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208 願いは

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人が作った美味しいハンバーグを堪能して幸せなまま部屋でまったりしているとセバスチャンと料理長さんが来た。どうしたんだろう?

「どうしたっと普段なら聞く所だがお前達が用があるのはルネだろう?」

「お休みの所申し訳御座いません。左様で、この者がルネ様にお願いがあって参りました。」

「願いは聞かなくても判る。お前達もルネの食事をし又会えたのなら願う事は1つだろう・・・。」

「はい!他の料理も教えて頂きたく参りました!ルネ様、どうか私共の料理を教えて頂けないでしょうか?」

「ルネ、どうする?お前の好きにすればいい。」

えっと、早くて聞き取り難かったけど多分料理を教えて欲しいって事かな?違う?‟料理”と‟教えて”は何とか聞き取れたけど、合ってる?

「僕、料理 教える?」

「はい。お願い出来ますか・・・。」

おっ!合ってた良かった。

「いいです。僕教えるする。」

「「有難う御座います!!」」

ビックリした・・・。
料理長さんは判るけどがあんなに喜ぶとは思わなかった・・・。

俺は明日の朝から食事の準備を手伝う事にしたが、さて何を作ろうかな?
出来れば砦では作れない物を作りたい肉で!!

けど、醤油がないからなぁ。
とりあえず、朝は時間が無いからトルティージャでも作ろうかな?あれなら野菜も沢山食べれるし結構ボリュームあるからアル達も喜んでくれるはず!夜はお肉が食べたいからここでも作れる物を考えなきゃ!



醤油と米はやっぱり日本人としては欲しいなぁ・・・。



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