ロンリー・ライアー

花咲由菜

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プロローグ

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俺がこいつと出会った時には
もうこいつには
表情というものがなかった
何をしても笑わない
何をしても泣かない
何をしても怒らない
何をしても平然としている
ふ、とたまに思う
俺はこいつのどこに
惚れたんだろうと。
こいつには表情はないが
心がないわけではなかった
無表情のこいつと過ごす日々は
それなりに幸せだった
あいつが現れるまでは
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