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36・・・剣闘祭一日目
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ヒューバン!! ヒューバン!!
と主都テアリスの空に魔法で作られた火の球が打ち上がり弾け飛ぶ。そしてこれも魔法で大きくされた声が街に響き渡る。
「さーーーついにこの日がやってきました!!名物祭。真の強者を決める祭り!シュベール領主都テアリス剣闘祭!!」
再度空に魔法が打ちあがる。
ヒューバン!! ヒューバン!! ヒューバン!!
ここはテアリスのある闘技場コロシアム。そこには先ほどからの声の男と入りきらないほどの観客が今始まった祭り大盛り上がりだった。
「さあ、いよいよ始まりました。この剣闘祭、司会進行は私ジャン・ピエールがお送りしたいと思います。そして解説には今季新しくこのテアリスのギルド長になったルベルム氏にお願いしております。よろしくお願いしますルベルムさん。」
「よろしく」
と見た目ではギルド長に見えない眼鏡をかけた線の細い男、ルベルムは短く返す。
「はい、よろしくお願いします。それではですね。一応今大会の説明をしたいと思います。
この大会は剣あり拳あり賢ありがモット―の何でもありの武闘大会です。
シュベール領の領内にある各村や町から代表を決めもらいさらに周辺で行われる予選を勝ち上がった3位以上の方だけがこの大会に出場できるという大会です。もちろん貴族の方の参加でも予選から勝ち上がっていただいております。
そして本日から続く三日間で、本戦と決勝トーナメントを行いそこで勝ち上がった方が栄えある優勝者の称号と金貨100枚一億Cの賞金が受け取れます。そしてなんとそれだけではございません!その優勝者を出した村や町には、むこう一年の援助金と特別支援金などが贈られ優勝は全ての領民の夢となっております。ルベルムさんはどう思われますかこの大会は」
司会のピエールは隣に座るルベルムに意見を聞く。
「そうですね優勝者の村への援助は素晴らしいと思います。これでテアリスだけではなく各村々にも強者が育っていきやすいと思いますし。それに選手も自分だけではなく村を背負い戦うというのは領内自体の領民の自力を上げる効果も期待できると思います。」
「はいありがとうございます。この大会主催者である領主シュベール様がすごいとう事ですね。」
「ただこの大会は優勝者が毎年同じ人とか・・・」
とルベルムに聞かれる司会者。
「ええそうですねえ。今大会は今年で4年目つまり第四回大会になりますが4度ともこのテアリスの守護騎士団、団長のグリムド様が優勝しています。シュベール様もこればかりは手を抜く訳にわいかないと言っています。ですが昨年度から優勝者以外の方も領主様の眼にとまれば王都への栄転可能となりました。」
という言葉にルベルムが
「王都へ栄転ですか・・・・それが本当ならすごい特典ですね。」
「なッ・・・・・・・さ、さあさっそく本戦一回戦が始まります。今回は前年よりさらに参加者が増えておりますの決勝トーナメントまでは各グループに分かれバトルロワイヤル形式で行われます。
さあ!!Aグループの入場です!!大きな拍手をお願いします。」
「「「「「「「パチパチパチ、オオオォーーーーー」」」」」」
とルベルムの発言をどうにか流しピエールは大会は進めて行く。
そして舞台上では、入場うした選手たちが各立ち位置に立ち開始の合図を待っていた。
「さあ今回は1グループ15人のAからFまでの6グループ計90人で本戦を戦っていただきます。さあそれでは準備が出来たようですね。それでは行きます本戦一回戦Aグループ試合開始!!!」
試合が始まった。
そして試合開始直後、舞台の上には全身をローブで覆い顔も確認できない人物が一人しか立っていなかった。
「えっと・・・・・これはどうした事でしょうか舞台で開始の合図を待っていたはずの選手達がうずくまりそのまま動かなくなっています。おっと審判が確認するようです。」
そして舞台の上で審判が手をクロスさせ唯一立っている胸元に奇妙な模様の入った黒いローブを着た選手に近づき右手をとり上へと上げた。
「「「「「「「オオオオオオオオーーーーーーー」」」」」」」
「なんとーーーなんと一回戦がこうもあっさり終わってしまったーーーー一体何が起こったのかーー!!私には開始の合図と同時に一斉に選手たちが倒れたようにしか見えませんでしたが。どうでしょうか解説のルべルムさん。」
「ええ多分あれはスキルの[威圧]を使った物と思われますね。しかもただ使っただけではなく指定した空間または相手にピンポイントで効果範囲を絞って使っています。」
「[威圧]ですか。ですが威圧はレベル差のある相手の行動を制限するスキルですよね。どうやら選手達は気絶しているように見えるのですが、どう使えばああなるのですか?」
「恐らくですが、その行動制限が内臓や呼吸器系にまで及んだのでしょう。それで一瞬で気を失った。かなりのレベル差だと思います。」
「んんーにわかに信じがたいですが、あまりにも説明の付けようのない現象です。おおっとここでやっと先ほどの勝者の方の情報が届きました。えー名前はムラオサ、年齢は不詳、カンソ村代表。所有武器は大刀二本となっております。その他の情報は一切ありません。ちなみに本戦の選手の資料は注目選手のみしか私の手元には来ておりませんのであしからず。」
司会ピエールは資料にひととうりめをとうして。
「おーなんとカンソ村は、20人ほどの村人しかいない小さい村の様ですね。しかもほとんどが老人で子供も2ほどしかいない村の様です。その村がなんと本戦を突破し決勝トーナメント進出、優勝候補に躍り出ました!!大波乱、これは大波乱の予感です。」
すると次のBグループの試合の準備が出来たようだ。
「さあやっと次のグループの準備が出来たようです。今度は先ほどと違い観戦できる戦いが見たいものです。さあそれでは本戦二回戦Bグループ試合開始!!」
とBグループの試合が始まった。
Bグループには前年度つまり第三回大会の3位と4位そして第二回の2位がいるグループだ。グループ決定時白熱する試合が見れると期待されていたグループだ。予想どうり試合開始時三人は他の12人の排除を優先しどんどん場外や降参で人数を減らしていった。そして三人三つ巴の戦いが始まった。だが試合開始から1時間が経つが一向に試合がつかない。観客もなんだかダレてきている。前年ならこの試合内容なら盛り上がっていたのだが、やはり一回戦のAグループのインパクトからか早く終われムードが漂う。
ピエールも頑張って「おおーと槍をかわすーーー!剣かわす!攻撃が当たらない。これは攻めあぐねているのか!!」など盛り上げようとするが失敗に終わっている。そうしてようやく。
「ようやく!!ようやく終わりました長い長い戦い。これを制したのは前年度三位にまで上り詰めた槍使いのヨオ―セです。今大会も決勝トーナメント進出決定です!!」
「パチ。・・パチ・パチ」
とまばらな拍手の中ヨオ―セはイライラした表情で舞台を降りていった。
「え―今の戦い振り返ってどうでしたかルベルムさん。」
「ええ三人とも悪くはない選手だと思います。ただ一回戦の影響か相手の出方を注視しすぎていましたね。慎重すぎる試合運び。残念な試合になったと言えますね。」
「んーなるほどキツイお言葉ですね。ですがこれも三人に期待している表れだと思います。今後ヨオ―セ選手には二人の分も頑張ってほしいと思います。」
と舞台上で審判が準備完了のあいつが贈られる。
「え―さっそくCグループの試合です。今回は準備も時間があったので開始が早いですね。」
とさっきまで称えていた選手をさっそくディスる。司会者。会場もややウケ。
「さあ今日最後の試合です。Cグループの注目選手は何と言ってもシュベール領の守護騎士団の若きホープ初出場のディオルネイト3世ですね。期待大です。さあ選手が入場してきます。今回は一体どんなっ!!おっとあの恰好は!!」
と15人の選手が入場して来たその中に、一回戦勝者と同じ胸元に奇妙な模様の入ったローブを着た選手が舞台に上がった。周りの選手は気味悪がり一定の距離を離して歩いているが、会場は大盛り上がりだった。
「おお!!と、この格好は!!もしかすると!一回戦勝者のムラオサ選手に関係する人でしょうか?!同じローブのように見えますが!!」
そうして周りに注目されていると頭にかぶっているローブを後ろに卸し素顔を出して会場に手を振っい出した。
「「「「「「「「オオオオオオオ」」」」」」」」」
「おおっとなんとなんと!!ローブで隠していた素顔は女性だったあー!!さっそくの予想を裏切るお披露目だあ!!えーこんかいは資料の準備が出来ております。この選手名前をアルデラと言いましてこちらも年齢は不詳、ソカイ村の代表です。この村もどうやらカンソ村同様の小さい村の様です。勝てばこちらも村は大逆転になるでしょう。その他の情報としまして。
おおー近隣の村との予選では素手で男達を圧倒したそうです。所持している武器は鉤爪?。備考に悠撃隊所属と書いてありますね。遊撃が得意なのでしょうか?」
と審判が準備完了の合図を出す。
「さあ準備が整ったようです。今日最後の試合3回戦Cグループ。試合開始ーーー!!」
と開始の合図があると同時に舞台上のアルデラ以外の選手が崩れ落ちた。
「出た―――!!!」
「「「「「「ヲオオオオオオォーーーーー」」」」」」」
「出ました、予想を裏切らない結果!!またもや、またもや、やってくれました。」
審判が確認の為舞台に上がる。
「おおーと審判が各選手を確認して行きます。起き上がる選手はいないのか!アルデラ選手審判の確認を待っているという状態です!未だかつて試合時間よりも確認に時間がかかる試合があったでしょうか!!・・・あっ有りました今日の一回戦にこれと同じ事が有りました!!あの時の事は呆然としすぎて思い出すのに時間がかかってしまいました。観客の皆さんもそうだったのではないでしょうか?!」
と大盛り上がりの観客たちは大爆笑だ。
そして
「ついに最後のフルプレートを着た選手の確認が終わり。審判がアルデラ選手の手を取りかかげました!!」
「「「「「ヲオオオオオオォ」」」」」」
「いやー今日の一日の試合振り返っていかがでしたか?ルベルムさん」
「ええ私自身もここまでの強者の居る試合になるとは思いもしませんでした。決勝トーナメントでは今日の勝者同士の戦いが楽しみですね。」
「さっそく決勝―トーナメントの話が出ましたが。まだ明日の本戦DEFグループの試合が待っていますよ。皆さんもお楽しみに!!それで間また明日この場所で!!」
「ん?何かCグループの選手で忘れている事があるような?なんだっけ?」
と主都テアリスの空に魔法で作られた火の球が打ち上がり弾け飛ぶ。そしてこれも魔法で大きくされた声が街に響き渡る。
「さーーーついにこの日がやってきました!!名物祭。真の強者を決める祭り!シュベール領主都テアリス剣闘祭!!」
再度空に魔法が打ちあがる。
ヒューバン!! ヒューバン!! ヒューバン!!
ここはテアリスのある闘技場コロシアム。そこには先ほどからの声の男と入りきらないほどの観客が今始まった祭り大盛り上がりだった。
「さあ、いよいよ始まりました。この剣闘祭、司会進行は私ジャン・ピエールがお送りしたいと思います。そして解説には今季新しくこのテアリスのギルド長になったルベルム氏にお願いしております。よろしくお願いしますルベルムさん。」
「よろしく」
と見た目ではギルド長に見えない眼鏡をかけた線の細い男、ルベルムは短く返す。
「はい、よろしくお願いします。それではですね。一応今大会の説明をしたいと思います。
この大会は剣あり拳あり賢ありがモット―の何でもありの武闘大会です。
シュベール領の領内にある各村や町から代表を決めもらいさらに周辺で行われる予選を勝ち上がった3位以上の方だけがこの大会に出場できるという大会です。もちろん貴族の方の参加でも予選から勝ち上がっていただいております。
そして本日から続く三日間で、本戦と決勝トーナメントを行いそこで勝ち上がった方が栄えある優勝者の称号と金貨100枚一億Cの賞金が受け取れます。そしてなんとそれだけではございません!その優勝者を出した村や町には、むこう一年の援助金と特別支援金などが贈られ優勝は全ての領民の夢となっております。ルベルムさんはどう思われますかこの大会は」
司会のピエールは隣に座るルベルムに意見を聞く。
「そうですね優勝者の村への援助は素晴らしいと思います。これでテアリスだけではなく各村々にも強者が育っていきやすいと思いますし。それに選手も自分だけではなく村を背負い戦うというのは領内自体の領民の自力を上げる効果も期待できると思います。」
「はいありがとうございます。この大会主催者である領主シュベール様がすごいとう事ですね。」
「ただこの大会は優勝者が毎年同じ人とか・・・」
とルベルムに聞かれる司会者。
「ええそうですねえ。今大会は今年で4年目つまり第四回大会になりますが4度ともこのテアリスの守護騎士団、団長のグリムド様が優勝しています。シュベール様もこればかりは手を抜く訳にわいかないと言っています。ですが昨年度から優勝者以外の方も領主様の眼にとまれば王都への栄転可能となりました。」
という言葉にルベルムが
「王都へ栄転ですか・・・・それが本当ならすごい特典ですね。」
「なッ・・・・・・・さ、さあさっそく本戦一回戦が始まります。今回は前年よりさらに参加者が増えておりますの決勝トーナメントまでは各グループに分かれバトルロワイヤル形式で行われます。
さあ!!Aグループの入場です!!大きな拍手をお願いします。」
「「「「「「「パチパチパチ、オオオォーーーーー」」」」」」
とルベルムの発言をどうにか流しピエールは大会は進めて行く。
そして舞台上では、入場うした選手たちが各立ち位置に立ち開始の合図を待っていた。
「さあ今回は1グループ15人のAからFまでの6グループ計90人で本戦を戦っていただきます。さあそれでは準備が出来たようですね。それでは行きます本戦一回戦Aグループ試合開始!!!」
試合が始まった。
そして試合開始直後、舞台の上には全身をローブで覆い顔も確認できない人物が一人しか立っていなかった。
「えっと・・・・・これはどうした事でしょうか舞台で開始の合図を待っていたはずの選手達がうずくまりそのまま動かなくなっています。おっと審判が確認するようです。」
そして舞台の上で審判が手をクロスさせ唯一立っている胸元に奇妙な模様の入った黒いローブを着た選手に近づき右手をとり上へと上げた。
「「「「「「「オオオオオオオオーーーーーーー」」」」」」」
「なんとーーーなんと一回戦がこうもあっさり終わってしまったーーーー一体何が起こったのかーー!!私には開始の合図と同時に一斉に選手たちが倒れたようにしか見えませんでしたが。どうでしょうか解説のルべルムさん。」
「ええ多分あれはスキルの[威圧]を使った物と思われますね。しかもただ使っただけではなく指定した空間または相手にピンポイントで効果範囲を絞って使っています。」
「[威圧]ですか。ですが威圧はレベル差のある相手の行動を制限するスキルですよね。どうやら選手達は気絶しているように見えるのですが、どう使えばああなるのですか?」
「恐らくですが、その行動制限が内臓や呼吸器系にまで及んだのでしょう。それで一瞬で気を失った。かなりのレベル差だと思います。」
「んんーにわかに信じがたいですが、あまりにも説明の付けようのない現象です。おおっとここでやっと先ほどの勝者の方の情報が届きました。えー名前はムラオサ、年齢は不詳、カンソ村代表。所有武器は大刀二本となっております。その他の情報は一切ありません。ちなみに本戦の選手の資料は注目選手のみしか私の手元には来ておりませんのであしからず。」
司会ピエールは資料にひととうりめをとうして。
「おーなんとカンソ村は、20人ほどの村人しかいない小さい村の様ですね。しかもほとんどが老人で子供も2ほどしかいない村の様です。その村がなんと本戦を突破し決勝トーナメント進出、優勝候補に躍り出ました!!大波乱、これは大波乱の予感です。」
すると次のBグループの試合の準備が出来たようだ。
「さあやっと次のグループの準備が出来たようです。今度は先ほどと違い観戦できる戦いが見たいものです。さあそれでは本戦二回戦Bグループ試合開始!!」
とBグループの試合が始まった。
Bグループには前年度つまり第三回大会の3位と4位そして第二回の2位がいるグループだ。グループ決定時白熱する試合が見れると期待されていたグループだ。予想どうり試合開始時三人は他の12人の排除を優先しどんどん場外や降参で人数を減らしていった。そして三人三つ巴の戦いが始まった。だが試合開始から1時間が経つが一向に試合がつかない。観客もなんだかダレてきている。前年ならこの試合内容なら盛り上がっていたのだが、やはり一回戦のAグループのインパクトからか早く終われムードが漂う。
ピエールも頑張って「おおーと槍をかわすーーー!剣かわす!攻撃が当たらない。これは攻めあぐねているのか!!」など盛り上げようとするが失敗に終わっている。そうしてようやく。
「ようやく!!ようやく終わりました長い長い戦い。これを制したのは前年度三位にまで上り詰めた槍使いのヨオ―セです。今大会も決勝トーナメント進出決定です!!」
「パチ。・・パチ・パチ」
とまばらな拍手の中ヨオ―セはイライラした表情で舞台を降りていった。
「え―今の戦い振り返ってどうでしたかルベルムさん。」
「ええ三人とも悪くはない選手だと思います。ただ一回戦の影響か相手の出方を注視しすぎていましたね。慎重すぎる試合運び。残念な試合になったと言えますね。」
「んーなるほどキツイお言葉ですね。ですがこれも三人に期待している表れだと思います。今後ヨオ―セ選手には二人の分も頑張ってほしいと思います。」
と舞台上で審判が準備完了のあいつが贈られる。
「え―さっそくCグループの試合です。今回は準備も時間があったので開始が早いですね。」
とさっきまで称えていた選手をさっそくディスる。司会者。会場もややウケ。
「さあ今日最後の試合です。Cグループの注目選手は何と言ってもシュベール領の守護騎士団の若きホープ初出場のディオルネイト3世ですね。期待大です。さあ選手が入場してきます。今回は一体どんなっ!!おっとあの恰好は!!」
と15人の選手が入場して来たその中に、一回戦勝者と同じ胸元に奇妙な模様の入ったローブを着た選手が舞台に上がった。周りの選手は気味悪がり一定の距離を離して歩いているが、会場は大盛り上がりだった。
「おお!!と、この格好は!!もしかすると!一回戦勝者のムラオサ選手に関係する人でしょうか?!同じローブのように見えますが!!」
そうして周りに注目されていると頭にかぶっているローブを後ろに卸し素顔を出して会場に手を振っい出した。
「「「「「「「「オオオオオオオ」」」」」」」」」
「おおっとなんとなんと!!ローブで隠していた素顔は女性だったあー!!さっそくの予想を裏切るお披露目だあ!!えーこんかいは資料の準備が出来ております。この選手名前をアルデラと言いましてこちらも年齢は不詳、ソカイ村の代表です。この村もどうやらカンソ村同様の小さい村の様です。勝てばこちらも村は大逆転になるでしょう。その他の情報としまして。
おおー近隣の村との予選では素手で男達を圧倒したそうです。所持している武器は鉤爪?。備考に悠撃隊所属と書いてありますね。遊撃が得意なのでしょうか?」
と審判が準備完了の合図を出す。
「さあ準備が整ったようです。今日最後の試合3回戦Cグループ。試合開始ーーー!!」
と開始の合図があると同時に舞台上のアルデラ以外の選手が崩れ落ちた。
「出た―――!!!」
「「「「「「ヲオオオオオオォーーーーー」」」」」」」
「出ました、予想を裏切らない結果!!またもや、またもや、やってくれました。」
審判が確認の為舞台に上がる。
「おおーと審判が各選手を確認して行きます。起き上がる選手はいないのか!アルデラ選手審判の確認を待っているという状態です!未だかつて試合時間よりも確認に時間がかかる試合があったでしょうか!!・・・あっ有りました今日の一回戦にこれと同じ事が有りました!!あの時の事は呆然としすぎて思い出すのに時間がかかってしまいました。観客の皆さんもそうだったのではないでしょうか?!」
と大盛り上がりの観客たちは大爆笑だ。
そして
「ついに最後のフルプレートを着た選手の確認が終わり。審判がアルデラ選手の手を取りかかげました!!」
「「「「「ヲオオオオオオォ」」」」」」
「いやー今日の一日の試合振り返っていかがでしたか?ルベルムさん」
「ええ私自身もここまでの強者の居る試合になるとは思いもしませんでした。決勝トーナメントでは今日の勝者同士の戦いが楽しみですね。」
「さっそく決勝―トーナメントの話が出ましたが。まだ明日の本戦DEFグループの試合が待っていますよ。皆さんもお楽しみに!!それで間また明日この場所で!!」
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