むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス

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12話 メイドへ報告、透子さんと勉強

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屋敷に戻ると、沙耶香さんがちょうど廊下で待っていた。
「おかえりなさいませ、坊ちゃま。校外学習はいかがでしたか?」
「……ふつう、かな」
「ふつう、ですか?」

 じっと見つめられ、思わず目を逸らす。
(……まさか、バスとか博物館でのあれこれは話せない……!)

「まあ、展示とか……橘と同じ班だったけど、普通に過ごしたよ」
「ふぅん……」

 にこやかな笑みを浮かべながら、沙耶香さんは俺の顔をじっと覗き込んでくる。
「……正直にお話なさったほうがよろしいのでは?」

「っ……!」

 観念して、俺はごにょごにょと博物館でのドタバタやアイスの件を打ち明けた。
沙耶香さんは最後まで聞くと、くすっと微笑む。

「……なるほど。誘惑だらけでしたのに、よくご辛抱なさいましたね。さすが坊ちゃまです」
「べ、別に……!」

 褒められて戸惑うけれど、胸の奥がほんの少し誇らしくなっている自分に気づいて、余計に赤面してしまう。

「……ただ、また夢精してしまいませんか? でしたら、私が一肌脱ぎますよ」

「えっ……!?」

「いえいえ、本当に脱ぐわけではありません。慣用句です、慣用句。……あら? 残念そうなお顔をして?」

「し、してない!」

 沙耶香さんは肩を揺らして楽しそうに笑った。

「そういえばお部屋の掃除もしましたが……坊ちゃまはなかなか多趣味でいらっしゃいますね」
「なっ……何か見た!?」
「安心してください、きちんと元の場所に戻しておきましたから」

 そう言うと、彼女は懐から袋を取り出した。
「私からもプレゼントを。ほら、メイドや家政婦が登場する……えっちな漫画です」
「いらないってば!!」

 慌てて押し返す俺を見て、沙耶香さんは「ふふっ」と悪戯っぽく笑う。

(……やっぱりこの人、からかってるときが一番楽しそうだ……)


数日後の学校

昼休み。教室のざわめきの中、俺は机に突っ伏して一息ついていた。
 すると、控えめな声が耳に届く。

「……健斗くん。ちょっといい?」

 顔を上げると、そこに立っていたのは白石透子だった。
 清楚な黒髪に真面目な雰囲気。クラスの男子からも女子からも信頼が厚い、まさに“委員長”タイプだ。

「な、なに?」
「えっと……この前のこと、ちゃんと話しておかないといけないと思って」

(や、やっぱりあの“パンツ事件”のことか!?)

 胸がどきりと跳ねる。透子は真剣な眼差しで俺を見つめていた。
 その瞳に射抜かれるような感覚に、喉が渇く。

 彼女が口を開こうとした、その瞬間――。

 ビュウッと窓から強い風が吹き込んだ。
 透子のスカートがふわりと舞い上がり、白い布地がちらりと俺の視界に飛び込む。

「きゃあっ!」
「っ……!」

 透子は慌てて両手でスカートを押さえるが、俺の頭にはすでに映像が焼き付いてしまっていた。
 清楚で真面目な彼女のイメージと、無防備に晒された色が頭の中でぐるぐる回る。

(やばい……! 今の見えたの、絶対バレてる……!)

 俺が顔を真っ赤にして固まっていると、透子も同じように赤面して俯いてしまった。
 しばし気まずい沈黙。だが、透子が口を開いたとき、その言葉は俺の予想とまったく違うものだった。

「……あ、あのっ。もしよかったら、勉強……教えてくれないかな」

「えっ?」
「数学とか、ちょっと苦手で……放課後、少し一緒に」

 さっきまで「責任を取って」なんて真剣な空気だったのに、一転して“勉強”という言葉にすり替えられてしまった。
 でも、その頬の赤さと視線の泳ぎ方から、さっきの出来事が彼女の頭から離れていないのは明らかだった。

「い、いいけど……」
「そ、そう? よかった……じゃあ、放課後、図書室で」

 透子は安堵の笑みを浮かべて席に戻っていった。
 俺は机に突っ伏しながら、さっきのスカートの映像を必死に振り払おうとする。

(くそっ……紳士的に、紳士的に……! 俺は勉強を教えるだけだ……!)

 自分に言い聞かせながらも、放課後の勉強時間が妙に落ち着かないものになりそうな予感がしていた。


放課後。俺は約束通り、図書室へ向かっていた。
 が、入り口で透子が待っていて、首を横に振った。

「ここじゃだめ」
「え? なんで?」
「図書館は静かにしないといけないから……質問とかできないでしょ」

 言われてみればその通りだ。
 俺が「じゃあ教室で――」と提案するより早く、透子がさらりと口にする。

「……うちに来る?」
「っ……は?」

 あまりにも自然に言われて、俺は一瞬耳を疑った。
 だけど透子は頬をわずかに赤らめつつも、清楚な笑顔のまま。

「家なら周りを気にせず声出せるし、ノートも広げやすいし。……だめ?」
「い、いや……別に、だめじゃないけど……!」

 結局、流れに押されるまま、俺は透子の家へ向かうことになった。

白石家は住宅街の一角にある落ち着いた二階建ての家だった。

「どうぞ、上がって」

 靴を揃えるとき、ふと横を見れば透子が屈んでいる。
 スカートの裾がひらりと揺れ、太もものラインが目に入り、心臓が跳ねた。

(や、やばい……俺、今から何しに来たんだっけ……? あ、勉強だ、勉強……!)

 案内されたのは、二階の彼女の部屋。
 整頓された机と本棚、清潔なベッド。女子の部屋らしい香りがふわりと漂い、俺はなんとなく落ち着かない。

「ここなら静かだし、誰も来ないし……勉強に集中できるでしょ」
「ま、まあな……」

机にノートを広げて、透子は真剣な表情でペンを握っていた。
「……ここの因数分解、いまいちわからなくて」
「いいよ。まずここを展開して……ほら、符号に気をつけろ」
「うん……えっと、こう?」
「そうそう。合ってる」

 勉強を教えるのは悪くない。透子は真面目に聞くし、飲み込みも早い。
 けれど――。

「……あついな」

 透子が小さく呟き、制服の第二ボタンを外した。
 ちらりと覗いた鎖骨と、薄い布越しの膨らみに俺は思わず息を呑む。

(お、おい……授業中みたいに真面目な顔で、それは反則だろ……)

 さらに透子は髪を解いてから、さらりと後ろで束ね、ポニーテールにしてみせる。
 首筋が白く細く、視線を逸らせない。

「……これでちょっと涼しいかも」
「そ、そうだな……」

 そして彼女は、ノートに書いた式を見せながら、自然に俺へ体を寄せてくる。
 肩が触れるか触れないかの距離。真剣な顔で「ここで合ってる?」と聞く透子。
 でも、その近さと香りに、心臓は爆発寸前だった。

(これ……絶対わざとやってるよな……!)

 落ち着こうと、俺は椅子を少し後ろにずらし、ベッドに手をついた。
 すると――。

「ん?」

 指先に固い感触。何気なくベッドの下を覗いた俺は、凍りついた。
 そこにあったのは、艶やかな色合いの下着の束と、男が目にすることは滅多にない、妙な形をした見慣れない器具だった。

「――っ!?」

 脳裏が真っ白になる。
 俺の視線を追った透子も、一瞬で真っ赤になり、ノートを閉じて叫んだ。

「み、見ちゃだめっ!!」

 あんなに落ち着いて誘惑していた彼女が、今では目を潤ませて震えている。
 清楚で優等生な彼女の“秘密”。
 その落差に、俺は言葉を失った。
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