落ちこぼれの陰陽師の落ちこぼれた楽園

ペグ(ニート)

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第2話 落ちこぼれの陰陽師誕生2

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中には、パイプ椅子と、机を挟んでソファーがあるだけの、殺風景な部屋だった、ただそのソファーに長身で髪の長い美形の男の人が座っていた。

校長先生は、部屋に入らずそのまま扉を閉めた、校長先生が陰陽師になるか、学校から追い出すことを伝えるのではないのかなどと考えていると。

「ねえねぇ、君が何で呼ばれたか分かる?」

ニコニコと分かり切っていることを聞かれ、少しむかついたが、表情を変えずに、

「はい、私を、学校から追い出すためですよね、どんな理由があっても学校に殺人鬼は置いておけないですもんね」

と言った、そうあの事件とは、殺人だ。

「あっはっは、ぜーんぜん違うよ」

急に笑い出したので、思わず

「は?」

と言ってしまった、何がそんなにおかしいのだろう?

「まぁ、長話になるからそこに座りなよ」

まだ笑いながら、パイプ椅子を指してそう言ったので、言われた通りにパイプ椅子に座った。

「まずね、式神はあくまでも陰陽師に作られた生き物?なのかな、であって意思はちゃんとあるんだ、唐鳥君はそれを道具だと言えると思うかい?」

「いいえ、彼らは一人一人ちゃんとした人間だと思います」

急に真面目な話をしたので戸惑ったが、そう答えた。

「そう、そうなんだけどね、陰陽師の中には式神を、道具だと考えて酷使する人もいるんだよ、そういったことで傷を持っている式神はいるんだ、でも主人の精神力を使って生きている式神は、命令を聞くしかないんだ」

「えっと、それと私が学校から追い出されないのには何の関係が?」

「まぁ、普通人を殺したことがある人は、陰陽師にはなれないんだ、才能があれば別だけど、分かるかい?」

才能が無いと言われているような気がしたが、それは分かるので、

「はい」

と答えた。

「だからね、普通は陰陽師に唐鳥君はなれないけれど、今は、妖との戦争中、少しでも戦力が欲しいわけ、だから唐鳥君を、落ちこぼれではあるけど陰陽師にして、僕がさっき話した傷ついた式神を連れてきて、唐鳥君を主人にして、一緒に妖と戦ってもらおうってことだよ。」

頭が追い付いていない、えっとつまり、俺が陰陽師になれるってことか?

「ちなみに、精神力は、式神を作るときに膨大な量を使うけど、式神をこの世界に存在させるだけならほとんど使わないよ、まぁ戦ったらそれなりに使うけど、それぐらいなら才能の無い唐鳥君でも大丈夫だよ」

ついにこの人、ついに才能が無いって言ったよ、事実だろうけど。

「そろそろ時間かな?」

視界が狭まっていく中、

「もう遅いけれどこの話は断れないよ」

と言う声が聞こえた。


後書き
こんにちは、嘘馬鹿のニートです。
急ですが、この話に登場する人の名前は、現実世界の物をモチーフにしていることがあります、たとえば、今回の話にも出ている主人公の唐鳥君の名前は、実は唐揚げからきています。(そして急に終わる)
感想などお待ちしています。
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