欲望のままに

姫川 林檎

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夢のつづき 5

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『んん・・・ぅんぁ・・・んぅ。』

夏希の口の中を十分に味わうと夏希は力が抜け俺にもたれかかる。とろんとして実に色っぽい。昼間は幼さが少し残る感じが今はなく、もっともっとと強請って来る小悪魔的ないやらしさがある。そんな夏希の唇をなぞりながら、

『夏希、夏希の口でしてくれる?』

夏希の手を取り俺の股間に持って行く、すると優しく撫でながら

『僕が気持ち良くしてあげる。』

笑顔で顔を股間に持って行くと口でファスナーを開け、下着の上から頬摺りしキスをする。下着をずらすと飛び出る様にして出た物は既に天を目指しって反り返っていた。

夏希は先にキスをすると根元か先に向かった舐める何度も何度も、先から出た物を吸うように口に咥えるが夏希の口では入りきれず先だけを咥え舌で舐め回した。

俺の様子を見ようと見上げた顔がエロくて

『出る!』

夏希の頭を押さえて口の中に出す。量が多いが夏希は頑張って全部飲もうとしたが入りきれず口から零れているがその顔もエロい。溢れた精液を舐めながら

『美味しい・・・。もっとちょうだい♪』

恍惚とした顔でおかわりしてくる。俺の許可を得る前に又舐め始める、今度は根元を舐めながら手で擦り細い指で先をグリグリと弄りだす。軽く噛んだり玉を舐め回したり楽しそうにしている。

俺はもう1度夏希の口に熱を放した。


「っだぁああああああ!!!」

俺はなんつう夢を見てるんだ!!
何でだ?昨夜なっちゃんの飲んでる口が小さいななんて思いながら見てたのがいけないのか!?しかし、エロかった・・・俺のを一生懸命に舐めている姿はエロ可愛い。しかも俺のを美味しそうに飲んでいたし・・・

いかん!愚息が粗相してしまう。
慌てて布団をめくるがそこにはピラミットはなかった。

「??あれ?」

キスの夢を見ただけでギンギンに起き上がっていた愚息が無反応?パジャマを覗くが何1つシミはなかった。どうゆう事だ?あれだけの夢を見たなら久し振りに夢精していてもおかしくないのに、しかも夢の中で俺は何回もイッテいるから余計だ。小さい時にトイレに行った夢を見るとおもらしをしていた俺なら確実にしていると思ったんだが・・・、粗相もしてなければ朝立ちもしていないあんな夢を見たのに?

俺は良く解らないまま朝の支度を始めた。

だが、その怪事件はその後も続いた。その後もほぼ毎晩と言ってもいいく位なっちゃんにしてもらう夢を見たが粗相する事も朝立ちする事なかった。ただ、夢の中のなっちゃんは日に日にエロくなっていった。

「秋政お兄ちゃん、大丈夫?最近疲れてない?」

「大丈夫!大丈夫!ただ、学校が始まるまで暇だからだらけているのかもしれない。」

「そう?ならいいけど・・・。」

なっちゃんに心配をかけるつもりはないけど、君のせいで大変なんですとは流石に言えない。ましてや夢の事を言われてもどうしようもないしな。

けど、来週からなっちゃんも春休みに入ると1日中一緒に居る事になるが俺は大丈夫か?



『夏希、おち○ちん好きか?』

『好き♪秋政お兄ちゃんの大きくて美味しい。もっとちょうだい♪』

『あぁ、好きなだけ飲め。だが、俺だけ気持ちいのも悪いから俺もしてやる。横に来い。』

夏希を右側にお尻が来る様に横向きにする。可愛いお尻を撫でて前に手をやるとそこは既にグチョグチョだった。

『お前は俺の舐めてるだけでこんなに濡らしていたのか。くくく。』

中にすんなりと指が入ってしまう位濡れている。指を動かすと夏希が喘ぎ始める、初めて聞く夏希の喘ぎ声それだけで俺の愚息は更にそそり起つ。指の動きに合せて喘ぎながら決して手は離さない。

『っあぁん・・・あぁ・・もっと・・・気持ちいい・・・あん。』

俺のを咥えながら腰を振りもっとっとせがんで来る。『気持ちいい』と繰り返しながら何度もイク、それでも俺のは手放さずもっと出せとばかりに吸い上げる。俺も夏希も何度も何度もイッタ。


「・・・・・・。」

俺はここを出て行った方がいいのでは?
このままでは俺はいつかなっちゃんを襲ってしまいかねない。それだけは何としても避けなければ!!

ここを出ると言っても先立つ物がない。

・・・・!
そうだ!とりあえずバイトをしよう!そうすればなっちゃんと一緒に居る時間が減る、そうすれば俺が襲う心配も減る!そうと決まればバイトを探さなければ!!

それからもやっぱりエッチな夢は続き悶々とした日々は続いた。
エッチな夢は気持ち良く夢の中で何度もイッタのに朝起きても体は反応していなかった、それどころは朝起きるとどこかスッキリしているような気がしなくもない。本当にした様な出てないのに出した様なそんな感じがする、俺の勘違い?連日そんな夢ばかり見ていてよく分からなくなっているのかも知れない。


やっとバイトが決まった。大学近くのレストランでのフロアのバイト、家事は苦手だが料理を運んで説明するなら出来る。慣れる為にもなっちゃんの身の安全の為にも出来るだけ入る様にした。なっちゃんから離れる為に入ったが皆さん優しくて気さくな人達で楽しく仕事が出来ている。

「ただいま。」

「・・・お帰りなさい。」

「?ただいま。なっちゃんどうかした?」

「別に・・・。」

「そう?」

なっちゃんが不機嫌だけど学校で何かあったのか?なっちゃんは笑顔が似合うから相談位のるんだけど、こうゆう事は無理に聞かない方がいいのか?

なっちゃんは春休みに入って益々不機嫌と言うより元気がない。どうしたんだ?はやり話を聞いた方がいいかも知れない。

「なっちゃん、今時間ある?」

「・・・何?」

「う~ん。最近元気ないけどどうかした?」

「別に。元気だけど。」

なっちゃんは俺の方を一向に向かない、なっちゃんの前に回り目を見ながらもう1度聞く。

「秋政お兄ちゃん・・・。」

「んっ?」

目を逸らし力なく俺を呼ぶと急に泣き出してしまった。

「どうした!?何があった?とりあえずソファーに行こう。」

泣いてるなっちゃんを連れてソファーに座ると泣きながら俺を見上げて聞く

「僕、秋政お兄ちゃんに嫌われる様な事した?ぅう・・急にそよそよしくなったと思ったらバイトも初めて・・っひっく・・・バイトを始めるのいいだよ・・・でも、でも・・・僕が春休みになってから1日中バイトしてるでしょ。・・・ぅうひっく。僕の事嫌いになった?うちに住むのが嫌だから・・・お金貯めて出て行こうとしてるの?」

なんて事だ。俺の行動がなっちゃんを悲しませていたとは・・・。俺は自分の事ばかりでなっちゃんがどう感じるなんて考えてなかった、そりゃ突然距離置かれたらビックリするわな情けない。

「ごめんね。なっちゃんを嫌いなんてなってないから、暇だったからバイト始めたけど始めると楽しくて、それにこんなに入れるのも学校が始まるまでだしね。だからつい多くいれたんだけど、決してなっちゃんと居るのが嫌だったとかじゃないから安心して。」

「・・・・うん。」

あんまり納得はしていないみただけど、本当の事は言えないしこれで納得して欲しいけど無理かな。わざとらしい時とかもあったし。

頭を撫でて謝ったら許してくれた。
なっちゃんの髪の毛はサラサラでずっと触っていたくなる・・・。


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