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マイサンの秘密編
第16話 校長の力
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朝日のお腹の傷は深く、朝日もその傷の痛みに耐えられず、地面に倒れた。マイサンが必死な表情で朝日に駆け寄った。
「ご主人様!!」どうやら、意識はあるようだ。
荒々しく息を吸ったり吐いたりと時折、血も一緒に吐き出す。
「大丈夫だ......」
校長は大きめの声で言った。
「パピレスの子!朝日くんの刀を!」マイサンは朝日の手元にある刀の持ち手を咥え、校長の元に持って行った。
「ありがとう......」校長は朝日の刀を受け取り、ヴァレンシアを睨みつけた。ヴァレンシアは冷汗を流し、後ろに三歩下がった。その表情からは恐怖という感情が読み取れた。校長の表情は冷静な表情だが、怒りの感情が読み取れた。
ヴァレンシアは剣を握り、校長に向けた。(これは想定外だ......まずい)
マイサンは朝日の横に座った。体育館の入口にゾロゾロとガイア、ステラ、由奈、ナナが立っていた。4人は倒れている朝日に駆け寄った。ステラが朝日の身体を起こそうと試みた。
「朝日!その傷......」ガイアもステラを手伝い、二人で朝日に肩を貸した。
「大丈夫だ......さっきよりは痛みが...」
朝日は傷口を押さえると、心なしか傷が浅くなっているような感じがした。さらには痛みも引いている。(!?......さっきより傷が浅くなってる......)
ヴァレンシアは校長に飛びかかった。だが、そこに校長の姿はない。
「後ろですよ」
その声は冷たいが、怒りに満ち溢れている。校長は刀でヴァレンシアの背中を斬りつけた。
「ぎゃああああああ!」ヴァレンシアは背中を押さえ、悲鳴をあげた。しかし、ヴァレンシアは剣をさらに強く握った。
校長は余裕のある表情で、猛スピードで襲いかかるヴァレンシアの攻撃を全て刀で弾いている。朝日たちはそんな戦いを黙って見ていることしかできなかった。
朝日は自分の無力さを改めて実感した。
ヴァレンシアの息は荒く、校長はまだ余裕がある。ヴァレンシアは悔しいそうに舌打ちをすると、その姿はどこかへ消えた。
ナナと由奈とガイアが校長に駆け寄った。ガイアが校長から朝日の刀を受け取った。由奈が校長を心配そうな表情で見た。
「お怪我はありませんか?」
校長は笑顔で答えた。
「大丈夫ですよ。それよりも朝日くんの怪我の心配をした方が良いですよ?」
三人は朝日の方を見た。ナナは不意に朝日の傷口があるはずのお腹を見た。
「あれ?......もう血が止まってる?」ガイアが朝日のワイシャツのお腹の部分のボタンを外した。
「!?......傷が塞がってる!!」ステラはティアーノとヴァレールの戦いの時を思い出した。
「そういえば、あの時もあんなに深かった傷がユウに治療してもらう時には傷が少し浅くなってた......」
マイサンが喋り出した。
「ご主人様はある力を持っているんだわん。おそらくそれは......」
「"天龍の力"」そう言い放ったのは校長だった。5人はその言葉には聞き覚えがないようだ。
その表情からは疑問が読み取れる。
「その力に目覚めると、剣術や魔法か驚異的なモノになり、再生能力も数十倍になるんです。朝日くんはまだ完全にはその力には目覚めていないようですが」
マイサンが校長の後に続けた。
「まだご主人様には痛みが残ってるんだわん。完全に力に目覚めているなら、すぐに痛みも傷もなくなるはずだわん」
朝日は相変わらず辛そうな表情だ。
「そうだったのか......俺にも出来ることが......」
朝日はそのまま魂が抜けたように地面に倒れた。
4人と一匹が朝日に駆け寄った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
朝日が目を覚ますと、屋敷の自分の部屋のベッドの上にいた。周りには、ガイア、由奈、ステラ、ナナ、ユウ、由奈に抱っこされているマイサンが心配そうな表情で朝日の顔をのぞき込んでいる。
「気が付きましたか?」
由奈の一言の後に、5人は肩の力を抜いた。ガイアが冷汗を制服の袖で拭いた。
「いきなり倒れたからビックリしたよ」
ユウは朝日の額に手を置いた。
「熱はないみたいね」
マイサンが由奈の腕の中から朝日のベッドの上に飛び降りた。
「おそらく、力を使ったから疲れたんだわん!心配しなくても大丈夫だわん!」
(そういうペナルティーか)
朝日はあることを思い出した。
「そういえば、マイサンの薬の効果でどれくらい続くの?」
ナナがマイサンを抱き上げながら答えた。
「校長先生から聞いたけど、死ぬまで効果は消えないらしいわよ」朝日は身体を起こし、マイサンの頭を撫でながら言った。
「そうか......まあ、この方が面白いから良いか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とある山奥の小さな屋敷では......白く、長い髪の毛を後ろで束ねている男が一人と跪くヴァレンシア。
「ごめんなさい。お兄様......予想外の人物に邪魔され、パピレスを拐い損ねました......」
男の腰には剣が装備されている。
「心配には及ばない。いずれそいつは自分から私の元にやって来る......」
ヴァレンシアは立ち上がり、言った。
「邪魔したのはおそらくあの戦争の時にヘル様を......」
男は窓の外を眺め、不敵に笑った。
「そうか......。ならそいつもいずれは始末することになるな。ヴァレンシア......作戦を伝える」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
朝......と言っても時は既に10時25分....桜ノ宮高校は先日の騒動で、2日ほど休校らしい。
朝日の上にはマイサンが気持ち良さそうに寝ている。朝日の部屋のドアが強く開けられ、大きな音が鳴った。これには眠っていた朝日とマイサンも目を覚ました。
「なんだよ......ご飯か?」
ユウが慌てた様子で朝日の身体を起こした。
「そんなこと言ってる場合じゃないの!」朝日とマイサンはユウの表情からただ事ではないことを悟った。
「お嬢さまと由奈ちゃんとナナちゃんとガイアくんが二時間前に買い物に行ったきり帰って来ないの!!」
「それってただ迷子になってるだけじゃ......」
「それが、どこを探してもいないの!」
朝日とマイサンは一つの可能性を考えた。
(まさか......)
「ご主人様!!」どうやら、意識はあるようだ。
荒々しく息を吸ったり吐いたりと時折、血も一緒に吐き出す。
「大丈夫だ......」
校長は大きめの声で言った。
「パピレスの子!朝日くんの刀を!」マイサンは朝日の手元にある刀の持ち手を咥え、校長の元に持って行った。
「ありがとう......」校長は朝日の刀を受け取り、ヴァレンシアを睨みつけた。ヴァレンシアは冷汗を流し、後ろに三歩下がった。その表情からは恐怖という感情が読み取れた。校長の表情は冷静な表情だが、怒りの感情が読み取れた。
ヴァレンシアは剣を握り、校長に向けた。(これは想定外だ......まずい)
マイサンは朝日の横に座った。体育館の入口にゾロゾロとガイア、ステラ、由奈、ナナが立っていた。4人は倒れている朝日に駆け寄った。ステラが朝日の身体を起こそうと試みた。
「朝日!その傷......」ガイアもステラを手伝い、二人で朝日に肩を貸した。
「大丈夫だ......さっきよりは痛みが...」
朝日は傷口を押さえると、心なしか傷が浅くなっているような感じがした。さらには痛みも引いている。(!?......さっきより傷が浅くなってる......)
ヴァレンシアは校長に飛びかかった。だが、そこに校長の姿はない。
「後ろですよ」
その声は冷たいが、怒りに満ち溢れている。校長は刀でヴァレンシアの背中を斬りつけた。
「ぎゃああああああ!」ヴァレンシアは背中を押さえ、悲鳴をあげた。しかし、ヴァレンシアは剣をさらに強く握った。
校長は余裕のある表情で、猛スピードで襲いかかるヴァレンシアの攻撃を全て刀で弾いている。朝日たちはそんな戦いを黙って見ていることしかできなかった。
朝日は自分の無力さを改めて実感した。
ヴァレンシアの息は荒く、校長はまだ余裕がある。ヴァレンシアは悔しいそうに舌打ちをすると、その姿はどこかへ消えた。
ナナと由奈とガイアが校長に駆け寄った。ガイアが校長から朝日の刀を受け取った。由奈が校長を心配そうな表情で見た。
「お怪我はありませんか?」
校長は笑顔で答えた。
「大丈夫ですよ。それよりも朝日くんの怪我の心配をした方が良いですよ?」
三人は朝日の方を見た。ナナは不意に朝日の傷口があるはずのお腹を見た。
「あれ?......もう血が止まってる?」ガイアが朝日のワイシャツのお腹の部分のボタンを外した。
「!?......傷が塞がってる!!」ステラはティアーノとヴァレールの戦いの時を思い出した。
「そういえば、あの時もあんなに深かった傷がユウに治療してもらう時には傷が少し浅くなってた......」
マイサンが喋り出した。
「ご主人様はある力を持っているんだわん。おそらくそれは......」
「"天龍の力"」そう言い放ったのは校長だった。5人はその言葉には聞き覚えがないようだ。
その表情からは疑問が読み取れる。
「その力に目覚めると、剣術や魔法か驚異的なモノになり、再生能力も数十倍になるんです。朝日くんはまだ完全にはその力には目覚めていないようですが」
マイサンが校長の後に続けた。
「まだご主人様には痛みが残ってるんだわん。完全に力に目覚めているなら、すぐに痛みも傷もなくなるはずだわん」
朝日は相変わらず辛そうな表情だ。
「そうだったのか......俺にも出来ることが......」
朝日はそのまま魂が抜けたように地面に倒れた。
4人と一匹が朝日に駆け寄った。
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朝日が目を覚ますと、屋敷の自分の部屋のベッドの上にいた。周りには、ガイア、由奈、ステラ、ナナ、ユウ、由奈に抱っこされているマイサンが心配そうな表情で朝日の顔をのぞき込んでいる。
「気が付きましたか?」
由奈の一言の後に、5人は肩の力を抜いた。ガイアが冷汗を制服の袖で拭いた。
「いきなり倒れたからビックリしたよ」
ユウは朝日の額に手を置いた。
「熱はないみたいね」
マイサンが由奈の腕の中から朝日のベッドの上に飛び降りた。
「おそらく、力を使ったから疲れたんだわん!心配しなくても大丈夫だわん!」
(そういうペナルティーか)
朝日はあることを思い出した。
「そういえば、マイサンの薬の効果でどれくらい続くの?」
ナナがマイサンを抱き上げながら答えた。
「校長先生から聞いたけど、死ぬまで効果は消えないらしいわよ」朝日は身体を起こし、マイサンの頭を撫でながら言った。
「そうか......まあ、この方が面白いから良いか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とある山奥の小さな屋敷では......白く、長い髪の毛を後ろで束ねている男が一人と跪くヴァレンシア。
「ごめんなさい。お兄様......予想外の人物に邪魔され、パピレスを拐い損ねました......」
男の腰には剣が装備されている。
「心配には及ばない。いずれそいつは自分から私の元にやって来る......」
ヴァレンシアは立ち上がり、言った。
「邪魔したのはおそらくあの戦争の時にヘル様を......」
男は窓の外を眺め、不敵に笑った。
「そうか......。ならそいつもいずれは始末することになるな。ヴァレンシア......作戦を伝える」
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朝......と言っても時は既に10時25分....桜ノ宮高校は先日の騒動で、2日ほど休校らしい。
朝日の上にはマイサンが気持ち良さそうに寝ている。朝日の部屋のドアが強く開けられ、大きな音が鳴った。これには眠っていた朝日とマイサンも目を覚ました。
「なんだよ......ご飯か?」
ユウが慌てた様子で朝日の身体を起こした。
「そんなこと言ってる場合じゃないの!」朝日とマイサンはユウの表情からただ事ではないことを悟った。
「お嬢さまと由奈ちゃんとナナちゃんとガイアくんが二時間前に買い物に行ったきり帰って来ないの!!」
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