むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス

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11話 校外学習③

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博物館の見学を終えて、再びバスに乗り込む。
 さっきまでのざわざわした空気は薄れ、生徒たちは少し疲れた様子で各々の席に腰を下ろしていた。
 窓の外には夕暮れの光が射し込み、車内をオレンジ色に染めていく。

 俺も空いていた席に座る。すると当然のように、隣に橘が腰を下ろした。
 何も言わずに、すっと体を寄せてくる。

「ん~……今日、結構歩いたね。ちょっと疲れたかも」
「……まあ、展示品、多かったからな」
「だから……肩、貸してよ」

 そう言うと橘はためらいもなく俺の肩に頭を預けた。
 制服越しに伝わる重みとぬくもり。髪からふわっと甘い香りが漂い、心臓が一気に跳ねる。

(ちょ、ちょっと待て……こんな近いの、落ち着かない……!)

 バスは静かに走り出す。車内のざわめきが少しずつ小さくなり、妙に二人だけの空間みたいに感じられた。

 ふと、橘の手が俺の手に触れた。
 指先がすべるように絡まってきて、あっという間に恋人つなぎの形になった。

「……っ!」
「ふふ、びっくりしすぎ。……やっぱ嫌?」
「い、嫌じゃないけど……!」

 俺が慌てて答えると、橘は得意げににやりと笑った。
 その表情は小悪魔みたいなのに、どこか嬉しそうでもある。

「ねえ……今日さ。アンタ、ずーっとアタシのこと見てたよね」
「なっ……! ち、違う!」
「ふ~ん? じゃあ聞くけどさ、どこの部分が一番好きだった?」

 耳元で囁くように言われ、俺は息を飲んだ。
 彼女の瞳は夕陽を受けて金色に輝いている。からかっているようで、その奥に熱が宿っているのが分かる。

「そ、それは……!」
「言わなくてもいーけど。……でもね、アタシ、アンタに見られてるの、全部わかってたんだよ」

 小悪魔的に笑いながらも、その声は少しだけ柔らかかった。
 俺の心臓が、ドクンと大きな音を立てる。

「……もしかして、今日一日、アタシに惚れちゃった?」
「なっ……! そ、そんな……!」
「ふふっ。慌て方が分かりやすいんだよね、アンタ」

 橘はさらに体を預けてきて、俺の肩に頬をすり寄せた。
 その仕草は甘えた子どものようで、でもやっぱり小悪魔の挑発でもあった。

 繋いだ手の指先に、彼女がわずかに力を込めてくる。
 鼓動が速まるたびに、彼女がその反応を楽しんでいるのが伝わってきた。

「……アンタさ。紳士的って言葉、今日何回も言われてたけど……アタシにはちょっと違うんだよね」
「ち、違うって……どういう意味だよ」
「うーん……アタシから見たアンタはね。紳士的“スケベ”」

「な、なにそれっ!」
「だって、ちゃんと優しいけど……結局アタシのこと、いやらしく見てたでしょ?」
「そ、それはっ……!」

 否定できずに真っ赤になる俺を見て、橘は声を立てずに笑った。
 夕陽に照らされた横顔は、普段よりもずっと大人びて見えた。

「……でもね、そういうとこ、嫌いじゃないよ」

 ぽつりと落ちた言葉に、俺は息を呑んだ。
 それはからかいの延長線上にあるようで――でもほんの少し、告白めいても聞こえた。

すると橘は、わざとらしく小さくあくびをして、俺の耳元で囁いた。

「ねえ……アタシが寝てる間さ、アンタの好きなとこ……触ってもいいよ。もちろん服の上からじゃなくて、中に手を突っ込んでね。アタシ、寝てるから気づかないし」

 そう言って、ゆっくり目を閉じる。
 でも呼吸のリズムがどこか不自然で、狸寝入りだとすぐにわかった。

(な、なに言ってんだよ……! 冗談に決まってる……!)

 それでも、目の前にいる彼女の姿はあまりに誘惑的だった。
 ボタンを二つ外した制服の胸元からは、ピンク色のブラと谷間がのぞき、スカートの裾は座席の形に沿って少しめくれ上がっている。
 細い太ももから、下着のラインがはっきり見えてしまっていた。

(……や、やばい……これは……!)

 理性がぐらりと揺らぐ。
 俺の手は思わず橘の胸元へ伸びかけ、ボタンに指先がかかった。
 もう一つ外せば、彼女の奥まで――。

 そのとき。

(――紳士的に、ですからね)

 今朝の沙耶香さんの言葉が、脳裏に蘇った。
 息を呑み、俺は慌てて手を引っ込める。

(……だめだ……俺はそんなことしちゃ……!)

 必死に自分を抑え、視線を落とすと――スカートがめくれたままの橘が目に飛び込んできた。
 薄い布地の奥があまりにも無防備に見えて、顔が一気に熱くなる。

 俺はそっと彼女のスカートの裾を引き下ろし、見えないように直した。

(……俺は……これでいいんだ……)

 そう自分に言い聞かせながら息を吐く。

 一方の橘は、薄目を開けていた。
 主人公が胸に手を伸ばさなかったことに気づき、内心で小さく唇を尖らせる。

(……ふーん。胸には興味ないってわけ? でも、スカート直してくれたし……下のほうを気にしてたんだ)

 勘違いしながらも、橘は心の中でにやりと笑う。

(……じゃあ今度からは、太ももとか見せて、もっとドキドキさせてあげよっかな)

 彼女の頭の中で、新しい“攻め方”の計画が組み立てられていた。
 主人公がまだ必死に平静を装っていることも知らずに。
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