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姫川 林檎

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79 商売とは

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「確かに危険だ。」っと言いながら皆食べるのを止めない。だから食べ過ぎは良くないって!
はぁ、ここに又一人マヨラーが増えた。

マヨネーズをお代わりしようとしているのでボールを遠ざけ小瓶に残りを入れる、これをゲイルさんにお土産として渡す為に。野菜スティック少なめに切っておいて良かった、あるだけマヨネーズを請求されそう。

食べ終わったら、ゲイルさんを連れて奥の部屋で本格的に話を進める。

「ゲイルさんにお願いがあります、もし良ければこのマヨネーズを製造販売して頂けないでしょうか?」

「はぁ!?俺が売っていいのか?仲介ではなくてか?これは画期的で誰もが欲しがると思うぞ。」

「ルネはこの国に不慣れですし、商売に興味がないみたいなんですよ。ですので良ければ。」

「ルネ、本当にいいのか?」

コク

「ゲイル、つくる うる ぼく かう。おかね すこし。」

「「少し?」」

「あぁ、まけろってか。そりゃお前さんが作ったもんだからな、勿論安くするさ。じゃあいいんだな?」

コク

「ゲイル、やくそく うる から 1ねん つくりかた みんなに おしえる。」

「「はぁ!?何で!?」

「みんなに たべて ほしい。」

「けど、そしたら売れなくなるぞ?」

「大丈夫。つくるの たいへん じかん いる。だから かう。だから ぼく ゲイルに おねがい する。」

「「確かに。」」

「もう1つ、いつも おなじ あじ。きのうと きょう おなじ。あしたと きのう おなじ。まいにち あじ ちがう だめ。りょうり つくる ひと あじ ちがう こまる。おかね、しんらい あんしん かう。おなじ あじ だいじ。」

「成程ねぇ・・・。信頼と安心を買うねぇ、確かにその通りだ。約束しよう、毎日同じ味になる様に作る!まぁ俺が作るわけじゃねぇけど。そうなると味の違いが判る奴を探さないとなぁ・・・。」

「ゲイルさんお願い出来ますか?」

「あぁ、任せとけ!」

良かった!
これでマヨネーズはどうにかなりそうだ♪時間は掛かるだろうけどね。

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