むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス

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13話 透子さんと勉強どころではない

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「み、見ちゃだめっ!!」

 透子は顔を真っ赤にしてベッドの下を慌てて隠した。
「ち、違うの! あれは……ただの……マッサージ器っ!」

「マッサージ器……?」
 あまりに苦しい言い訳に、俺は目を瞬かせる。

「そ、そう! マッサージ器! だから変な誤解しないで!」

 透子は声を裏返して必死に否定する。
俺はその必死さに胸が痛くなり、慌てて両手を振った。

「べ、別に俺、誰にも言わないから! 秘密はちゃんと守る!」

「…………」

 だが、透子は真っ赤な顔のまま、唇を震わせて俺を睨む。
「弱みを握って……それで、私にあれこれするつもりなんでしょ」

「な、なに言って……そんなこと――」

「もういい! 出てって!」

 鋭い声。
俺はしゅんと肩を落とし、素直に部屋を出た。

(……やっちまった……完全に怒らせた……)

 廊下で立ち尽くしながら、申し訳なさに胃が痛む。
せっかく勉強を教えるはずだったのに、なんでこうなるんだ。

 しばらくして、部屋の扉が少しだけ開いた。
透子の声が、小さく聞こえる。

「……入って、いいよ」

 恐る恐る中に足を踏み入れると――。

「おかえりなさい、健斗くん」

扉を開けた先に立っていた透子は、猫耳をつけた可愛らしいコスプレ姿だった。
 胸元は大きく開いて谷間が強調され、きゅっと引き締まったお腹のラインがくっきり見える。
 下半身は黒い布地にピンクの肉球模様があしらわれていて、丸みを帯びたヒップの形がいやでも目に飛び込んできた。

 普段は清楚で真面目な彼女が、こんな大胆な格好をしている――そのギャップに、俺はただ立ち尽くすしかなかった。

 透子は顔を真っ赤にして、うつむきながら小さな声で言った。

「……こ、これで許して……」

 ぼそぼそとした言葉に、胸が大きく高鳴る。
 思わず口をついて出た。

「……か、かわいい」

 その一言に、透子の肩がびくんと揺れる。
 彼女は必死に表情を保とうとしたが、頬の赤みが増していくのは隠しきれなかった。
 心の中では、まるで小さな花火が打ち上がったように――大喜びしているのが見て取れる。

(やった……健斗くんに“かわいい”って言われた……!)

 けれど、彼女はそれを態度に出すまいと、必死に唇を引き結んでいた。

「……さっきは、怒鳴ってごめん」
 猫耳を揺らしながら、透子が小さな声でつぶやく。
「わ、わたし……恥ずかしくてパニックになっちゃって……」

「いや、全然気にしてないよ」
 俺は肩をすくめ、そしてつい口が滑った。
「……あの、その……写真撮ってもいい?」

「っ――!?」
 透子の耳まで真っ赤になった。

「か、かわいいから! ただそれだけで!」
「そ、そんなの……だめに決まってるでしょ!」

 透子があわてて両手で顔を隠す。
 その仕草が余計に可愛くて、つい笑ってしまった。

「ふふっ……そんなこと言うなら……」
 次の瞬間、透子が飛びかかってきて、俺のスマホを奪おうとする。
「にゃーっ、猫パンチ!」
「わ、ちょっ、やめっ……!」

 じゃれ合ううちに、ふたりはベッドの上に倒れ込んでしまった。
 猫耳を揺らす透子が上に覆いかぶさる形になり、彼女の瞳が至近距離で輝いている。

「……にゃー、なんて。かわいかった?」
「……あ、ああ……めっちゃかわいかった」

 お互いに真っ赤になりながらも、笑いがこぼれる。
 透子はそっと猫耳を押さえ、照れ隠しのように呟いた。

「……じゃあ、今日は特別に許してあげる。健斗くんが“かわいい”って言ってくれたから」

 その言葉に、胸の鼓動が一段と速くなる。
 ふざけ合っていただけなのに、まるで告白めいた響きが残ってしまった。

「……ほんとに撮るの?」
 透子は頬を赤らめながらも、猫耳を揺らして立ち上がった。

「いや、その……かわいいから、記念に」
「……もぅ……仕方ないんだから」

 透子は小さくため息をつき、机の前に立つ。
 俺がスマホを構えると、彼女はぎこちなくピースをしてみせた。

「こ、こんな感じでいい……?」
「……ああ、すごくいい」

 シャッター音が響くたびに、透子の顔はますます赤くなっていく。

「じゃ、じゃあ次は……にゃん、って言えばいいんでしょ?」
 両手を猫の手みたいに曲げ、頬の横で「にゃん」とポーズ。
 それはまさにぶりっ子そのもので、俺の心臓は爆発寸前だった。

「……か、かわいすぎる……!」
「な、なにそれ! ばか……!」

 照れながらも、透子はカーテンの前に移動して、次は腰に手を当てた。
 少し身をひねると、くびれたお腹とヒップラインが強調される。

「……こういうの、男の子って好きなんでしょ?」
「っ……!」
 思わず息を呑む俺を見て、透子は口元を小さく緩めた。

 さらに、椅子に腰掛けて脚を組む。スカートの裾が揺れ、太ももが大胆に露わになる。
「……こ、これ以上はだめだからね。R18になっちゃうから」
 わざと小声で釘を刺しつつも、目は楽しそうに輝いていた。

 俺はもう夢中でシャッターを切っていた。

「……あ、あの……あとで、ちゃんと消してよね。健斗くんだけの秘密なんだから」

 そう言いながら、猫耳をぴょこんと揺らす透子。
 頬は真っ赤なのに、その笑顔はどこか誇らしげで――。

(……やっぱり、透子はかわいい……!)

 俺は胸の奥が熱くなるのを感じながら、またシャッターを切った。

――撮影会が終わったあと、透子は猫耳を外して深呼吸した。
「……ほんとに、もう二度とやらないからね」
 強がるように言いながらも、頬はまだ赤いままだ。

「……でも」
 小さく呟く。
「この写真……絶対に他の子には見せないで。健斗くんだけの、秘密だから」

 俺は真剣にうなずいた。
「もちろん。大事にするよ」

 透子はほっとしたように微笑む。


 その笑顔を見て、胸の奥がじんわりと熱くなる。

 ――こうして俺と白石透子は、ただのクラスメイトから、“秘密を共有する相手”へと少しだけ関係を変えたのだった。

と、そのとき――。

「透子ー? ただいまー」

 玄関から聞こえてきた女性の声。
 透子が飛び上がった。

「お、お母さん!? か、帰ってくるの早すぎっ……!」

 机の上に置かれた猫耳、スマホに残る写真、そしてまだ猫耳衣装のままの透子。
 俺と透子は同時に顔を見合わせ、青ざめた。

「は、早く出て! 健斗くんっ!」
「えええっ!?」

 慌ててカバンを抱えて部屋を飛び出す俺。
 背後で透子が必死に「ちょっと待ってて! 着替えるから!」と叫んでいるのが聞こえた。

 ――こうして俺と透子の“秘密の撮影会”は、あっけなく幕を閉じたのだった。

 白石透子は、コスプレの世界に足を踏み入れてしまったのは本人だけの秘密である。
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