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小心者の私が得たチート
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私は小心者です。
ゲームが好きですが、第三者と絡むシステム部分には手が出せません。一人で黙々と遊びはしますが、見知らぬ人とパーティを組んで冒険へ出よう! は不可能なので、そこでしか手に入らないアイテムは最初から諦めています。本心は混ざって遊びたいのですよ? 勇気がないのです。
さて、書籍化やインセンティブの願望とは決別できた私でしたが、今度は次の段階で大多数の方がかかると言われている病を発症させてしまいました。すなわち、『感想欲しいよ病』と『作家志望仲間欲しいよ病』です。
でもこれ、どうにかすれば何とかなる問題なんですかね? 感想に関しては先述した通り、下手をすると人間関係が断絶してしまうので過度な接触はしないようにしなければいけません。それに知人だと決して悪くは書かない(書けない?)でしょうから。
そうすると残るのはもう一つの病ですね。......友人に声をかけてみます。
「ねえねえ。小説とか書いてみたいとか思わない?」
「あ、思った事あるよ」
「本当!? 実は私最近書き始めたんだけど」
「いいねー。俺も何か考えてみようかなー」
「! 楽しみにしとくよ。書き始めたら教えてね」
......結論。まず書きません。
興味を持った程度の方では書いてくれないのです。意見交換とか出来ればモチベーションも上がるのに......
ちなみに書かない人からしてみれば、書き始めたというその行動力がすごいと思えるのだそうです。
型にとらわれず内容も度外視して趣味と割りきるなら、その気になるだけで書けるとは思うのですけど、その人の性格もありますから無理に誘う訳にはいきません。下手をするとこれも人間関係の悪化に繋がります。
じゃあ私はどうやってモチベーションを上げればいいのだろう。
そんな時の私は情報が集まる酒場とも言える『ネット掲示板』を覗きに行きます。
最初に述べた通り私は小心者なので書き込みなんてとても出来ません。
しかし見ているだけでも面白いですし、有益な情報なども入ってくるので、ちょくちょく足を運んでおりました。
私の作品が話題になるような事は全くありませんでしたが、ここの人達と意見や情報のやり取りが出来たら楽しいだろうな。
なんて憧れは抱いていました。書籍化作家さんもいますしね。
冒険者見習いのこちらとしては知識、経験が豊富な先輩冒険者さんとの交流は実りあるものになると考えていましたので大変魅力を感じていました。
しかしながら小心者の性格が災いし、きっかけを掴めぬまま月日だけが過ぎ去ってしまいます。
参加する事ができないのですから、そこに居ることすら気付いてもらえない透明人間の心の内はなんとなく理解できました。
その間ネット掲示板ではある作品が話題に上ったり、ある作者さんについて語られたりと色んなやり取りが行われていましたが、そんな中で小説の表紙が話題になっていた事があります。
そして私はこの人の絵なら大当たりと言われていた、ある漫画家さんに小説の表紙を描いて頂ける事になったのです!
気分は神様のミスでトラックに轢かれて死亡し、異世界に転生する前にチートスキルを貰えた主人公ですよ。
手に入れたスキルは、
『完全に埋もれてる作品で書籍化もしてないのに表紙はなんでこの人!?』
だったんです。
イタズラ心が実現させた奇跡だったのでした。
ゲームが好きですが、第三者と絡むシステム部分には手が出せません。一人で黙々と遊びはしますが、見知らぬ人とパーティを組んで冒険へ出よう! は不可能なので、そこでしか手に入らないアイテムは最初から諦めています。本心は混ざって遊びたいのですよ? 勇気がないのです。
さて、書籍化やインセンティブの願望とは決別できた私でしたが、今度は次の段階で大多数の方がかかると言われている病を発症させてしまいました。すなわち、『感想欲しいよ病』と『作家志望仲間欲しいよ病』です。
でもこれ、どうにかすれば何とかなる問題なんですかね? 感想に関しては先述した通り、下手をすると人間関係が断絶してしまうので過度な接触はしないようにしなければいけません。それに知人だと決して悪くは書かない(書けない?)でしょうから。
そうすると残るのはもう一つの病ですね。......友人に声をかけてみます。
「ねえねえ。小説とか書いてみたいとか思わない?」
「あ、思った事あるよ」
「本当!? 実は私最近書き始めたんだけど」
「いいねー。俺も何か考えてみようかなー」
「! 楽しみにしとくよ。書き始めたら教えてね」
......結論。まず書きません。
興味を持った程度の方では書いてくれないのです。意見交換とか出来ればモチベーションも上がるのに......
ちなみに書かない人からしてみれば、書き始めたというその行動力がすごいと思えるのだそうです。
型にとらわれず内容も度外視して趣味と割りきるなら、その気になるだけで書けるとは思うのですけど、その人の性格もありますから無理に誘う訳にはいきません。下手をするとこれも人間関係の悪化に繋がります。
じゃあ私はどうやってモチベーションを上げればいいのだろう。
そんな時の私は情報が集まる酒場とも言える『ネット掲示板』を覗きに行きます。
最初に述べた通り私は小心者なので書き込みなんてとても出来ません。
しかし見ているだけでも面白いですし、有益な情報なども入ってくるので、ちょくちょく足を運んでおりました。
私の作品が話題になるような事は全くありませんでしたが、ここの人達と意見や情報のやり取りが出来たら楽しいだろうな。
なんて憧れは抱いていました。書籍化作家さんもいますしね。
冒険者見習いのこちらとしては知識、経験が豊富な先輩冒険者さんとの交流は実りあるものになると考えていましたので大変魅力を感じていました。
しかしながら小心者の性格が災いし、きっかけを掴めぬまま月日だけが過ぎ去ってしまいます。
参加する事ができないのですから、そこに居ることすら気付いてもらえない透明人間の心の内はなんとなく理解できました。
その間ネット掲示板ではある作品が話題に上ったり、ある作者さんについて語られたりと色んなやり取りが行われていましたが、そんな中で小説の表紙が話題になっていた事があります。
そして私はこの人の絵なら大当たりと言われていた、ある漫画家さんに小説の表紙を描いて頂ける事になったのです!
気分は神様のミスでトラックに轢かれて死亡し、異世界に転生する前にチートスキルを貰えた主人公ですよ。
手に入れたスキルは、
『完全に埋もれてる作品で書籍化もしてないのに表紙はなんでこの人!?』
だったんです。
イタズラ心が実現させた奇跡だったのでした。
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