対処するだろう。

「っ!やめろ、来るな…!」

やはりこれでは警戒を弛めてはくれない。
…むしろそれが強くなる一方だ。

唯少し気がかりなことがあった。
その少女の顔と腕に何故、傷跡があるのか。
…単なる普通の傷だろうとも思った。
だがその傷の形がヒビ割れの様なものだった。

そこで自分は、とある質問を彼女に向けた。

「あなたは…【憤怒の祟・アルブ】をご存知でしょうか。」

「!!」

その少女は酷くその名前に反応した。
その傷も、アルブにやられた物なのだろう。

「…アルブは、自分が討ち果たしました。」

そして、その少女が
自分を疑うようにこう言った。

「アンタが…?」

自分はその言葉に頷くと、
簡単には信じないと言わんばかりにこう答えた。

「嘘に決まってる…アンタに…っ
あんな化け物を倒せる力がある訳ない…!!」

「……」
「その事でしたら…」
自分は、髪を金色に変化させた。
するとその少女が驚いたのか言葉を漏らした。

「!」
「金の、長い髪…」

これで漸く信じて貰えただろうか、すると
彼女は涙をポロポロと流し、泣きながら答えた。

「…そっか…姉は、
っ姉さんは祟のせいで死んだんだ…っ。」

──数分後。
その少女は泣き疲れたのか寝てしまっていた。
街の近くに舟を停め、暫く其処で休む事にした。

自分はその少女を少しばかり見守る事にした。

…先程言っていた姉さんとは、誰の事だろうか。
そもそもあの子は一体何者なのだろう。
聞きたい事は山ほどあるが、
今はまだ寝かせてあげようと思った。

「…」
「そういえば…」
あの子の顔が…師匠の顔に似ていた気がする。
…気のせいか、偶然か
それともその予想は本当なのか…。

「…いや、まさかね。」

そしてその少女が目を覚ますと
ここは何処だ、と言わんばかりに辺りを見回していた。

「!」

すると自分の存在に気がついたのか
自分の向かいにいる少女が驚いたような表情を見せた。

「…」
「まだ、オレの事が怖いですか?」

そのような事を質問したとしても
変わるはずはないだろう…。
そう思っていた。

するとその少女は
首を小さく横に振った後にこう答えた。

「……怖く、ない。」

自分はその言葉を聞いて少しほっとした。
また彼女に警戒されてしまったら
自分は、どうしようも無くなるからだ。

「…そうですか。」
「オレはアンルと言います。あなたの
名前を教えて頂いてもいいでしょうか。」

すると、その少女は
少し吃りつつもこう答えた。

「…ラミジュ、」
「私は…あんた達と違う、だから神の加護も記憶も無い。」

つまりは普通の人間…という事だろう。
薄々その様な感じはしていた。
…だからあの時、
アギトさんも手加減をしていたのだろう。

「なるほど。」
「では…ひとつ質問しても宜しいでしょうか。」

ラミジュが頷くと同時に、自分はこう言った。
「姉という人物は…どういった方でしたか?」

「…っ」
「…姉は、ルカ姉さんは…私が
物心着いた頃には行方が分からなくなったの。」

「!」

…まさかとは思っていたが、
本当にその予想が当たるとは思いもしなかった。

「…でも、あの赤い目の人には
さっき質問した事は絶対言わないで。」

アギトさんの事だろうか。
何故なのかは分かっていた為それに承諾した。

「分かりました。」

アギトさんにその話を言わないで欲しいと
そう頼んだのは、恐らく師匠の為だろう。

『もしかすると、根はいい子なのかも…』

…だが彼の勘が鋭いのは、自分も分かりきっている。
アギトさんには申し訳ないと思いつつ、
この事は隠そうと思ってしまった。

──そして、ラミジュと自分は
改めてアギトさん達のいる所へと向かった。

「あ、お師匠おかえりなさいです!」
リウラが真っ先に自分を出迎え、
微笑ましい笑顔でこう答えた。

「ええ、ただいま戻りました。」
そしてラミジュの自己紹介を終えた後、
アギトさんは彼女の方へと目を向ける。

「…」

彼は少し怪訝で不満そうな顔をしていて
自分は、少しばかり気まずいな…と思っていた。
だがラミジュの事は、何故か放っておけなかったのだ。

すると、ラミジュは頬に冷や汗を垂らしながら
アギトさんにこう言った。

「何か用…?」

その言葉に、彼は少し
ハッとした後、彼女から目を逸らし
もう一度ラミジュの方を見てこう答えていた。

「…いや、何でもねぇよ。」

とりあえず今の所は
仲は悪くも良くも、何方でもないのかな。
…と思ったばかりに安心した。
兄さんも自分と同じく、安心していたようだった。

そして彼女は、アギトさんから少し遠ざかった。

「ど、どうしたの?」

「…」

ラミジュがヴァルフの後ろに隠れると
彼は少しだけ動揺を隠せずにいた。

その事にアギトさんは何の反応も見せなかった。
動じないのはいい事、とは言いきれないけれど
あれは彼なりの行動なのだろうと少し思った。

そして自分は暫くの間、
自身の旅団にて彼女を預かることにした。
自分達の旅団に入るかどうかは、
彼女の気持ち次第であって
自分たちがどうこう決めるものでは無い。

するとリウラがラミジュの所へ向かって行く。
リウラが彼女のことを見上げてこう言った。

「初めまして!僕はリウラですっ」

それにラミジュは、少しだけだが
困った様な表情を見せていた。

「…どうも」

この二人はどのような仲になるのか…
それに、少しだけ興味が湧いた。

──そしてラミジュの部屋は、自分とリウラが
寝たり、支度をしたり等をする部屋に決まった。

彼女の先程の反応を見て、流石に仲は普通でも
アギトさんとは流石に居れないだろう…
と、そう思っていたからだ。

しかし、そう思ったのは良いものの…、
男一人のみでは少し窮屈だと感じてしまった。

「…という訳で、アギトさん達の所に
部屋を移しても宜しいでしょうか…。」

「ん?おう、いいぜ」
そうやって兄さんたちの部屋を尋ねた所、
賛成してくれていた。
即座に決まってしまったが、まあいいだろう…。

それと、リウラとラミジュの仲の良さは
悪くもないと看做していた。

『女の子二人の方が、リウラとラミジュも
何かしら話しやすいと思うし…』
──と、自分なりの気遣いをしていた。

「よぉし、そろそろ寝よ~」

「ん、もうこんな時間か…」

アギトさんと兄さんがそう言い
部屋の明かりを消して眠りについた。

──翌日、自分たちはまた樹海の場所に来た。

「ラミジュさん!えへへっ」

「はぁい、どうしたの。」

ラミジュとリウラが、短期間でこんなに
仲が良くなったのかと思って少し微笑ましかった。
短い間で仲良くなれるのは少し凄いな…とも思った。

ラミジュとリウラにとって、
女の子一人だけでは
少し窮屈だろう…と考えていた為、
自分のした行動は少しだけ正しいのかもしれない。

そして自分達は、とある所で
世界樹の情報について調べて見る事にした。

嘗て世界樹が根を張り、成長したとされる場所だ。
世界樹が消えた後その場所が洞窟となり…今も尚、
それ等の内なる力が蔓延っている。

此処に【消えた世界樹】の情報があると聞いて
自分たちは此処へと向かっていった。

…何か嫌な予感がする。
その先にある予感も何故か不穏に感じた。
とりあえず先へと進んで行った。
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