タイトル:転生ワールドでギルド結成! ~最強仲間と歩む異世界冒険譚~

ユキワラシ

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第二章:新たな世界の扉

最終話:新たな旅立ち

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闇の王ノクト・ルクスが消滅し、世界に光が戻った。

戦いの傷跡は深く、あたりには崩れかけた遺跡と焦げた大地が広がっている。
しかし、空は晴れ渡り、温かな風が吹いていた。

俺たちは戦いの余韻に浸りながらも、次に進むべき道を考えていた。

「……終わったんだな。」
リリアが剣を鞘に収めながら、しみじみと呟く。

ルゥは地面に座り込み、大きく息をついた。
「まったく……ギルドを作ったと思ったら、いきなり世界の命運をかけた戦いとか、忙しすぎるわよ。」

アシュリアは手にした《封印の鍵》を見つめていた。
それは、光と闇の力を内包した、不思議な輝きを放つ小さな結晶だった。

「この鍵は、世界の均衡を守るもの。ノクトは、これを使って自らを封印することで、千年間も力を溜めていたの。」

俺は鍵を覗き込む。

「じゃあ、これをどうする?」

アシュリアは少し考えた後、静かに答えた。

「このまま放置すれば、また同じ悲劇が繰り返されるかもしれない……この鍵を安全な場所に封じなければ。」

「……また封印するのか?」
ルゥが少し驚いたように言う。

アシュリアはゆっくりと頷いた。

「ただし、今度は誰かが見守らなければならない。私は……この鍵を持ち、世界を旅しながら、その役目を果たすつもりよ。」

俺たちは驚いた。

「アシュリア、お前……。」

彼女は微笑んだ。

「ギルド《アストラ》は、世界を救った英雄のギルドとして名を残すでしょう。でも、私はその裏で、世界の均衡を守る影の役割を果たしたいの。」

リリアが腕を組んで唸る。
「確かに、お前の光と闇の力なら、その役目にふさわしいのかもな。」

ルゥは少し寂しそうにしながらも、明るく言った。
「ま、またすぐ会えるでしょ? 世界は広いんだから。」

俺はアシュリアの決意を受け止め、手を差し出した。

「それなら、俺たちは俺たちの役目を果たすよ。ギルドをもっと大きくして、世界に平和を広げる。」

アシュリアは俺の手を握り、力強く頷いた。

「ええ、お互いの道を歩みながら、いつかまた交わる日を楽しみにしてるわ。」

こうして、俺たちはそれぞれの新たな旅へと踏み出した。

世界はまだ広く、未知の脅威が潜んでいるかもしれない。
だが、俺たちはもう迷わない。

ギルド《アストラ》の名のもとに――俺たちは、何度でも戦い、前へ進んでいく。


---

――完――

エピローグ予告(特別編)
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