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53話 ニース、正和を救おうと失敗し 幸依、自分の覚醒に気付かず
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幸依はニースの部屋、通称ニースのダンジョンへ来ていた。 正和が眠り続けているものの、散歩に関してはニースは部屋を自由に出入りし、開拓村を歩き回っているので問題はない。 部屋のドアを開けることは出来ないが、明かりを取り込む為の壁の穴から外に出ているのだ。 帰りは二階の屋根経由で自分の部屋まで戻ってくる。 以前正和にルミナが出ていった事を伝えた際には、穴から出て扉のない別の部屋の穴から入り正和の元へと駆けつけた。 聖獣と呼ばれ、ここまで賢いニースだがドアの構造上、犬が開閉するのは無理がある。 そして召喚したアイテムの整理整頓をする事も。 幸依はその整頓をするため部屋を覗いていたのだ。
「ここ数日...... いえ、正和が眠っている間、ニースは正○丸と消毒薬と湿布を召喚した。 微妙にずれているのが残念な気はするけれど」
「クゥーン」
「あらあら、責めている訳ではないのよ? ニースも正和を心配してくれている事が痛い程伝わるわ。 ありがとうね」
そう言って幸依はうなだれたニースを抱きしめた。
「私も私にしか出来ない事から解決する方法を見つけないとね。 ここで頑張らないと」
幸依が朋広達と別行動をしている理由はここにあり、幸依は自分の『食』の力から正和に効果のある『何か』が出来るのではないかと考えていたのだ。 幸依はニースが召喚したアイテム各種を収納し、大食堂の厨房に移動した。 ニースも後をついてくるようだ。 幸依は建物から直接厨房に入らずに正面入口から入る。 受付には作業中のオワタとラビニアンのサオールがいた。
「これは幸依様」
オワタが気付いて挨拶をしてくる。 サオールもその場で姿勢を正す。 シロッコが全員に事情を話してからというもの、洞口家の家族は開拓村の住人から様付けで呼ばれるようになっていた。 呼ばれた本人達は気にしなくても構わないと言ったのだが、助けられた面々の総意と押しきられ、諦めたのが現状だ。
「私達を助けて頂いたうえ、人族と亜人の神まで共に暮らす現状をつくった立役者なのですから、あなた様方も私達から見れば神のようなものです」
とはオーシンの談。 オワタは正和の為に今までにない調合法で効果のある薬が出来るか試行錯誤を繰り返し、サオールがそれを記録していたが失敗の連続らしい。 幸依とオワタが話していると入口からドワーフのダランが入ってきた。
「おお、これは幸依様」
「お疲れ様ですダランさん」
「いやいや、いつも幸依様の美味しいご馳走を頂いているせいか、調子はすこぶる良好ですわい」
「あらあら、お世辞でも嬉しいですわ」
ダランはがははと豪快に笑いながら言うが、彼の本業は鍛冶である。しかし鍛冶では正和を回復させる支援にはならないだろうと、頑丈で抵抗力も高い彼はオワタの新薬の実験台に志願してくれていた。 実験時にはキエルとルミナが万が一に備える流れだ。
「それはそうとオワタ殿、おそらくここでは珍しいと思われる毒草を見つけたので採取してきましたぞ」
そう言いながらダランはカウンターに植物の束を置く。
「私も長く調合には携わってきましたが、この植物を見るのは初めてです」
「そうでしょう。 儂のいた亜人領ではよく見かけるポピュラーなものなんですが、こっちでは見かけないので気になっていたのですよ」
「ダランさんは鍛冶だけではなく毒物にも詳しいのですか? すごいですね」
幸依は感心するがダランはそれを否定する。
「何をおっしゃいますか! 毒を必要に応じて薬にするオワタ殿の方が驚きでしたぞ。 そもそも儂らにはそんな発想はなく、ただ必要にせまられて毒を毒として使用したに過ぎませんからな」
「必要にせまられて...... ですか?」
「お恥ずかしい話ですが、どんなにいい武器をつくっても蟻には通用しなかったのですよ。 行き着いたところが武器に毒を塗ってみるか、と。 詳しくなったのもその過程ででして」
「あー......」
「薬も毒と変わりませんよ、同じものです。 体にいい効果をもたらす『毒』だから『薬』と呼んでいるだけのこと」
オワタが毒と薬の違いをダランに説明した。
「なるほど興味深い話ですな! まぁ儂の方は結果として蟻への効果は見受けられなかった訳ですが」
正に言葉通りダランは生き抜く為にこの植物の知識を獲得したのだ。 幸依は辛いことを思い出させてしまい申し訳ありませんとダランに謝罪した。
「いえいえ! 蟻とは戦わなくてよくなりましたし、正和様が回復さえしてくれれば同胞が元に戻る可能性すらありますからな! アリマ...... 様では戻す事はできないとの話でしたし、我々亜人は感謝こそすれ、謝罪されるような事は一切ありませんぞ?」
ダランの言葉にサオールも頷く。
「それでダランさん、この植物を毒として使用するには?」
オワタが質問し、幸依もその植物を見る。
(あら? この植物、どこかで......?)
「持つだけなら問題ありません。 すりつぶして粘液状にすると毒性が増すのです。 茎を傷付けると出る汁は触らない方が無難ですぞ」
ダランの説明をオワタは真剣に聴き、サオールが早速植物のイラスト入りで木板に書き込む。
「あ!」
突然あがった声にみんな何事かとそのままの姿勢でそれを発した当人を見る。
「あ、あのうひょっとしてその植物ってこれと同じだったりします?」
幸依は自分のアイテムボックスからダランが持ってきた植物と同じものを『束』で取り出す。
「おお! さすが幸依様。 すでにこの近くで群生地でも見つけておられましたか! まさしく同じものですな。 おや? なんだかお顔の色が優れないような......」
「い、いいえー、大丈夫です。 それよりこの植物、もしかじったりしたらどうなりますか?」
「ははは、幸依様も冗談を言われるのですか。 そんな事をすれば蟻だけ残して我々は全滅ですな。 やや! ますます幸依様の顔色が青く......」
幸依は顔色どころか、唇まで青くなってガタガタ震えだした。 その様子にオワタが異常に気付く。
「まさか幸依様これをお食べに!?」
「天ぷら......」
「は?」
「おお! あの天ぷらという料理はとても美味しかったですな。 数日前に頂いた野菜の天ぷら、あれは酒ともあいそうです」
「皆様身体の調子は問題なかったのですか......?」
「先程も言いましたが、むしろ活力に満ちあふれておりますぞ」
そう言って力こぶを見せるダランとは対照的に幸依は顔面蒼白だ。
「私はてっきりこれはこの世界の野菜なのかと...... まさか毒草を持ち歩いているなんて考えつきもしませんでしたので......」
「え? あ!? まさかそれはひょっとしてキエルに言われて差し出した儂の荷物...... ですか?」
そのダランの一言で何が起きたか予想が出来たオワタとサオールも凍りついた。 幸依は正和から渡されたので元々誰が持っていたかなどは分からない。 ただ、普通の日本人として過ごしてきた幸依に、普段から毒草を手荷物にして歩き回る生活を想像しておけと言うのは酷な話だろう。 正和ですら、あれが毒草であると気付いていた可能性は低いと思われる。
結論としては幸依の力で調理用食材にした段階で毒の成分が一切なくなり、食べられる食材になっていた事が判明。 そのため、この件による健康被害などは誰からも報告されることもなく、むしろダランと同じように『活力が湧く』、『頭が冴える感じがする』等の調子が良くなったという意見が多くきかれた。 幸依はとりあえず落ち着いたものの、正和が目を覚ましたら相談する事に決めたという。
「ガシュウイィン!」
ニースが安心しながらも落ち込む幸依に向かって「気にしてないよ」と言いたげなくしゃみをした。
「ここ数日...... いえ、正和が眠っている間、ニースは正○丸と消毒薬と湿布を召喚した。 微妙にずれているのが残念な気はするけれど」
「クゥーン」
「あらあら、責めている訳ではないのよ? ニースも正和を心配してくれている事が痛い程伝わるわ。 ありがとうね」
そう言って幸依はうなだれたニースを抱きしめた。
「私も私にしか出来ない事から解決する方法を見つけないとね。 ここで頑張らないと」
幸依が朋広達と別行動をしている理由はここにあり、幸依は自分の『食』の力から正和に効果のある『何か』が出来るのではないかと考えていたのだ。 幸依はニースが召喚したアイテム各種を収納し、大食堂の厨房に移動した。 ニースも後をついてくるようだ。 幸依は建物から直接厨房に入らずに正面入口から入る。 受付には作業中のオワタとラビニアンのサオールがいた。
「これは幸依様」
オワタが気付いて挨拶をしてくる。 サオールもその場で姿勢を正す。 シロッコが全員に事情を話してからというもの、洞口家の家族は開拓村の住人から様付けで呼ばれるようになっていた。 呼ばれた本人達は気にしなくても構わないと言ったのだが、助けられた面々の総意と押しきられ、諦めたのが現状だ。
「私達を助けて頂いたうえ、人族と亜人の神まで共に暮らす現状をつくった立役者なのですから、あなた様方も私達から見れば神のようなものです」
とはオーシンの談。 オワタは正和の為に今までにない調合法で効果のある薬が出来るか試行錯誤を繰り返し、サオールがそれを記録していたが失敗の連続らしい。 幸依とオワタが話していると入口からドワーフのダランが入ってきた。
「おお、これは幸依様」
「お疲れ様ですダランさん」
「いやいや、いつも幸依様の美味しいご馳走を頂いているせいか、調子はすこぶる良好ですわい」
「あらあら、お世辞でも嬉しいですわ」
ダランはがははと豪快に笑いながら言うが、彼の本業は鍛冶である。しかし鍛冶では正和を回復させる支援にはならないだろうと、頑丈で抵抗力も高い彼はオワタの新薬の実験台に志願してくれていた。 実験時にはキエルとルミナが万が一に備える流れだ。
「それはそうとオワタ殿、おそらくここでは珍しいと思われる毒草を見つけたので採取してきましたぞ」
そう言いながらダランはカウンターに植物の束を置く。
「私も長く調合には携わってきましたが、この植物を見るのは初めてです」
「そうでしょう。 儂のいた亜人領ではよく見かけるポピュラーなものなんですが、こっちでは見かけないので気になっていたのですよ」
「ダランさんは鍛冶だけではなく毒物にも詳しいのですか? すごいですね」
幸依は感心するがダランはそれを否定する。
「何をおっしゃいますか! 毒を必要に応じて薬にするオワタ殿の方が驚きでしたぞ。 そもそも儂らにはそんな発想はなく、ただ必要にせまられて毒を毒として使用したに過ぎませんからな」
「必要にせまられて...... ですか?」
「お恥ずかしい話ですが、どんなにいい武器をつくっても蟻には通用しなかったのですよ。 行き着いたところが武器に毒を塗ってみるか、と。 詳しくなったのもその過程ででして」
「あー......」
「薬も毒と変わりませんよ、同じものです。 体にいい効果をもたらす『毒』だから『薬』と呼んでいるだけのこと」
オワタが毒と薬の違いをダランに説明した。
「なるほど興味深い話ですな! まぁ儂の方は結果として蟻への効果は見受けられなかった訳ですが」
正に言葉通りダランは生き抜く為にこの植物の知識を獲得したのだ。 幸依は辛いことを思い出させてしまい申し訳ありませんとダランに謝罪した。
「いえいえ! 蟻とは戦わなくてよくなりましたし、正和様が回復さえしてくれれば同胞が元に戻る可能性すらありますからな! アリマ...... 様では戻す事はできないとの話でしたし、我々亜人は感謝こそすれ、謝罪されるような事は一切ありませんぞ?」
ダランの言葉にサオールも頷く。
「それでダランさん、この植物を毒として使用するには?」
オワタが質問し、幸依もその植物を見る。
(あら? この植物、どこかで......?)
「持つだけなら問題ありません。 すりつぶして粘液状にすると毒性が増すのです。 茎を傷付けると出る汁は触らない方が無難ですぞ」
ダランの説明をオワタは真剣に聴き、サオールが早速植物のイラスト入りで木板に書き込む。
「あ!」
突然あがった声にみんな何事かとそのままの姿勢でそれを発した当人を見る。
「あ、あのうひょっとしてその植物ってこれと同じだったりします?」
幸依は自分のアイテムボックスからダランが持ってきた植物と同じものを『束』で取り出す。
「おお! さすが幸依様。 すでにこの近くで群生地でも見つけておられましたか! まさしく同じものですな。 おや? なんだかお顔の色が優れないような......」
「い、いいえー、大丈夫です。 それよりこの植物、もしかじったりしたらどうなりますか?」
「ははは、幸依様も冗談を言われるのですか。 そんな事をすれば蟻だけ残して我々は全滅ですな。 やや! ますます幸依様の顔色が青く......」
幸依は顔色どころか、唇まで青くなってガタガタ震えだした。 その様子にオワタが異常に気付く。
「まさか幸依様これをお食べに!?」
「天ぷら......」
「は?」
「おお! あの天ぷらという料理はとても美味しかったですな。 数日前に頂いた野菜の天ぷら、あれは酒ともあいそうです」
「皆様身体の調子は問題なかったのですか......?」
「先程も言いましたが、むしろ活力に満ちあふれておりますぞ」
そう言って力こぶを見せるダランとは対照的に幸依は顔面蒼白だ。
「私はてっきりこれはこの世界の野菜なのかと...... まさか毒草を持ち歩いているなんて考えつきもしませんでしたので......」
「え? あ!? まさかそれはひょっとしてキエルに言われて差し出した儂の荷物...... ですか?」
そのダランの一言で何が起きたか予想が出来たオワタとサオールも凍りついた。 幸依は正和から渡されたので元々誰が持っていたかなどは分からない。 ただ、普通の日本人として過ごしてきた幸依に、普段から毒草を手荷物にして歩き回る生活を想像しておけと言うのは酷な話だろう。 正和ですら、あれが毒草であると気付いていた可能性は低いと思われる。
結論としては幸依の力で調理用食材にした段階で毒の成分が一切なくなり、食べられる食材になっていた事が判明。 そのため、この件による健康被害などは誰からも報告されることもなく、むしろダランと同じように『活力が湧く』、『頭が冴える感じがする』等の調子が良くなったという意見が多くきかれた。 幸依はとりあえず落ち着いたものの、正和が目を覚ましたら相談する事に決めたという。
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